よよちゃん

2012年2月13日(月) ブログ
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本当はホイットニー・ヒューストンのことを書きたいけど…又にします。

今日は〈よよちゃん〉のことですものね。

昔むかし。
勤めていた頃。
ゴールデンウィークには信州へ。
夏休みには 東京へ。
二人で出かけるのが楽しみでした。

ある夏のこと。
渋谷にある代々木公園内でフリーマーケットが開かれている、というので、散歩がてら出かけてみました。

今のように、どこそこで頻繁にフリーマーケットが開かれる時代とは違い、珍しかったのです。
かなり広い範囲にいろいろなものが広げられ、何を買うともなしにぶらぶら見て歩いていました。

ある場所を通りすぎた時、目の端に何か(!)と感じ、連れ合いの顔を見ると、連れ合いも同じ顔。
数歩戻って確かめると、何やら可愛い顔がこっちを見ているのです。
よく見ると、それはちょっと薄汚れた〈抱き人形〉でした。
売っていた人はどんな人だったか、忘れてしまいましたが、その人のおうちではもう要らなくなったのでしょうか?
色の褪せたシャツを着ていました。
髪の毛の毛糸もところどころ抜けているけど…。
とにかく(可愛い!)
愛くるしい顔が、どうも立ち去ることを許さず…。

お人形なんて全然買う気もなかったし、持って帰るには大きすぎるように思いましたが、連れて帰ることに…。

代々木公園にいたから〈よよちゃん〉

かなりきちゃない顔、手足を洗うためにお風呂へ入れたかったのですが、このお人形、そうはいかないのです。
そうです。
首から下の、手首足首以外はぬいぐるみになっていて木屑と綿が入っている優れものなのです。
特に、お尻の部分が平坦に大きめにとってあり、抱きごこちが本当の赤ちゃんに似させてあるし、どこにでも上手に座ります。

持ち主の、たぶん女の子、大きくなったからとはいえ、よく手放したなあ。
今頃、後悔してられるのでは?

それからは、まだ元気だった母にシャツやワンピを縫ってもらったり、私がセーターを編んだり、可愛がっていたのですが、お店を始めるようになると忙しくてほったらかし(>_<)
特に〈ゆうちゃん〉を作ってからは、どんどん服や靴や小物を作ってもらう〈ゆうちゃん〉に比べ〈よよちゃん〉は着たきりスズメ…。

ブログのために、急におめかしさせられても〈よよちゃん〉は本当は怒っているかもしれません。

でも、よよちゃんのおかげでいくつのキットができたかな?