図工の時間
(たぶん、地域によって 違うんだろうな?)とは思うものの…。
でも、中学校での美術の時間数があの頃でも減らされてた…
その傾向がどんどん小学校にも影を落としてきた…
締め付けや管理が強くなり、先生方の余裕や自由な裁量がどんどん減っていく…
変質者の増加で、登下校も一斉に…。
いろいろ、いろいろの理由で、私が勤めていた頃とはずいぶん違う図工教材の話に、今日、愕然としました。
きっかけは〇〇さんの、久しぶりの彫刻刀使用です。
彼女達の子ども達が持ち帰る図工科の作品とは、たいがいセット教材だそうです。
子ども達に(上手い、下手)の概念を植え付けず、自分の発想や工夫を大切にしてほしい。
自信を持ってほしい。
他人の工夫を解って認められる人になってほしい。
集中力をつけてほしい…
そんな理由を掲げて(教科書はあくまで参考)セット教材には頼らず、子どもが飛び付いてきて、夢中になってくれる題材を、と必死になっていたあの頃…。
他府県の先進校の研究授業に参加しては
(私は何をやってたんだ?)
と、頬っぺたをたたかれたような思いがしたあの頃…。
土粘土の後片付け、掃除は大変だったけど
(さすがの私もその日だけはジーパンにエプロン、という服装だったな)
「好きなだけ使ってもいいよ」
と用意した土粘土をこねて、子供達が作っていった大きなお腹の鬼や、でこぼこ背中の伸び上がった竜は迫力プラスユーモアがあったな。
いろんな木材をいっぱい段ボール箱に用意。「お店を作ろうね」
の言葉に輝く子供達の目を見るのはとても楽しかったな。
各家庭から集まって、図工室中いっぱいになった卵パックで共同制作した恐竜の最終処分。
少しずつはずして大事そうに持って帰る子供の姿に(お母さん、困るだろうな)と苦笑いしたっけ…。
時代は変わっても、東急ハンズの「手で考えよう」というキャッチコピーは不変だと思うんですがね。
そういえば、[ハンズ大賞]が休止されてから長くなります。