それぞれの役目

2008年12月27日(土) ブログ
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外出する日でない限り、朝食の後、コーヒー(この場合はインスタントです)を飲みながら新聞に目を通すのが楽しみです。
土曜日は落合恵子さんのコラムがあり、今日は[とにもかくにも]という題でこの年末に仕事を奪われ、住むとこさえ案じなければならない人達を憂えみつつ、いつものように権力を持つ人の側に異議を感じつつ、とにもかくにも挨拶としては(よいお年を)と書いておられました。
いつも弱い立場の側に立って論じられる落合さんを尊敬していて、何年か前、思いがけず直接お会いできた時には そのあまりのオーラに、イギリス民話の[ハンス馬鹿]の、お姫様の前にたった若者達のようになーんにも気の利いた事が言えず、情けなかったことをいつも思い出します。
とにかく、あっという間に閉塞感に覆われた世の中になってしまいましたが、一人一人が 自分のできる[自分の役目]をしていくしか仕方がないように思います。
落合さんは言葉やペンの力で。
午後のテレビで放映されていたターシャ・チューダーさんは庭仕事や日々の暮らしを丁寧に丁寧にしていく事で多くの人に生きる指針を与えたんだなあ…と。
私事で恐縮ですが、私もかつての教員時代、組合の総会等で「団結がんばろー!」の怒声の中で
(私のアプローチの仕方はこれじゃないな)
と感じ、今に至っています。
自分の選んだ仕事をとにもかくにも丁寧に取り組んでいくこと…。
ところで、写真に写っているもの、なんだかわかりますか?
片付け終わった[パン・デピス]まがいのクッキー、後どうしよう?と思っていたのですが、掃除が一段落して、いつもの窓辺の椅子に座って ふと見るとこんな風に枝に…。
いつも来る鳥さんにあげよう、というわけです。
春からこの窓ガラスに(こん!こん!)とひたすら我が身をぶつける鳥さんの事は何度かブログでも紹介しましたが、寒くなった今でもやってくるのです。
どういうわけか[その場飛び?]には飽きてしまったみたいですが…。
クッキー、食べてね。