刺繍のキルト線
やっと裏用布を縫いつけて…もうすぐ出来上がりです(^.^)
ベビーキルトの裏地にはやっぱり肌触りのいいダブルガーゼがいい、と思って使っていますが、可愛い柄を使っていてもその反物が無くなると困ってしまいます。
そこで今回は探して、真っ白な無地のダブルガーゼにしました。
表地のクリーム色の布も[ソフトオックス]という柔らかい柔らかい生地。
色合いも全てソフトにして「赤ちゃんらしさ」に徹してみました。
ところで
「空いている部分にキルト(ステッチ)は無いの?」
って聞かれそうです(^^;;
実は、私が初めてパッチワークに魅せられたのは松浦香苗さんの作品でした。
(絵キルトを初めて見たのは[クロアッサン]の【黄金の針賞】です)
当時、ホビーラホビーレの布やサンプルのデザインをしておられた松浦さんの作品は優しいパステルカラーでピースもそれほど小さくなく、シンプルでとても洒落ていたように思います。
そして「キルト線」がそれほど多くなく、ホビーラホビーレのミニタピスリー等は刺繍糸で効果的かつ可愛い感じに仕上げてありました。
伝統的なアメリカンキルト等は実質的な「お布団」用ですから防寒と丈夫さを兼ねるようにしっかり細かくキルトしてありますよね。
でもホビーラのはあくまでも飾り、って感じでしかも初心者でも取り組み易かったのです。
トップとキルト綿、2枚だけにアップリケかキルトステッチをする…
それが今でも私のスタイルになっています。
以前、BUNKAMURAで作品展を見に来て下さった「東京国際キルトフェスティバル」のディレクターの楯さんという方が、私の作品(ほとんどが白や生成りのリネンにアップリケ)を見て
「空いているところに 何故キルトをしないのか?」
と聞かれました。
そして○○さんという方の作品はメルヘンチックでしかも細かいキルトが隅々まで施され、とても迫力がある、というようなことを力説しておられました。
「リネンはそのものが味わいがあるし、好きずきだと思います」
と、お答えしました(^^;;
このベビーキルトにも写真ではわかりにくいのですがクリーム色の刺繍糸でほんのチョビッとだけところどころキルトステッチがあるのですよ(^^;;