移動パン屋さん
ずっと前に私の故郷、京都、西京極の駅近くの公園に来る、[ロバのパン屋さん]ならぬ[車のパン屋さん]の事を書いたことがあります。
[移動図書館]も[移動パン屋さん]も、なんだかのどかだし、子どもが喜びそうで私も好きでよく作品にも登場させてしまいます。
実はここへもときどきパン屋さんが来てくれます。
岡山県から回ってこられる[メルヘン]さん。
本格的な窯焼きのグルメパンではありませんが、ふんわり優しい食感、クリームパンのカスタードクリームも、これ又(本格的)とは言い難いですが(まあまあ)です。
おかずパンの[チャパタ]はチャパタ事態は(これがチャパタなんなかなあ?)と思う感じですが、挟んであるトマトスライスとか野菜が結構美味しいのです。
ずいぶん以前から来られてましたが、初めは1週間に一度だったので飽きてしまい、だんだん買わなくなってしまうと来られなくなっていました。
ところが最近、又来られるようになり、私の話から3週間に1度(チュートハン?!)来られます。
最近、少し年配の方からバトンタッチされた若いお兄ちゃん、寒い中、頑張っておられましたが、ある日のこと、
「ここはどんなお店なんですか?」
と、尋ねてくださいました。
「1度入ってみて下さい」
どうぞ、どうぞと入ってもらうと、とてもびっくりして下さいました。
独身だとばかり思っていたのに、実は(ヨメ)と2才になる女の子がいるそうな(^o^)
その子のために、と早速[エルマーとへび]という絵本を買って帰って下さったのです(^-^)
そして3週間たった今日。
パンを買いに出た私が
「この間はありがとうございました。」
と言うと、
「あ、今日も又買って帰って、と…。前も帰って読んであげた…」
とのこと。
今日、選ばれたのは[チェブラーシュカ]
「暖かくなったらヨメが来たいと言ってました」
って(^-^)