パッチワークのフレーム

2009年5月20日(水) ブログ
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閑散とした三ノ宮。
賑わいのない中華街。
「梅雨入り前の今の時期、神戸は一番美しい季節なのですが…」
というテレビニュースの報告が悲しいです。
(過剰反応?)
(たかがインフルエンザじゃん?)
と、ついお店の人達の立場にたってそんなふうに思ってしまう私ですが、でもよく考えたら小さな子どもを守る立場の人や 弱くなってしまった老父母を介護している人や。
確かに全力を挙げて予防しなければならない人がおられるのも確か。
どうか、そんな方に医療もマスクも行き渡りますように…。
そんな今日、今のところ予定通り行われる、来週の大丸でのイベントのために 小さなキット作品を作りました。
毎日、いろいろなレースを眺めていると 何か作りたくてたまりません。
[リネン&レース展]という課題を与えられて皆もそれぞれ作るものを考えてくれています。
バッグが得意な人、おうちに必要な間仕切りカーテンを作ろうという人、リネンにあしらってチュニックブラウスに…?
でも、私はやっぱり悪いクセ…。
なんにも役に立たないものが一番作りたいもの、といういつものクセが。
なんにも役に立たないけど、あるとなんだか幸せ気分になる…、そんなキルトがどうして一番好きです。
そんな訳で 今日作ったのは小さなフレーム・キルトです。
こういう、ぼーとした表情のお人形がどうしても好きで…(;^_^A

コットンレースを使って

2009年5月19日(火) ブログ
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(次、外出する時はやっぱりマスクしないといけないかなあ?)
といよいよマスク苦手の私も覚悟するような情勢、でも 午後のゆう風舎は活気が溢れていました。
様々な広幅レースやトリミングレースやリボンレースを前にすると、皆、少女時代に戻ったようにワクワク、ワイワイ、作るものを決めていきました。
長かった花粉症から生還したHさんは得意の細かい手仕事を生かしてお人形のアップリケに挑戦します。
ル・メールさんのズラリと並んだお人形を 形だけ借りて、ピンクのツィードリネンの上に、洋服は全部レースに置き換えて作る予定。
きっととっても可愛い横長タピスリーになるのでは?

イチゴソースのブラマンジェ

2009年5月18日(月) ブログ
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動き回っても爽やか、ホントに 清々しい、せっかくの5月だというのに世間は新型インフルエンザ騒ぎでまるで戒厳令のよう…。
なんとか早く収まることを祈るのみです。
さあさあ、そんな気分を吹き飛ばすようにゆう風舎では 皆元気に朝からフル活動ですが、おやつは この間作ったイチゴソースをかけたブラマンジェ。
ブラマンジェとは(白いお菓子)という意味で本格的なものは アーモンドプードルに一晩漬けて、香りを移したミルクで作るみたいですが、これはごく簡単!
昔むかし、明石の小学校に勤めていた時の用務員さんに教えていただきました。
こんなに簡単なのに
(なんでこんなに美味しいんやろう??)
中に混ぜ込むうちの生クリームの美味しさもさることながら
(ゆう風舎で使っている生クリームは特別優れ物だと思います)
やっぱりイチゴソースのせいだと思います。
新鮮なイチゴをお砂糖とレモン汁を加えてサッと煮ただけ。
お砂糖の量も火にかける時間もジャムに比べてとっても少ないのです。
ただ、ひたすら[アク]をすくうと きれいな赤色のソースが出来上がり。
本来は苺って5月が旬だったのですものね。

