初めてのベビーキルト
栃木県のTさんが 初めてお電話を下さったのは春の初め頃だったでしょうか?
ネットショップに載っているベビーキルトの中でどれが比較的簡単でしょうか?というような質問だったような…
「あまり針仕事に慣れていなくて…」
という不安そうなお声。
みずみずしいお声に、てっきり私は新米ママになられる若い方だとばかり思ってお返事していたのです。
ところが恥ずかしそうに
「孫は何人かいるのですが初めて女の子が…」
ということで(^^;;
ご相談の結果、パーツ毎に作って後で縫い合わす、【プティ・コパン】に決定しました。
それからも何回かやりとりがあり…
今日、
「完成しました!」
の、輝かしい写メをお送りいただきました。
「必要最低限の 縫い物しか したことのない」Tさんが
「 上手 に できたかは別として 手仕事の楽しさをこの年で 味わえるなんて❗
心のときめきに似たものを感じられるとは 嬉しい出来事でした。」
と、書いて下さっていました。
なんだか 私にとっても 物凄く嬉しいことです。
日々、農業や医療や、介護や…それらの仕事等と比べて
(あっても無くても 社会にはあまり関係ない仕事…)
と、ときどき自己嫌悪に陥ったりしながら、のものですから(^^;;
そしてTさんは縫いながら2年前に亡くなったお母様の事を想ったそうです。
60歳を過ぎてから始めた「木目込み人形」を20年以上作り続けられ、遺作がひ孫さん達の五月人形と雛人形になったそうな。
「きっと人形と向き合う 手仕事が 日々の暮らしの中で 楽しみの1つだったのだろうと 感じながらの1ヶ月半でした。
素敵な出会いに 感謝しています。ありがとうございました🎵」
と、結んで下さっていました。
こちらの方こそm(_ _)m
(やってきてよかった…)
と、思える 優しいお便りを、どうもTさん、ありがとう😊