冬の厳しさの中に…
2週間前に歯の検診にいつもの歯科へ行くと(歯の検診だけは行きます(^^;;)奥歯の詰め物の一つが取れていたようで、今日又行ってきました。
車で10分ほどの距離ですが、ゆう風舎の中にいてはわからない、咲き始めた桜の木がいろいろと見られ、私も世間並みな感覚に(^^;;
まだ、3分咲きとか五分咲きのが多いかな?
いよいよこれから春本番ですね。
翻ってこの作品は、春の気配もまだ感じられない頃、厳しい冬の夜の原野です。
いつも下書き無しで土台布の上に どんどんマチエール造り、そしてテーマに沿ったモチーフをアップリケや刺繍で創っていっては ビーズ刺繍で仕上げる…
Iさんの作品です。
ほぼ八分どおり出来て来た作品、迫力満点です。
雪の積もった原野はさまざまなレースを下敷きに、刺繍、毛糸刺繍、フェルティング、ビーズ刺繍が施されかなりの重厚感。
でも、Iさんの本当に表現したいのは画面上の方に少し見えているお月さまの光なのです。
厳しい冬の原野を照らす、意外に温かい金色の光…
おつれあいを亡くして3年。
ようやく心の中に見えてきた温かさ、かもしれません。
日本画のような趣を持つ完成作品をぜひ、観にいらして下さいね。(4/28〜5/10)