今日はあいにくの雨。
しかも季節が少し後戻りしたような。
そんな中、パッチワーク作品展を観に来て下さったお客様、ありがとうございました。
今日からケーキのメニューが変わりました。
爽やかな初夏の味、グレープフルーツのケーキです。
このケーキ、ずっと以前、雑誌[LEE]の付録に載っていたものを私がアレンジしたものですが、登場させた当時からとても評判がよかったのです。
甘くすっきりした酸っぱさが特に女性にピッタリなのかも?
それ以来、この時期になったら作っています。
今回の作品展にあたって、前半と後半でケーキを変えようと思った時、
(毎年のことだからどうしよう?飽きられてないかな?)
と、少し迷いましたが、やはり一年に一度、この時期だけなので 日増しに暑くなる後半はやっぱりこのケーキにしました。
焼き菓子の方はヘーゼルナッツの生地にバナナとチョコレートを絡ませて焼いたケーキ。
溶かしたチョコレートを混ぜ込むのですが、混ぜすぎるとまっ茶色になってしまうので、なんとかマーブルにならないかな?とやってみたのですが…。
グレープフルーツのケーキ
中休み
以前は[布と糸でつくる夢展]はずーとぶっ通してしていたものです。
でも 私達も齢をとりました。
おととしあたりから中1日水曜日に休ませてもらっています。
その代わり第二日曜日は開けるのですが。
去年はホッとひと休み、家にいたのですが、この前 神戸に出た時に体調が悪くなってさんざん、買いたいものも買えず帰ってきたので、今日は体力を温存(毎晩、早めに寝てました(^-^))一人、いつものコースに出かけてきました。
まず、[カフェラ]のカプチーノ、前回あんなに可愛いウサギさんを描いてもらったのにあまり飲めずじまいだったので
「今日はきっと、ぺん!としてあるだけでは?」
と 連れ合いに冷やかされてきましたが、案の定、平凡なハート型でした(>_<)
でも、今日はとっても美味しくいただけました。
雨が落ちてきそうな曇り空でもやっぱり欅の緑はステキ。
もうすっかり大きな葉っぱになってゆっさ、ゆっさと重そうでした。
手芸売り場では、いつも水曜日の午前中に売り場でパッチワークのお稽古をなさっている顔見知りさんにまたまたご挨拶。
お一人の御婦人は
「月曜日にお邪魔しますよ」
とにこやかに言って下さいました。
店員さんには
「先生のパネル柄、とてもよく売れていますよ」
と言っていただき、嬉しかったです。
ネットでなかなか出せずに申し訳ありませんm(__)m
写真は撮ったものの、色の調整が難しく、なかなか時間がかかるのです(>_<)
それにしても大丸周辺を歩いていると
(もっとあーすればよかった、こうすればよかった)
と、作品の物足りなさを思うばかり。
作品展が終わったら 裏にひびかせないように少しでも付け加えようかな。
若い時
むかし昔…。
私が社会人一年生として、乗るのも初めての大阪環状線と近鉄電車を乗り継いで八尾にある中学校へ 新任美術教師として着任した日。
右も左も、西も東もわからないこちこちの私に紹介された先輩の美術の先生は20代後半のカッコいい青年でした。
と、思った次の瞬間からはポンポン出る大阪のお兄さん特有のひねったギャグやジョーク。
緊張をときほぐそうとしてくださったのだろうと思うのですが、その日からうん10年、私はその人の前ではずーと笑いっぱなし。
3年で私は大阪を離れましたが、教師を退職して漫画家として独立、いろんな意味でずっと私の前を歩いておられ…。
公務員という安定した職業をポンと手放し、好きな道を歩こう、と決心できたのもその人の存在が大きかったのです。
歳は私のほうがだいぶん後輩ですが偶然ながら大学も同じ、元同級生夫婦というのも同じ。
でも思いがけなく、去年奥様が病気のため亡くなられたのです…。
そんなS先生がお嬢さんを連れて今日、遥々奈良から車を飛ばして来てくれました。
お嬢さんがちょうど私が[ゆう風舎]を始めた齢と同じようで…。
