昭和の子?

2012年12月9日(日) ブログ
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この間、ゲットした本、もう一冊あります。

マイケルのお母さん、キャサリン・ジャクソンが1990年に出版したジャクソン・ファミリー・ストーリー[MOTHER]です。
西寺さんの本にも、他のファン・ブログにもエピソードがよく引用してあるし、日本語版だし、読みたいなあ、と前々から思っていましたが、とうの昔に絶版になっていて…。

アマゾンの(出品者から)買うのもカード払いだとリスクも??と、半ば諦めていましたが、例のJJさんのブログで紹介されているのを辿っていくと…。

(そっか!)アマゾンの出品者といえども、ちゃんとした本屋さん、それも心理学専門の古本屋さんにもあるのです。
他の古本を扱う店もありましたが、私はこの「心理学専門書の…」というところに惹かれ、[たむら書房]さんから購入。

そんな訳で私は生まれて始めてコンビニの機械から送金したというわけです。

さて、毎日数ページずつですからまだ途中ですが、本当に興味津々です。

今まで一応知っていたことでもお母さんの口から聞くと(文を読んでるだけですが(^^;)とてもリアリティーがあって。

つくづく、子どもの時って(貧乏でものがない)方がいいなあ、なんて思います。

小さな家に沢山の家族。
食べさせようと、必死に働く父親と、一人一人にたっぷりの愛情を伝えながら、工夫しまくりで家事や育児をこなしていく母さん。

アメリカも日本も、あの頃は皆おんなしなんだなあ。
カラーテレビが初めて来た時のことなんか、まるで私の思い出とおんなしです。
マイケルは日本流に言えばまさしく[昭和の子]です。

私達世代はなんというか〈貧乏性〉というのでしょうか?
なんにもしないでぼーーっとすることに不慣れです。
罪なことのように感じてしまったり。

もちろん、同世代でもとても裕福なおうちで育った友人とかはのんびりしていますが…(^^;。

今日読んだところも、
「テレビの前でのんびりしているラトーヤ(姉です)、ジャネット(妹です)、そして私に対して、マイケルが説教をしたあの晩のことは決して忘れられません。
『大事な時間を無駄に過ごしてるっていうことがどうしてわからないんだい!』
とあの子は怒りました。

『立ち上がって、何かしなよ。曲を書くとか、何かできることがわかっているのにただ座っているなんて、ぼくなら罪悪感にさいなまれちゃうよ!』」

まあ、もちろんマイケルはお母さんにではなく姉妹たちに言ったのでしょうが…。

それにしても、この本、後ろの記述を見てびっくりです。
アメリカで出版されたものの日本語訳版ではないのです。

もともとフジテレビのプロデューサーの高杉敬治という人が企画した日本の本なのです。

そうです。
彼の生きていた間、アメリカ国内では、彼の本当の姿を描いたような本は全く出版されず…今になって雨後の筍みたいにいろいろ出版されています。