ふたり

2014年4月19日(土) ブログ
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今、ゆう風舎の絵本図書館では[誕生]をテーマに絵本や本を特集しています。

その中に展示してある「ふたり」
同じ年、同じ4月に誕生したふたりは共に世界的に物凄い有名人です。

1889年4月16日生まれのチャールズ・チャップリンと
1889年4月20日生まれのアドルフ・ヒットラー。

かたやイギリス、かたやオーストリアに生まれた二人はずいぶん違った人生を歩んだのですね。

後の時代の私達がヒットラーのしたことを非難するのとは違って、チャップリンにとってはまさしく同じ時代に生き、そして強い反感を持ったことを自身の[映画]という表現方法を持って批判したことは本当に勇気のいることだったと思います。

顔がソックリという設定、ヒットラーを思わせる独裁者にすり替えられた床屋さんが最後にする
「申し訳ないが、私は皇帝などなりたくない。それは私には関わりのないことだ。誰も支配も征服もしたくない。できることなら皆を助けたい、ユダヤ人も、ユダヤ人以外も、黒人も、白人も。
私達は皆、助け合いたいのだ。
人間とはそういうものなんだ。…」
で、始まるスピーチで有名な[独裁者]

このスピーチはチャップリン自身が書いた、とっても長いものです。
全文をディスプレイしていますので又ぜひご覧下さい。

ヒットラーも実は画家になりたかった人、だそう。
その彼がなぜ、あんな排他的な人種主義的思想を持ち、独裁者としてユダヤ人等を弾圧、抹殺、第二次世界大戦へ突き進むような人物になったのか?はいろいろな書物を読んでみたらわかるのでしょうか?

一つの事実、これは彼自身が話したとされるのでたぶん事実と…
彼は幼い頃、父親の酷い暴力に耐えていた、と…。

マイケルの名曲[HIStory]の冒頭(和訳)、
「彼は背中を蹴られても ちょうどよかった、と言う。
強い決意を示す表情
絶対にやる気を失わない
彼はこう言ってる いつかきっと
世界史に彼の名が残ると
彼は認められようと大胆なことをする
瞳の奥で炎が燃えてる」
という部分はヒットラーの事を歌っているのでは?という説があります。

もちろん曲全体は
「世界にハーモニーを取り戻そう」
というマイケルのメッセージです。