じっと我慢…
ようやく春らしい暖かさが少しは戻ってきました。
そう、もう明日から4月ですものね。
そして、私のもとにも 毎日のように[〇〇作品展]の案内状が届きます。
その案内状を見てはため息をつきます。
(あ〜、行きたいけど、時期がわるい…)
そうです。
創業以来、新しい部分の店の工事があった年以外は 作品展はずっとゴールデンウィークに設定してきました。
なので、この時期、お花見も、勿論旅行も、岡本行きも全て諦めて作品と準備仕事に向かいます。
特に 知らない間にいつのまにか満開の桜が散ってしまうのはとても残念です。
でも、全ては自分たちで決めたこと。
誰に決められたことでもありません。
若葉のまぶしい、爽やかな風が吹く頃に
(今年もなんとかこぎつけた)
という達成感を得るために頑張るのみです。
でも、今日いただいたHさんからのおはがき。
「ムーミン展、いらっしゃいましたか?素敵でしたネ」
え??いつやってたの?どこで?
ハガキのヤンソンさんの絵がとてもステキで、とっても残念な気がしました。
もう一つ…。
朝かかってきた叔母からの電話。
義母の姉にあたり、もう80も半ばを過ぎて独り暮らしの叔母がこの週末に催される地域の行事に
「見にいらっしゃい」
と誘ってくれたのです。
街道沿いにあるそれぞれのおうちに古くからある雛人形や手作りの人形を公開されるのだそう。
きっと、私は好きだろうから…と。
草餅も作ってあげましょう…と。
つらーいです。
何とか行きたい。
でも車で1時間以上かかる所へ、土、日は店を空けてどう考えても行けそうには…。
「ちょっとの時間だけでも」
とおっしゃるそのお電話では 結局、はっきりとは断れず受話器を置きました。
つくづく余裕のない自分の暮らしが悲しく思える瞬間です。
お手紙書こう、と思います。