バンサンさんのデッサン
今日、名古屋へ帰っていくY子を誘って、3人で 姫路市立美術館で開催されている[ベルギー絵本作家展]に行ってきました。
主催者側にすれば
(もっと来てもらわねば)
て思われるところでしょうが、私達にとっては(夏の穴場)みたいな、美しい、広い会場に少なめの人々が思い思いに、小さな原画に向かう、その静けさが幸せでした。
メインはやはり[アーネストとセレスティーヌ]や[アンジュール]で有名な、ガブリエル・バンサンさん。
美術学校時代に首席だったというデッサンをその後もずっと続けていたというバンサンさんの、登場人物の心情を表した素描の線を間近に観ることができました。
絶筆の[バイオリン]も色のない、素描だけの作品。
日本の出版社の依頼で描かれたそう。
他にも大好きな[わたしはだいじなたからもの]のデュボアさんの原画や、沢山の原画を静かに一つずつ観ることができ、入り口横のカフェで ゆっくり喫んだコーヒー。
しばし、学生時代に戻れた3日間の思い出を残して 新幹線でY子は帰っていきました。