熱心に店内を見て下さる後ろ姿を見ながら、先日コンサートで歌った甥やこの写真のワンピースを作ったNyaさん達のことをつい思い、(Nyaさんの夢はドレス作りのプロ?)若い人達が真っ直ぐ夢に向かって歩いていける世の中であってほしいと思ってしまいます。
それには私達世代の役目がとても大切に思います。
頑張らないと。
ところで、ちなみにS先生は今は大学の漫画科の教授。
こればっかりは追いかけられそうにありません^ロ^;
新作パッチワークキット、アップ
子育て真っ最中のスタッフMさんの一番小さいT君。
昨日からママの実家にお泊まり。
作品展で忙しいのを気遣って休日出勤するため、ですよね。
始めははりきって
「5こ泊まる!」
と言っていたT君。
だんだん言う事小さくなり、夕べは大変だったとか…。
私はそんな話が可愛くてたまりませんが、実際のMさん家は大変ですよね。
何はともあれ、お陰様で朝は3人のスタッフに任せ、いつものようにケーキ作りが終わった後、久しぶりにキットのアップが出来ましたよ。
れいの5軒のお店を50種類以上の布で作った分です。
お客様にも好評でホッとしています。
ところで 写真の作品は
「桜並木が作りたい」
と写真を持ってこられたKさんの作品。
薄紫に霞む遠くの山や何層にも重なる満開の花を表す難しい作業です。
薄いピンク色のローンプリントの他にピンクや紫のオーガンジーを花のかたまりのように裁ったものをつけてから刺繍をしていかれました。
刺繍もふつうの刺繍糸とリボン刺繍糸のミックスです。
花びらの軽さ、多さを表すためには ただひたすら刺さないといけません。
ご苦労様でした^ロ^;
使った布
あまりにも良い季節なもので テレビに映るような景勝地に行けない事がちょっぴり残念に思う時がありますが、でもだからこそ、遠く離れている人、日頃忙しくされてる人が 連休だから、と遠路遥々来て下さるのですから…。
今日も明日もそんな方が来てくれる日です。
それでもちょっと落ち着いてきたので接客の合間をぬって、[神戸]の作品に使った膨大な布達の後片付けにやっととりかかりました。
2つのかごにブア〜と放り込んであったものを一枚一枚アイロンをかけてそれぞれの場所に仕分けです。
(これはキットに使えるからあの箱へ)
(この布は結局使わなかったのでもう一度売り場へ)
(これは暮れに西宮ガーデンズのホビーラで買ったなー)とか…
小さなパーツに使っただけなのでミニカットクロスのごくごく一部をくりぬいただけ、というようなごくもったいない使い方をした布も多数…。
作る時は
(芸術は爆発ダー!)
と太郎さんのようなことを思いながら作るのでついそうなってしまうのですが、アイロンを当てながらつくづく反省です。
違う時代に生きた母の、いろんな端切れを余すとこなく、工夫して繋ぎ合わせて普段着や座布団やエプロンにしていたものをどうしても思い出します。
ごめんなさい、でもやっぱり、芸術は爆発なのデス…。
そんな母の残したエプロンをつけてケーキを作っています^ロ^;
パッチワークのキルト
3日目も素敵なお天気に恵まれ、有難い限りです。
でも、今日は道路は混んだみたいです。
滋賀県に住む、高校時代からの親友が家族で来てくれたのですが、6時間かかったそうです(>_<)
でも、神戸の名谷から来てくれたSさんはバイパスを通って1時間ちょっとだった、と言ってくれましたが…。
[ストーリーキルト]が縁で知り合って以来、キルト展だというと大阪から電車、バスを乗り継ぎ、飛んで来て下さるNさんも 店に入るなり「遠いなー」と一言(;^_^A
皆さん、スミマセンねえ。
その代わり、はるばる来て下さった方にもなんとか満足して帰っていただけるようにいろいろと頑張るわけです(;^_^A
さて、絵キルトの多いうちの作品展ですが、コツコツ、ピースワークし、チクチクキルトしたパッチワーク作品もあるのですよ。
私も含め、皆、実はどちらも好きで、どちらもしたいのですよ。
でも、私なんかは今はもう全然ダメです。
ウェディングリングのパターンのや、やりかけで放ってあるものが幾つあるでしょう?
だからこんなふうにちゃんと仕上げられる方は尊敬します。
私は…いつ仕上げられるでしょうか?