「もしも…」の切符
絵もおはなしも可愛いすぎ!なのになぜか主人公が「ワニ」。
アメリカの作家エリサ・クレヴェンさんの代表作[エルンスト]
扉には訳者の言葉でこんなことが…
「空想の世界と現実の世界を行ったり来たりするときのことばの切符があるとしたら それは「もしも…」ということばかもしれないなと思います。
エルンストが、そのちいさな胸のポケットにいつも入れてる「もしも…」という切符。
いつでもどこでも使えて 行ったり来たりの往復切符。
楽しい「現実から空想ゆき」にいっぱいいっぱい乗ったあとで「空想から現実いゆき」に乗り換えてエルンストは帰ってきました。
でも、そんな夢の旅を胸いっぱいしたあとは こんどは現実もぴかぴかしてきちゃうんだから素敵です。
…どうやら「もしも切符」の最高の秘密は、ここらあたりに、ひそんでいるのかもしれません…。」
いつも周りの景色、起こること、人々を見ながら
「もしも…もしも…」
って空想していたエルンストがお誕生日の前の夜に見た夢の景色。
クレヴェンさん自身がパッチワーク等のクラフトワークの先生だそうですから見るからに
「絵キルトにした〜い!」絵柄。
でも大変そう‼︎
でも、今回見事に絵キルトになりましたよ!
40代、まだ若くて油の乗ったItさんの力作ですよ。
「そこでは 砂は クリームみたいで、みんな 魔法の馬車に のっていました。」
という夢の一シーン。
パッチワークされた海や砂浜や山々に筆をトントントントン押しつけたような色とりどりのドットがいっぱい!
これはもうビーズで表すしかしょうがない、とItさん、がんばりましたよ。
写真より本物は数倍、綺麗です(*^^*)
春の作品展でぜひご覧くださいね。