佐野洋子さん
佐野さんの、癌がわかってからのエッセイ[役にたたない日々]は以前に楽しませてもらったものの…。
続編の[死ぬ気まんまん]はなんだか読むのが辛くて…。
以前に購入済みだし、連れ合いは読んでしまっていたのですが、私は置いていました。
昔懐かしい[ああ無情]も読み返し終わったし、
(読んでみよかな?)
と手にとりました。
さすが、佐野さん!
今のところ、爆笑続きです。
帯に
「『あたし、まだいーっぱい言いたいことがあるのよ』元気に逝った佐野洋子が残した鮮烈なメッセージ!」
と、あります。
「元気に逝った」とはなかなか言えない言葉ですよね。
まだ途中ですが、身近な人のことも、有名人のことも、歯に衣着せない痛烈な物言いは爽快そのもの!です。
社会保険庁の窓口の人の応対に腹を立て(なんだか解るなあ)
「そんなもんいらんわ!」と(けつをまくっちゃった)から年金もなし。
人のことも痛烈だけど、自分に対してもボロクソ!
ベルリン留学の経験も持ち、翻訳をしたり、ベストセラー絵本作家なのに全く気どりのない物言いは惚れ惚れします(^-^)
そんな偉大な佐野さんと、畏れ多くも意外な共通点発見!
若き日の、美しき頃のジュリーのファンだったんですね(^^;
「私はこのごろのテレビの若いもんを見ていて、ふと何であんなに機嫌が良くて、ハイテンションでいるのかすごく不思議に思った。
それに比べたらジュリーは、とても退廃的で、とても歌がうまかった。―中略―今、ジュリーのような退廃的なムードを持っている人はいないし、あんなに歌がうまい人もいない。私はしみじみ、ジュリーが江戸時代の人ではなくて、ナマを見れた時代に生き合わせてよかったなあと思った。
―中略―それから今のジュリーも好きである。なりふりかまわず食いまくっているようにデブになった。
デブになっても平然としているところが、人間が大きい。郷ひろみが、懸命に昔の体型を保とうとしているのはセコイ根性で、人間が小さいと思う。」
だって(^^;(^^;
でも、私はデブのジュリーはトンデモナイので、毎日マイケルにみとれているのです(^^;