オジサンバッグとオジョウサンバッグ
ゆう風舎のパッチワークは〈自分探し〉のパッチワーク。
少なくとも私はそう思っているので、作り手の人が個性を発揮されると、本当に嬉しいのです。
いつもニコニコしてて、物静かで、控えめなTさん。
私より先輩だし、縫い物上手だし、いつも
「そろそろオリジナルに挑戦しましょーよ」
と勧めるのですが、
「いーえー、先生のキットを全部作ってから」
と、またニコニコ(^-^)
そんなTさん、ゆう風舎のキットを丁寧に縫いながらも、数年前からときどき…キットではない、何かの絵柄からおこしたアップリケをなさったりし始められました。
今年、恥ずかしそうに出されたバッグがまたとっても素敵!
「物をなかなか棄てられないだけです」
と謙遜されますが、ご自分のスカートからリメイクしたウールのトートバッグは配色といい、アップリケの感覚といい、脱帽!
丁寧な仕事なのに軽妙酒脱!
Tさんにしか出来ないような気がしましたよ。