ロックウェル

2009年5月17日(日) ブログ
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ノーマン・ロックウェル…
1900年台に活躍したアメリカで最も有名な画家です。
無知な私は 有名ではあるけれど、いわゆる流行作家、イラストレーター、というふうに思っていました。
でも、彼もやはり素晴らしい芸術家だと知りました。
夕べの[美の巨人たち]を見て、です。
何度も言っているかもしれませんが、この番組、テレビ東京か、テレビ大阪か、テレビ瀬戸内などが入る方は土曜日の午後10時から、ぜひぜひ、ぜひ!みてください。
たった30分で 感動し、物識りになった気がし、(人間て素晴らしい!)と言う気になります。
小林薫さんの飄々として、又きっぱりとしたナレーションがまたいいのです。
昨日の絵は[新しいご近所さん]
ある晴れた春の日、引っ越してきた黒人の兄妹と三人の白人の子供が対峙している、一見微笑ましい絵です。
でもロックウェルの生きたその当時は、堂々と[白人専用]と書かれたレストランがあり、白人ばかりだった小学校に一人の少女が入学するのに大変な抗議行動が起こり、その中、警察に囲まれて少女は登校、といった時代です。
何気ない日常の風景に、ロックウェルは夢と希望を描いていました。
黒人の男の子は恥ずかしそうに後ろ手にキャッチャーミットを持っているし、オシャレに髪を結いあげた妹はとても可愛いピンクのワンピースを着ています。
(これだ!)と思いました。
ロックウェルの時代はもちろん悲惨な戦争や大恐慌があったのですがロックウェルは
「現実にどんな悲惨な状況があるにせよ、私の描く世界はあくまで(こうあってほしい)という世界…」
それが人々の心に染みていってほしい、と願っていたに違いありません。
ロックウェルが亡くなってから31年…。
番組の最後にオバマ新大統領の就任演説の姿、聞き入る老黒人男性の姿が映し出されて
Dream come true…)
とありました(;_;)

カットワークレース

2009年5月16日(土) ブログ
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レース生地にもいろいろあります。
刺繍のきれいなエンブロイダリー・レース、優雅なチュール・レース…
私は特に、真っ白な生地にカットワークが施されたレースに心弾かれます。
昔、新婚の頃、雑誌[ミセス]に載っていたドイリーを自分の鏡台のためにぜひ作ろう!と あちこち探してどうにかそれらしい布と糸を買ってきてバラの模様のカットワークに挑戦したことがあります。
でも、その時の布はよりが甘かったのか、大変だったわりには 使っているうちに穴からチロチロ、糸が出てきてあまり良い仕上がりとはいきませんでした。
今ならパキッとした白いリネンもあるし、もう少しうまくいくような…。
そんな優雅な時間はもう少し齢をとってからの楽しみに置いておいて、今日は[リネン&レース展]のために用意したレース生地を幾つか組み合わせて初夏のブラウスを作っています。
潔い、真っ白なブラウスは幾つになっても、いつの時代もステキだと思うのです。
白いカットワークレースの持つ懐かしさと豊かさ…。

苺、イチゴ、いちご…

2009年5月15日(金) ブログ
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昨日の夕方、
「こんばんはー」
と義姉がとれたての苺がたっぷり入った箱を届けてくれました。
畑でお日様の光をいっぱい浴びた真っ赤で大きな、とても美味しそうな苺!
朝のフルーツにもお店のケーキにもさせてもらいますが、それでもたっぷり。
そうだ、今日、出勤のMさんとOさんにも少しずつお裾分けしよう、と待ち構えていると…。
「おはようございまーす!」
と入ってきたOさんの手には何やら箱が…。
「先生、苺をどうぞ!」
続いて入ってきたMさんもボウルいっぱいの苺!
そっかー!
皆、おばあちゃんやお義父さんがちゃーんと作っておられるのでした。
大笑いした後、(それなら)とありがたく頂戴し、さっそく[苺づくし]にかかりました。
真っ赤によく熟れてて、そのまま食べるのが一番美味しい苺達。
大きなのは朝のフルーツに残して、ジャム、ブラマンジェにかける苺ソース、5月生まれのつれあいのためのショートケーキ(今回はリラ・アンナちゃん風ケーキに)、ミキサーにかけていちごミルクにまでしました(^-^)
/グローブみたいないちごはきらい/小さな まあるいいちごが好きよ/貴女は5月の王女さま…
とは[チッチとサリー]のチッチの詩です。
でも、私は(グローブみたいな)いちごも大好きです(^-^)

始動!

2009年5月14日(木) ブログ
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ゆう風舎のキルト仲間にとって、今が一番良い季節かもしれません。
時間に追われ、締め切りに追われ、肩こりに悩まされながらふうふうしんどい目をした作品作りが終わり、爽やかな風の緑の中、新しい布を触りながら、あれやこれや、次に作るものを考えます。
[リネン&レース展]は自由参加、でも初夏のアイテム、肌触りのいいリネンや清潔感のあるレースで何か作るのに皆、異議なし??
そんな雰囲気を作るべく、出来るだけ早めに手にいれておいたレースやリネンの布やトリミングレースを中央に並べておきます(^-^)
さっそく、流行りのチュニックに、ジャンパースカートやブラウスに。
バッグやポーチに。
味わいあるリネン地の上に小さなアップリケと刺繍を…
と次々に決まっていきます。
私もさっそく真っ白なカットワークレースと他のレースを組み合わせてブラウスを作ろう、とワクワクしています。

