[いのちをいただく]
毎日、何度も往き来する絵本図書館のドア。
先日来、入り口にはお弁当、とかお料理、とか「食」に関わる絵本が並んでいます。
今日ショップへ材料を取りに行った帰り、この本に出会ってしまいました。
毎日、ほとんどの主婦が
「今晩は何にしよう?」
って献立を考えます。
昨日のIさんのブログを見て羨ましく、そして
(シャケを今度買おう)
と、思った私(^^;;
でも、お肉も美味しいし、牛肉、豚肉、チキンも大好き。
一方で…
実際にペットは飼っていないけれど、テレビやネットの動画で愛らしい動物の様子を見るのは大好き。
特に動物の赤ちゃんにはほとんど理性?を失います(^^;;
なので、つい「考えたくない…」という事実。
でも、やっぱり真っ直ぐに捉えないといけない真実。
ーそんな事を描いてくれた絵本。
坂本義喜氏原案、内田美智子さん作、魚戸おさむとゆかいな仲間たち絵の
【いのちをいただく みいちゃんがお肉になる日】
原案者の坂本さんは食肉解体業に携わっていた方です。
ある時、この作品に出てくる一頭の牛との出会いで、自身の職業観や生命観が大きく変わったそうです。
そしてご子息の通っていた小学校の先生からの依頼で仕事について、そして「いのちをいただく」ことについて話したことがきっかけで、九州を中心に講演活動を…。
偶然、その講演を聴いた助産師さんである内田さんが感動、絵本、紙芝居、DVDへと形にしていかれたとのこと。
「その命をつないでいくためには、私たち人間は、あらゆる命を殺生していただいていくしかありません。
中略
この肉になる命も、私たち人間となんらかわることのないひとつの命で、それをいただく限りは、感謝をもって最後までいただくということが、私たち人間に課せられた義務なのだと…」
という内田さんの言葉が表していることを 子供たちにも無理なく解ることが可能な、素直な絵本だと思いました。