じっと我慢…

2009年3月31日(火) ブログ
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ようやく春らしい暖かさが少しは戻ってきました。
そう、もう明日から4月ですものね。
そして、私のもとにも 毎日のように[〇〇作品展]の案内状が届きます。
その案内状を見てはため息をつきます。
(あ〜、行きたいけど、時期がわるい…)
そうです。
創業以来、新しい部分の店の工事があった年以外は 作品展はずっとゴールデンウィークに設定してきました。
なので、この時期、お花見も、勿論旅行も、岡本行きも全て諦めて作品と準備仕事に向かいます。
特に 知らない間にいつのまにか満開の桜が散ってしまうのはとても残念です。
でも、全ては自分たちで決めたこと。
誰に決められたことでもありません。
若葉のまぶしい、爽やかな風が吹く頃に
(今年もなんとかこぎつけた)
という達成感を得るために頑張るのみです。
でも、今日いただいたHさんからのおはがき。
「ムーミン展、いらっしゃいましたか?素敵でしたネ」
え??いつやってたの?どこで?
ハガキのヤンソンさんの絵がとてもステキで、とっても残念な気がしました。

もう一つ…。
朝かかってきた叔母からの電話。
義母の姉にあたり、もう80も半ばを過ぎて独り暮らしの叔母がこの週末に催される地域の行事に
「見にいらっしゃい」
と誘ってくれたのです。
街道沿いにあるそれぞれのおうちに古くからある雛人形や手作りの人形を公開されるのだそう。
きっと、私は好きだろうから…と。
草餅も作ってあげましょう…と。
つらーいです。
何とか行きたい。
でも車で1時間以上かかる所へ、土、日は店を空けてどう考えても行けそうには…。
「ちょっとの時間だけでも」
とおっしゃるそのお電話では 結局、はっきりとは断れず受話器を置きました。
つくづく余裕のない自分の暮らしが悲しく思える瞬間です。
お手紙書こう、と思います。

海を渡ります

2009年3月30日(月) ブログ
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2月に[Yu’s…]の布達が完成して届けられてから今日までスタッフと作ってきたいろいろな作品。
いよいよ明日、いったん日本紐釦さんに送るので、今日は 朝から箱詰めです。
入り口付近にかけていたので この部屋に入ってこられる方がみんな「かわいー」と笑って下さったこの赤いギンガムチェックのブラウスとおうち模様のスカートも旅立ちます。
パネル柄をぐるっと回すとちょうどこのくらい。
2才用くらいかな?
その横にちらっと写っている[スペシャル・ランチ!]の作品ともしばらくお別れです。

台湾のイベントは私にとっては遠いもの。
正直、あまり実感も興味もわかないのです。
それでも、去年のイベントで私の作品を受け入れて下さった、台湾の人達や主催者の人達に感謝して応えたかったので、できるだけの事をしました。
楽しんでいただけたらいいなあ。

それにしてもバイリンガルの人って素晴らしい。
私もせめて英語が堪能なら…とつくづく思います。
それはさておき、さあ、やっと本チャン、ゆう風舎のパッチワーク作品展に向けて準備、準備です。
実は[Yu’s…]の作品は、頑張って2つ、3つずつ作ったので、このスカートもありますよ。
併せて見にきてくださいね(^-^)

信州みやげ

2009年3月29日(日) ブログ
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鬱々と悩む事やしんどい事は誰にでもあるものの、やはり新しい朝の 春の陽射しに力強く顔を出している新芽をみつけると 元気な、前向きな気持ちが湧いてくるものですね。
キッチンの窓から見える、これは白樺です。
信州へ行く度に買ってきて植えた苗木の一本です。
スタッフのNyaさんは娘さんの春休みを利用して、おじいちゃん、おばあちゃんもお揃いで、今 信州に旅行中。
思えば私も勤めていた頃は 毎年、5月の連休に、 ドライブはいつも信州でした。
京都の実家に前の晩から泊まって早朝4時頃に出発すると、名神を走っている間に夜が明けてきて、一宮市の辺りの田園の畦道に植えられた樹木の色がなんともいえなくて…。
行きのカーステレオから流すのはいつもチューリップのアルバム。
[虹とスニーカーの頃]とかね。

/若かった〜/何もかもが/あのスニーカーはもう捨てたかい?/

5月の信州は山の木々のプツプツ新芽が夢の中にいるように美しいのです。
そして、風にそよぐ鯉のぼりと桜とコブシの花が同時に見られて。
機会があったらぜひ行ってみてください。
おっと、でもゴールデンウィークはゆう風舎の[布と糸でつくる夢展]をみてから、ね(^_-)
絵本図書館、レンガ、チューダー様式etc.
信州とゆう風舎の関係を話すときりがないので又いつか…。