大阪

2009年5月13日(水) ブログ
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私は実は、飛行機も新幹線も乗るのが大好きです。
最近は遠出は全然できませんが、こっそり、贅沢、京都や新大阪から、帰りは新幹線を利用することがあります。
相生は新幹線が停まるのが何より!
今日は昨日までのイベント期間中頑張ってくれたスタッフの慰労を兼ねて、と、来たるリネン&レース展のための材料探しに大阪は本町界隈に行ってきました。
誰の行いがよかったのか?当初心配していた雨も降らず、気持ちの良い五月晴れに恵まれ、帰りは梅田の[ブリーゼブリーゼ]の[キャス・キッドソン]にも寄って、皆、大満足です。
私は皆と別れた後、もう一つ用事があったため、帰りは新幹線に乗ったのですが…。
それにしても、御堂筋の銀杏の青々とした葉もよかったし、昼下がりの船場を行き交う人々や、ブリーゼブリーゼの巨大なあやつり人形等、いっぱい被写体があったのに、すっかりうっかりしてて、慌てて姫路駅に停車してた700系?を写したのですが…?

最終日

2009年5月12日(火) ブログ
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お陰様で今年の[布と糸でつくる夢展]も今日、無事に終了しました。
期間中は不便な場所にもかかわらず、大勢の皆様にご来場いただき、本当にありがとうございました。
お手伝い下さった方々、おいしい差し入れをいただいた方々、ゴールデンウィーク返上で頑張ったスタッフにも感謝です。
さあ、もう頭の中は(次)に向かっています。
明後日からは
(次はどんなの作ろう??)
という、ワクワクした気分や
(いやいや、この時期、ちょっと気楽な小物を先に作りたいな)
というリラックス感に包まれて新しい一年が始まります。
まさしく[ネバー・エンディング・ストーリー]
(想像)や(創造)には終わりがないのがいいんですね。

さて、私の[神戸]…
去年の夏にメリケンパーク・オリエンタル・ホテルに泊まった日からずーとあたためてきたテーマでした。
誰もが知ってる観光地でもある街を表すのに最初は
(どーしよーか?)
と随分悩みましたが、開き直って
(忠実に、というのは到底無理。思いつくまま、私のイメージでアップリケパーツの集合みたいにシンプルに作ろう)
と思えた時から楽しく作ることが出来ました。
毎度のことながら時間切れの完成度の低い作品になってしまいましたが、今度、大丸神戸店に持って行きます(5/27.28.29)
こちらにおいでになれなかった方、ご都合がつけばぜひ観にいらしてください。
その時までにはすこーし、人物を増やせるかな?

子ども達のために

2009年5月11日(月) ブログ
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今年の作品展は本当にお天気に恵まれました。
お休みの水曜日に雨が降る…という具合に。
ラスト2となった今日も暑すぎるくらいの日差しの中、遠くから、近くから、本当に沢山のお客様に来ていただきました。
そして、私が想像していた以上に[Yu’s Palette]のパネル柄を買って帰って下さる方が多いのには驚きました。
今日来てくれた、かつての教え子が新米ママとなって子どものために、又ママ友のために買って帰ってくれる、というのはわかるのですが、そんな年代ではない方も、お孫さんに、ご近所の方のお孫さんに、親戚の…?
1パネル¥840というお求め易さもあると思いますが、2パネル3パネル、と買って下さいます。
普段はご自分のパッチワーク制作用の結構シックな感じの布を求めていかれる方たちも。
きっとその方達の頭の先にはそれぞれの想う子ども達の姿があるんだなあ、と思うと 喜びがじわじわじわーと湧いてきます。
誰かのために買っていかれる…絵本でもそうですが、そんな場面に出くわすと商売を越えた喜びを感じてしまいます。
去年、話が決まってから、何度も大阪へ足を運んだり、東京のメーカーの担当の方との数えきれないやりとり、原画を作る苦労や、うまくいかなくて焦った日…。
そんな事が思い出されて感無量です。
一方ではニュースで毎日のように子どもを虐待する親の事が…。
どこかで接点を探し、何かできることがあるはず…と。

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