夢と現実
レース展の準備、だいぶん出来てきましたよ。
こまごましたケーキ作りもようやく終わり、今日はIさんが作って持ってきてくれたティーポットやポットカバー(ケーキになっています)ティーカップやらお皿とともにちょっと並べてみました。
皆、リップサービスながら
「美味しそう!」
「夢があるなあー」
と、言ってくれます。
本当に、食べるわけでも、売るわけでもないこんなケーキをチマチマ作るのも、ここへ来て下さった方がひとときの間、
さまざまな心労を忘れて(なんだか楽しい^_^)という気持ちになっていただけますように…との願いなのです。
今までそんなことばかり考えて仕事してきましたが、ここに来て改めて憲法について勉強しなくては、という気がしています。
昔、学校で習ったきり、読んでない…。
イコマレイコさんというイラストレーターの方が昨年9月に東京・日比谷公会堂で催された小出さんの講演会での話を書き起こして下さっていますのでここにシェアさせていただきます。
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今、私はここに日本国憲法の前文を書こうと思っているのですけれども、始めの文にこんなことが書いてあります。
「政府の行為に依って、再び戦争の惨禍が起こることの無いようにすることを決意し、ここに、主権が国民に存することを宣言し
と書いてある。つまり、政府が馬鹿なことをやらないように、私たち国民がちゃんと一員として政府を監視するんだ、それを決意したというのが「日本国憲法」なのです。
私たち一人ひとりがしっかりしなければならない。そうしなければ自由も平和も創れない。「又戦争になってしまうよ」ということを憲法前文に訴えてある。
そして、こう書いてある。
「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、我らの安全と生存を保持しようと決意した」
というんです。
軍事力によって我らの安全を保持しようというのではないのです。軍隊ではない。
「諸国民の公正と信義に信頼して、自分の安全を守ると決意した」
というのです。
これは大変なことなのです。簡単なことではない。
とても大変なことを私たち国民が請け負うということを憲法で書いてあるのです。
そして、こうです。
「全世界の国民が等しく、恐怖と欠乏からまぬがれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」
というのです。
日本だけではないのです。世界中全部の国の人々が、平和のうちに生存する権利があるということを認める。
一国平和主権でも何でもないんです。( 拍手 ) ありがとうございます。世界全体を平和にするために、自分たちは軍隊を捨てると言ってるわけですし、諸国民の公正と信義に信頼する!と言ってきているんです。
大変素晴らしい、私は憲法だと思います。何としてもこれを守るということも ( 大拍手 ) 今後もやろうと思います。…….続
小出裕章
2013/9/1 日比谷公会堂での講演 より