パッチワークとコラージュ

2009年8月20日(木) ブログ
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映画やドラマの名脇役みたいに、特に前に出る訳ではないのに、そこに居るだけで、どっしりと場が落ち着き、穏やかな空気が流れて、他の皆がいきいきできる…。
Nさんはそんな方です。
なのでNさんの体調が悪かったりすると 私まで不調な感じ…。
もう17年目ですもの、皆それぞれに齢を重ねて、あちこち修繕しながら…。
でも創っていく作品は毎年、新しいものに挑戦。
ゆっくりと、でいいので、頑張ってほしいと願っています。
相談して決めたのは[手芸屋さん]です。
アップリケとパッチワークとミニチュアに作ったドレス等をコラージュして…。
「ドレスは孫にリカちゃんの服作ってって頼まれてるので、そのサイズで作ると一石二鳥ですね」
とNさん。
「じゃあ、バッグはこのくらいの大きさでは?」
と、去年作った[海へいきました]を持ち出す私。
夢が膨らむ楽しい時間です。

夏らしい場所

2009年8月18日(火) ブログ
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世の奥様たちはときには こぞって、平日のお昼、美味しいと評判のお店へあちこちランチに出かけられるのでは?
仕事を持っている身ではなかなかそういうことも出来ません。
(でも!せっかく夏ですもの!海の見えるレストランへ!)
そんな希望がキルト仲間数人とたちまち合致し、お盆前から予約して出かけることに…。
でも、お店が休みの水曜日は予定があったので、今日は営業日。
スタッフさんや連れ合いにいろいろなことをお願いし、東名高速の渋滞でもしも遅れては大変、と夜中から起きだして通販の発送準備をしたり…。
それでもやっぱり気兼ねしながら出てきましたが…。
皮肉な偶然はやっぱり私を見逃してくれず…。
今日にかぎって、そんなこととは知らない、本当に久しぶりの、会いたい、懐かしい人達が1家族と一人…。来て下さったそうな。
出先で電話で知った私は 心中イマイチ盛り上がりませんでしたが、でも、せっかくの晴天。
行き届いた美味しい数々のお料理。
大きな船がゆったりと波間を進む窓辺。
1年ぶりの神戸メリケンパークオリエンタルの[サンタモニカの風]のバイキングです。
一緒に行った方が皆「初めて」と喜んで下さったのが何よりです。

葡萄のケーキ

2009年8月17日(月) ブログ
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[めがね職人ドットコム]職人Kさんの推薦に従って、夕べはNHKのスペシャルドラマ[気骨の判決]を観ました。
勿論、私は[美の巨人たち]のナレーションで俳優・小林薫さんの大ファン。
夕べも、飄々として誠実、繊細にして重厚。
丸メガネの似合う風貌といい、哀しみをたたえた中にも毅然とした演技といい、ヨカッタ!です。
そして、あんな時代にも自分の信念のもとに勇気ある判決を下した立派な日本人がおられた事に感銘を受けました。
周囲や風潮に流されず、(良い)と信じた事を貫き通す、そんな勇気を持ちたい、と改めて思ったのです。

そんな、肩に力が入った今日、[2学期]ともいうべきゆう風舎が始まりました。
ケーキは1年ぶりの[葡萄のケーキ]です。
このケーキ、多分、今でも ゆう風舎のケーキの中で人気1位だと思います。
少し前にも お客様から
「いつくらいから葡萄のケーキですか?」
とお電話があったくらいです(^-^)

夏〜秋キルト

2009年8月16日(日) ブログ
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9日間も休んだとは思えないけど…。
いろいろな事に心を残し、とにかく明日からは、お店再開、秋冬に向かって新たなスタートです。
とはいえ、まだまだ暑い夏、あまり深い秋色のクロスでディスプレイする気には ちょっとまだなれません。
そこで色は涼しげ、テーマは実りの秋らしく、ベビー物やウェディング物を並べました。
少しずつ、アイテムを増やして充実させていきますよ。

涼しい日

2009年8月15日(土) ブログ
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今朝の新聞のコラム。
落合恵子さんはちょうど終戦の年に生まれ、64歳だそう。
[不毛地帯]読み進み中の私にとっては いつになく戦時中の事が明確なイメージになった今年。
勿論、テレビ欄に見つけた[蛍火の墓]は観ませんが…。
この辺りでは、正午周辺にお寺の鐘が鳴らされ、正午には消防団のサイレンが鳴ります。
そう、今日は終戦記念日。
とりあえず、なんだか涼しい日でした。
私はやっぱり、掃除、宿題。
宿題はベビーキルトのキット化とオリジナル布の総柄のデザインです。
明日、仕上げないと…。

プチ旅行

2009年8月14日(金) ブログ
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京都でのお墓参りは ここ数年はワンパターン。
兄の車でお墓参りに行き、どこかのレストランで昼食を済ませ、ちょっとだけ河原町に寄って。
でも今年は違いました。
ちょうどこの時期に催されている大学時代の恩師(と、言っても洋画ではなかった私達は直接教わっていないのですが)
桑田道夫先生の遺作展を観に、岡崎の京都市立美術館別館に行きました。
れいの福井県のT君始め、数人の友人達が何年も前から計画していたものです。
広い会場に並んでいたのは油絵の具のみで描いた洋画ではなく、[現代アート]ともいうべき、大きく、力強い作品達でした。
具象と抽象が入り交じり、アスファルトや石膏を流したものあり、シルクスクリーンあり、陶板や木材をはめ込んだものあり、モノで表現された、先生からのメッセージは 私にとって、とても新鮮なものでした。
そして末尾に並んでいた実行委員会の面々の、それぞれのとても小さな作品と懐かしい氏名、とても遠慮がちな展示がなんだか微笑ましく、没後7年経ってこんな風に教え子達に遺作展を計画させる桑田先生のお人柄が偲ばれるような気がしました。
「高速は混んでいるかも」
と三田までの道を亀岡周りの迂回ルートを帰る兄に便乗して帰ったことも、思いがけなく[夏]って感じで楽しかったのです。
今日はお天気も最高。
緑の中、陽の光が強烈なコントラストを作っていました。

