原作
昔、幼稚園の先生をしていた義姉が、絵本図書館で自身のだった古い絵本を発見(^^;
講談社のディズニー名作絵話[みにくいあひるの子](当時¥440!!)
ところが、その中の文章で、もしも親がそんな事を言ったら、子どもはたいそう傷つくだろう、というセリフを発見して憤慨していました。
気になって、私も、(たぶん原作に、より近いと思われる)世界少年少女文学全集の[みにくいあひるの子]を読んでみました。
すると…なるほど、さすがにアンデルセン!
まさしく今の世の、家庭や学校で起こりがちな問題を鳥や動物たちの世界として本当にうまく比喩的に描いてありました。
比喩だからこそ、子どもの心に印象的に刻まれ、ストンと入っていくのですね。
アンデルセンはきっとどんな子どもも、美しく羽ばたけるよ、今の状況の中、狭い世界の中で悲嘆することなく自分の価値をみつけていって欲しい、というメッセージをこめたのかなあ。
ここで、又々、私の(紹介したがりの悪癖?)が首をもたげてきましたよ。
これは、マイケルが2001年3月にオックスフォード大学の講堂でのスピーチの中で提案した[子供たちの普遍的な権利法案]の条項です。
●愛される権利。自ら求めずとも。
●守られる権利。どんなことがあっても
●かけがえのない存在だと感じられる権利。何も持たずにこの世に生を受けようとも。
●話を聞いてもらえる権利。大人にはおもしろくない話でも。
●寝る前に読み聞かせをしてもらえる権利。夜のニュース番組やドラマに時間をとられることなく。
●教育を受ける権利。学校で銃弾に怯えることなく。
●かわいがられる対象となる権利(たとえ平凡な外見だとしても)。
(当たり前だ!)と思われることが、今も昔も守られていないのですね。