Bunkamura
昨日、無事大小合わせて段ボール箱9個の荷物を発送して、今日はちょっと余裕。
Bunkamuraが出来て20周年記念に出版されたBunkamuraの歴史を綴った[喝采]という本を開いてみました。
フムフム、遡ること95年前、現代の東急電鉄の前身、田園都市株式会社が鉄道のために土地を取得していった時、関西の小林一三に学びながら渋谷をターミナル駅として整備し、また新しいレジャーの創設を考えたことから書き始められています。
様々な沿線開発と交通網の拡充と共に、沿線住民が遠く都心まで買い物に行かなくてもいいように百貨店まで開業。
やがて時代が成熟していくと共に渋谷公会堂、NHKホールといったコンサート会場へ向かう人も多くなり。
さらに渋谷全体の活性化、都市機能の面を含めた渋谷再開発ということで、東急グループの設立者の息子、五島昇氏の哲学、
「量から質へ、
物から心へ、
ハードからソフトへ、」
の考え方を具体化するべく、[渋谷計画1985]か立ち上げられたそう。
文化村構想とはその一環だったのですね。
かくして「本格志向の文化」とコミュニケーションの場として、
2000人収容の本格的な音響施設を持つオーチャードホール
500人収容の「演劇、コンサート、ダンス、人の気持ちのようなやわらかい劇場」シアターコクーン
他の映画館では上映されない個性的な、話題作が多いル・シネマ
壁面が稼働式で自在に空間を作り出せる、「時代よりも0.5歩先を見据えた」
美術館ザ・ミュージアム
が作られたのですね。
私が今回お借りするBOXギャラリーは最近始まったものです。
いわば、入り口にあるオマケみたいなものですが、一応文化村複合施設内にあるのでスッキリとしていますし、涼しいですよ^_^