お盆

2009年8月13日(木) ブログ
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いつも、結構 楽しくブログをいれているのに、ここ何日か筆が(キーボードが?)進みません。
やっぱり[作用町]というあまりに近くでの不幸を思うと…。
こんな事をしていないでボランティアに行く方が、と思うのですが、あまりにも体力に自信がなくて…。
テレビに写っていた、たつの市の女子中学生が一生懸命家具の泥を落としてくれている姿に
(ありがとう、ありがとう)
と言うばかり…。

歩いてすぐのお墓に、やかんの水とお花と蝋燭、お線香を持って。
キッチン掃除のついでに思い立って縫った小花柄リネンのテーブルクロス。
わざわざ、自宅のパン焼き機で焼いて持って来て下さった、Fさんのフカフカのパン。
昼下がり届いた、同窓会の写真や動画が焼き付けられたCDと手紙。
夕方に降った、汗まみれの素肌には心地よい霧みたいな微かな雨。
地面すれすれに飛ぶ羽黒トンボ…。

そんな、普通の、毎年繰り返されるはずの 平和な夏がたった一晩の雨で変わってしまった人達…。

パイピング仕上げ

2009年8月12日(水) ブログ
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台風に地震。
辛いニュースを聞きながら、申し訳なく思いながら、休み前からかかっていたベビーキルトの仕上げにかかっています。
ベビーキルトは
(要するに赤ちゃんのお布団なんだから…)
と、縁は裏の布を回してきてとじつけたり、別の布で額縁仕立てにしたり…。
なんだか、又同じじゃあ、面白くないなあ…。
小さな小さな薔薇の蕾の花柄プリントを見ていると、これを細いパイピングにすると可愛いだろうな、と思いました。
ちょっとだけ手間がかかるけどスカラップにして…。
そう思い立つと、すっかり楽しくなって一気に縫い始めました。
赤ちゃんが眠る時、スカラップの[なみなみ]が気になるかも?
という連れ合いの意見で、上側は真っ直ぐにしました(^-^)

ランチョン・マット

2009年8月10日(月) ブログ
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朝から「大丈夫ですか?」のメールを数通いただく…
同窓会の余韻に浸っていて気がつかないうちに近くの作用町が大雨で大変なことに。
先日、山口県であったことが 今度は本当にとても身近な所で…。
幸い、もう少し岡山県よりで暮らす親戚の家も無事だったようでホッと胸を撫で下ろすものの、昼、夕方…とニュースを見るたびに被害の大きさが伝わり、なんとも言えません。
4月に甥のコンサートに来て下さった作用の方達も、皆さん無事だったでしょうか?
レーダーに捉えられた赤い箇所、本当にゲリラ豪雨にはビックリします。

ところで、被害に会われた方には本当に申し訳ないながら、私達は一緒に京都から帰ってき、ゆう風舎のすぐ近くの[ふるさと交流館]で一泊した友達と
(彼女は私んちで泊まるよりも広々した和室のある交流館の方がお気に入り。
勿論、仕事を持っている私達に負担をかけまいという、彼女なりの気遣い、でもありますが…)
まだ、楽しい余韻に浸っていたのです。
午後、新幹線で名古屋へ帰っていく彼女へのお土産に、彼女のリクエストでランチョン・マットを大急ぎで縫い始めたのですが、つい、話に夢中になったりで残念ながら間に合わず。
彼女を駅に送り届けてから仕上げました。
布選びは任されたので、お気に入りの有輪さんのブルーのドットの綿麻生地と、ちゃっかり私のパネル柄を…
(実は、こう見えて結構、控えめ?な私(^-^)本の話もオリジナル布の話も同窓会ではしませんでしたよ。
勿論知ってくれている人も多数いますが)
3人家族の彼女に3種類の模様を切り取って。
こちらも綿麻。
ザブザブ洗っても凄く丈夫だと思います。

Part2キャンパス散策

2009年8月9日(日) ブログ
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美術科ⅰ類、ⅱ類、特修美術科、そして書道科を入れて全部で同学年は54名。
旅立ってしまった人が2名、今では音信不通になっている人、数名。
温度差もあったり、仕事でどうしても来れなかったりした人、直前にダメになった人がいたりで今回集まったのは20名足らず。
でも、幹事T君のコーヒーカップや旧館アトリエの懐かしい写真のお土産も好評で、皆別れがたく、名残惜しく23時半頃まで西院駅近くの[モスバーガー]でのアイスコーヒーを最後に、三々五々解散しました。
その中で遠方からの宿泊組は次の日、帰路につく前のひとときを福井県のT君、長野県のK君の車に便乗させてもらって 伏見にある懐かしいキャンパスへ。
K君いわく、学生密度が北海道大学についで2番目に低い、という(要するに、少ない学生数のわりに広い面積)キャンパスを、傘をさしながら(オールドハチミツとクローバー)って感じでのし歩きました。
歳月を経て鬱蒼と大きく繁った樹木、解体されてしまった古いアトリエ、変わらないプール、新しい棟…。
夏休みとはいえ、登校してきている若い若い学生達が奇異な目で見ていてもお構い無し。
こんなにも素朴で優しい友達に巡り合えていた幸せを、白髪まじりや寂しくなった後頭部の彼らの後ろ姿を見ながらタイム・トリップをしたのです。
2009の夏…

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