絵本もソーイングも

2009年3月28日(土) ブログ
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パッチワークをなさるのか、ソーイングをなさるのか、最近は布を買いに来て下さるお客様が増えています。
勿論、厳選した布を置いているつもりなので それはそれで嬉しいのですが、大概お一人で来て下さるそんな方はお買い物だけして急いで帰ってしまわれるのが残念です。
お忙しい中、来て下さるのでしょうか?
でも、決して便利とはいえないこんな所まで来て下さるのに、できればしばらくの間、のんびりとフルコースを味わってもらえれば、と思うのです。
うちのフルコースといえば、(冬場は土曜日の午後だけですが)勿論、絵本図書館での読書と美味しいお茶とケーキです(^-^)
そんなフルコースを楽しみに来て下さる御家族。
ずいぶん大きくなった坊やYu君を優しく見守るママ、おばあちゃん、叔母さん(ママのお姉様)。
いつも、Yu君に対し、愛情のこもった丁寧な接し方、気持ちよく絵本を読み聞かせてくれる3人のお蔭で Yu君はのびのび好奇心豊かな、優しい少年に育っていくように思います。

ママとお姉さんは二人でソーイングのユニット[ouchigoto]さんとして活躍されています。
今度も4/17〜19までと4/24〜26まで姫路のbocagrande2ndというお店で[日々のぱんつ展]というのを催されるそう。
リネンやコットンで作られた着心地がよくて、さりげない工夫が施されたパンツやトップスやバッグが並ぶことでしょう。
去年された時はうちのスタッフさんは全員おじゃましたのに私は行けずじまいでした。
今回はちょっとでものぞけないかなあ?

天窓に…

2009年3月27日(金) ブログ
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子供達は春休みに入ったようですが、こう寒いとなんだか遊びづらいのでは?
それでもウグイスはときどき良い声を聞かせてくれるし、木々には葉っぱの赤ちゃんが…。
2階の窓からの陽射しを利用して、つれあいが種や苗を植えて育てています。
用事で2階へ上がったついでに
(出てるかな?芽?)
と覗きに行って、ふとみると、容器に被せてある古新聞には原監督のことが…。
またまたWBCに引き戻されました(^-^)
2月28日付の新聞ですからまだ開幕前。
ドリームチームを指揮する上での考え方や子供の時からの事が書かれていました。
少年期は転校を重ね、意地悪されたことも…
「そういった孤独を経験したから、いろいろなことがあまり怖くないんですよね」
…若大将といわれ、陽の当たる場所ばかりを歩いてこられたのかな、と思っていたのですが…違いました。

WBCは始めから終わりまで楽しませてもらった私ですが、どうも、あまりにも[侍][侍]と、[侍]が何より素晴らしいもののようにメディアの人や選手が言うのに、秘かに抵抗を感じていた私。
「じゃあ、農民はダメな人間?町人は?」って。
でも、原監督の趣味の読書が戦国武将のもの
(私もなぜか子供の時は好きでした)
武士道精神を重んじる人だけにこのネーミングがピタリと当てはまったそう。
たしかに言葉が人を動かす魔力ってありますよね。
とりあえず、私も不屈の精神で消費税の申告、すませましたぞよ(;^_^A

がんばらないと…

2009年3月26日(木) ブログ
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寒いです!
強烈な寒の戻り。
でも、お陰様で心の中はまだホット。
勿論、野球選手のお陰です。
どんな分野ででも、ひたすら努力する人の事を知るのは
(生まれてきて良かった)
と思える時の一つですよね。
感動をもらった、と感じた人、一人一人が自分の生活のエネルギーに変える事ができれば何よりですね。
それにしても まー君こと田中選手が他の選手におちょくられているのを見ると、いわゆる[体育会系]の楽しさを想像して、思わずニッコリです(^O^)
彼の4年後もとても楽しみ。
さあ、私もあと1ヶ月ほどでなんとか仕上げないと、って頑張ります。
やっと刺繍に入りました。

\(^O^)/\(^O^)/

2009年3月24日(火) ブログ
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齢をとるにつれ、ぱぁー!!と喜ぶことが少なくなります。
だから、今日は久々にぱぁー!と\(^O^)/

