お茶の時間に…
何より「お茶の時間」が好きな私。
いよいよ珈琲や紅茶が美味しい季節になりました。
ところで
「お茶の時間…」
と言うと、必ず私の脳裏に浮かぶ動物がいます。
虎さん。
ずっと以前[おちゃのじかんにきたとら」という絵本を知って以来です。
だっていくら私以上にお茶の時間を大切に、楽しみにしてるイギリスの家庭でも大きな虎が来るとイヤだと思うのですが…
そんなことはないのです。
ある日、女の子ソフィーとお母さんがお茶の時間にしようとしていると、誰やら玄関のベルを鳴らします。
(誰かしら?)
ソフィーが出てみるとそこには大きな毛むくじゃらの縞模様の虎が。
虎は言います。
「ごめんください。ぼく とてもおなかが すいているんです。おちゃのじかんにごいっしょさせていただけませんか?」
おかあさんは
「もちろん いいですよ。どうぞ おはいりなさい。」
って言うんです。
ね?いいでしょ?(^^;;
そんな訳で大好きな絵本でしたが、【ドイツ・オーストリア紀行】の時にディスプレイしていた大型本を見て、ますます好きになりました。
日本語版よりも色がソフトでとても綺麗。
(女の子もお母さんもこんな素敵な冬服を着てたんだ!)
そして虎さんの表情がとってもよく判ります。
なんて優しそうで、品の良い虎なんでしょう❣️(⌒▽⌒)
こんな虎さんならたとえソフィーのおうちのように家中の食べ物が全部無くなっても楽しいかも?(^^;;
お父さんの夕飯までスッカラカンになりますが、仕事から帰ってきたお父さんの反応がまたまたステキです(*^^*)
ラストの展開も(*^^*)
作者のジュディス・カーさんはドイツ人作家の娘として生まれ、ナチスの手を逃れて家族と共にスイス、フランス、そしてイギリスへと移り住んだ方です。
心ホカホカ…ぜひ読んで下さい、と、思っているうちにとうとうしばらく絵本図書館は閉鎖して いよいよ【ふたり展】の準備に入ります。
又、【絵本図書館】に戻った時にぜひ。
働いたり、学んだり、悩んだり…いろいろしながら秋は深まっていくでしょうが毎日の「お茶の時間」が皆さん、楽しめますように(*^^*)