しばしお別れ
どこに暮らしても「住めば都」
湿った冷たい空気でみどりが鮮やか、鳥が鳴いて風が渡る夏の朝が最高の、田舎暮らしもいいし、歩けばなんでも用が足せて、なんでも買えて夜おそくまで赤々した都会暮らしもいいし…
とは言っても、この朝の空気と緑は味わってしまうと何にも変え難いものかもしれません。
それともしばらくお別れ…
なーんて、たった一週間ですがf^_^;)
お別れといえば…
天気予報通り、午後は暗~くなったかと思ったらまたまた激しい雷雨。
もうお客さんも来られないかな?もう、しまってあっちへ行こうかな?と思っていた4時過ぎ頃。
どしゃ降りの雨の中を4人のご家族がドアを開けられました。
ゆう風舎創業以来、ずっとお客様としてお世話になっているYさんの、旦那様とお嬢さんとお孫さんでした。
趣味で日本画を習い、縫い物も得意でお孫さんたちにいろんなものを縫ってあげたり、ゆう風舎のイベントには欠かさず来て下さり、いつも過分なお言葉をかけて下さりながらずーっと応援してきて下さった方です。
Yさんも82歳になられたそうです。
もともと静かな口調の上品な小柄な老婦人だったYさんですが、数年前から病を得られ、とても心細げに話されるようになりました。
「奥さんも身体を壊さないように気をつけてね」
必ず、私のことを気遣ってくれながら…。
そんなYさんご夫妻が大阪、和泉市におられるご次男のおうちに引っ越されることになり、今日はなんとご挨拶に来て下さったのでした。
一回り小さくなられたように、やはり哀しげに話して下さるYさんの姿に、20年間のいろいろなことが浮かびます。
でも、大阪ですもの。
「イベントのお葉書を下されば又連れて来ます」
とお嬢さんがおっしゃるように又きっとお会いできますね。
「次男の嫁が好い子で…」
そうおっしゃったYさん。
本当にお世話になりました。
どうかお元気で。
また来てくださいね。