Lamentation
「大人」な作品を作り続けるHさん。
去年6月。
長年親しく、一緒にキルトをしてきたNさんを亡くして…。
一時は
(又、作品に向き合い始められるのはいつになるかな?)
と、心配しましたが…。
泣いてばかりいる日にピリオドを打ち、見事に作品に昇華されましたよ。
これも小さなカードの絵から生まれた作品。
Hさんの作品に〈赤〉がある!っと驚く私に、
「この色ならいいかなー、と思って…」
とHさん。
探し歩いて〈ラルフローレン〉の花柄に出逢って(これなら)と思ったそうです。
ベージュのオーガンジーで作ったガラスの大きなビン。
同じくオーガンジーのベージュからグレー、渋いグリーン茶のグラデーションの柔らかいシダの葉の合間に本当にうまくラルフローレンの花柄が配してあります。
繊細な刺繍がうまく(繋ぎ)になっているんですね。
これはたぶん、Nさんへの追悼の花でしょうね。