としょかんバス
いきなり…反省します!
美しい色彩、可愛いデフォルメの、外国の絵本が大好きな私。
つい、現代の日本の作家の本はスルーしたりしてしまいます。
「ほら」
と、いつものようにさりげなく、連れ合いが手渡してくれた絵本も、なんだか主人公の顔がもっさり…。
でも、題を見ると[大草原のとしょかんバス]
あらら、私が想像の中で憧れ、キルトにしたり[バッグ]にしたりのテーマにぴったり!
へええ、とページをめくっていくと、なかなか楽しくて!
北海道の広々とした大地を走る、おっちゃんが運転する図書館バス。
途中で拾われた〈ぼく〉とおっちゃんはいろいろな所へ本を読ませに行きます。
さて、この〈ぼく〉
表紙を見た時からピーン!ときて、
「座敷わらしなんじゃない?」
って言った私。
座敷わらしではなかったけど、実は…。
とっても面白く、温かい良い本でしたよ。
岸田純一作 梅田俊作、絵