キャンドル・ウィック
これもKさんの作品。
明石に住んでいた頃、明石の海岸近くに[フィラグリー]という、アンティーク家具や雑貨を置く、大きな倉庫のお店がありました。
ちなみに絵本図書館の重い、古いステンドグラスのドアも取っ手もそこで買ったものです。
そして何冊かの洋書の写真集も置いてありました。
その頃にはまだ珍しく…
初めて見る、イギリスやアメリカのカントリーテイストの家や部屋の写真にワクワク。
(¥7000かぁ〜~_~;)と、迷いながら買った[COUNTRY DECORATING]という本の後ろの方に「クロスステッチ」や「ステンシル」や「ペニー・ラグ」のページと並んで「キャンドルウィック」のベッドスプレッドが載っていました。
そのベッドカバーは白い麻に白い糸で刺してあります。
英語なので読む気にもならないのですが挿絵を見ると、どう見ても「一つ丸結び」、フレンチナッツステッチに見えます。
説明には「Colonial knot」って書いてありましたが。
(いつかしたいな…)
それから10?年後。
挑戦して下さる方が登場。
キルトも鉤針編みも刺繍も、まるで苦にならないように私達からは見える、細かい事の得意なKさんです。
これは灰味ブラウンのリネンに白い五番刺繍糸で刺されたものです。
でも、実はこれは試作品。
本当はもっと大きな作品を予定されていたのですが、その頃Kさんの身体に不調が訪れたのです。
いつも姿勢が良く、若々しいKさんでも、寄る年波には勝てず?しばらくなかなか針を持つ事が続かない日々もありました。
でも。
又少しずつ元気を取り戻され…
と、いうか身体のいろんな不調と付き合いながら、でも出来ることを楽しむ…そんな覚悟が出来てこられたかな?と傍らで私はハラハラしたりホッとしたり。
今も絵本図書館では連れ合いが 搬入されたKさんの作品を仮置きしていますが、ホントため息が出る大作ばかりです。
私にはできな〜い(^^;;
今週、木曜日からです。ぜひ!