布のコンセプト

2011年11月7日(月) ブログ
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昨日のうちに、Yu’s Palette4の利用例を示す紙製のバッグや何やら、いろいろ仕上げて段ボール箱に詰め、送る用意をしましたが、それに同封して、私には 今回のパネル柄の(コンセプト)を書く仕事がありました。

今回の布のテーマはズバリ[本][絵本]です。

美しい絵や楽しい絵、平易で印象的な文章を持つ絵本は、それ自体が優れた芸術であり、優れた教育書であったりしますが、もう1つの側面は子どもにとって[本]への(入り口)ということです。

子育ても、大人の生活も混迷を増す現代…。

それでも尚、子ども時代にいろいろな本を読む事は、心の糧(それもかなり大きな)になるのでは?という持論は変わりません。

私自身、さほど人並み外れた読書量でも何でもありませんでしたが、それでも小さな家に、大きな本棚があり、父の本、母の本、兄の本が並んでいるのを眺めて育ち、自分に買ってもらった本も含めて、好きな本は何度も何度も繰り返し読んでは楽しみ、母がしてくれる[滑稽ばなし]や[歴史もの]を何度も何度もリクエストしたことを思い出します。
思い出す、というより、ずっと一緒に暮らしているような感じです。

子どもの時に心に刻まれた事は、物忘れ激しい歳になっても決して忘れません。

今も、
「宮澤賢治が卒論だった」
というIさんが貸してくれた伊勢英子さん著の[ふたりのゴッホ]を読み始めながら、賢治のところに来ると、子供の時の感覚が甦ってきます。
未知の事を知る感動と懐かしさ…自分のルーツをたどるような…
そんな幸せも、1つの幸せです。

話は飛びますが、同じく読書の大切さを体得していたマイケルが、青少年のために行っていたチャリティーの一端。
知っている人は少ないと思いますので ここに記させて下さいね。

(MJ全記録より)
2001、3/25マイケル、ニュージャージー州ニューアークの劇場で、若い人たちに書籍を手渡し、読み書きが出来るよう懸命に訴えかけた。
このイベントは マイケルの新しいチャリティー[ヒール・ザ・キッズ]の一環として[マイケル・ジャクソン・ブック・クラブ]を始める宣伝の一環として行われた。
子供時代に読書の癖をつけ、かつてのように親が子供たちにベッドタイム・ストーリーを読むよう勧める目的

プロセス撮り終了後、藤井さんがいれてきて下さったコーヒーを囲みながら、カメラマンさん達と、作品に登場するマイケルの話題でちょっと盛り上がったものの…
東京在住でキャプテンEOも気軽に観に行ける皆さんに…まさかむきになってこういうマイケルの側面を力説するわけにもいかず…ちょっと残念でした(>_<)