特別、[イチローファン]というわけではない私ですが、苦しんでいる姿を見ていたので 最後にイチローが打った時は泣きそうでした。
インタビューで
「想像以上の苦しみ、痛み…」
「一つ壁を越えた気が…」
そうですよね。
苦しみがなければ壁は越えられないですよね。
韓国の選手の思いを考えると辛いですが オリンピックで優勝したから、今回は、ね。
NHKの解説者が
「体格の大きいアメリカやキューバのピッチャーの投げる球を打ち砕いて…子供達にも夢を与えた」
と言ってたり…。
いちいち感激しています。
同じように野球ファンの兄から
「記念にパッチワーク作ったら。街頭のテレビの前で大喜びしている人達の姿とか」
というメールが…。
それは遠慮します(^o^;

あとは野となれ…

2009年3月23日(月) ブログ
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「バンザーイ\(^O^)/」
やりましたね侍JAPAN!
見事、アメリカに勝って決勝進出です(^^)v
オバマ大統領には悪いけど、前の審判問題もあったし、不況だとか、老人施設の孤独な老人の焼死だとか、歴史的建造物の全焼だとか、暗いニュースばかりの日本には 唯一の明るい話題です。
朝から布を裁ちながら、ミシンをかけてるNyaさんに又ブログでバラされるか?気にしながらテレビの音声を聞いていました。
(今は勿論、台湾への出荷が迫っていて頑張っているのですよ)
イチローもヒットをうってヨカッタヨカッタ。
なんとNyaさんは
「そういえば…」
と思い出すと、高校時代に 高校野球のイチローに会って話をしたんですって!
Nyaさんはあまり興味がなかったけど友達がファンだったそう。
そういえば、ゆう風舎から車で15分くらいの所にある県立養護学校にオリックス時代のイチローが毎年、交流に来ていたみたいで…
ちょっと自慢です。

この、アメリカの絵本[ぼくのライトとたんぽぽ]もほのほのした とっても素敵な絵本です。

卒業式

2009年3月22日(日) ブログ
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明日は 隣町の小学校の卒業式。
スタッフMさんの次男坊も卒業です。
人数は少ないながらきっと心暖まる式が行われることでしょう。
私が勤めていた時も、本当に純粋に、一生懸命に教師一同が卒業生を送るために 準備をしたものです。
担任や音楽の先生のもと、毎日、式の練習が行われるのとは別に、私の役目は放課後、もっぱら舞台の装飾作りです。
「主役は卒業生」の趣旨のもと、高い所で校長先生が待っているのではなく、体育館の中央で卒業証書を渡される、という対面方式。
閉じられた緞帳の舞台から幕が開くと次々と壇上から卒業生が降りてくる、そのバックの装飾を1ヶ月くらい前から少しずつ作っていくのです。日の丸が掲げてあるだけの舞台より感動的に…、誰からも文句を言わせない…、肩に力を入れていました。
日常の雑多な仕事の傍らに大きな作品に取り組むしんどさと楽しさ…なんだか今も同じようなことをしているのですね。
体育館下の薄暗い図工室で遅くまでする作業は孤独ですが(これは子供達にも手伝ってもらうわけにはいきません)式前日の準備作業はたくさんの先生方が手伝って下さり、離れた所から先輩の男の先生に
「もうちょっとこっちこっち…」
と 舞台美術監督の気分を味わえたり、卒業生やお母さん達が喜んでくれたり、私の仕事はとても楽しいものでした。
写真は退職前の最後の卒業式の飾りです。
明日は晴れるような…おめでとうTa君(^-^)

いくつになってもプレッピー

2009年3月21日(土) ブログ
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スヌーピーに凝っていた頃、ファッションはトラッド、いわゆるアイビー全盛時代でした。
普通の京都の府立高校なのに私服だった私達は毎日、学校へ来て行く服に頭を悩ませたものです。
オシャレな友達の来ているVANやJUNのセーターやスカートに憧れながら、お小遣いの乏しい私はそうは買えません。
ずっと母の手作りの服装がダサく思え、(既成品がいいな)と、罰があたりそうな事を思っていたのもこの頃です。
石津謙介さんの[IVY入門]の本でいろんなことを勉強したり。
とにもかくにも今でも好きで、自分の作るアップリケの子供にそんなっぽい格好をさせたり。
さすがに自分ではなかなか着る機会はなくなりましたが、去年あたりからこのラウンドカラーのストライプのシャツがトレンドに復活してきて、嬉しくなって買ってしまいました。
すると、この間からYu’s…と併せるための先染め布の中のネイビーのストライプを見て(似てる!)
早速ターとミシンをかけて簡単なオーバースカートを縫いました(^^)v。
バリバリのアイビーはもう無理(変?)だけどちょっと崩しながらだったらまだまだ着たいです!

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