煉瓦敷き
朝からしとしと雨が降り続く日ですが、絵本図書館の中ではいよいよ明日からのキルト展の準備の大詰めです。
Hさんの沢山の作品の中から 入り口のドアを開けてお客様が一番最初に観られる作品はこの作品に決めました。
イングリッシュ・ガーデンでしょうか?
白い蔓バラがいっぱいに咲いたところにベンチがあり、女の人が一人座っています。
風景をモチーフにした作品が多いHさんには人物が大きい、珍しい作品です。
どの部分も丁寧に、見事に縫ってありますが、その丁寧さに思わず微笑んでしまうのが足元の煉瓦の目地に刺された雑草の刺繍です。
「こんなに生えたら困るなあ」
と連れ合いがつぶやくほど、こまめに、丁寧に刺してあります(^-^)
それが 庭から絵本図書館前に敷いた、うちの煉瓦と続いているみたいでいいかな?と思ったのです。
今日になってグリーンの鉢までディスプレイしてあって…。
ときどき、何もご存知ないお客様から
「縫い物をして、お菓子を作って、ガーデニングをして、まるでターシャさんみたいな生活ですね。」
とビックリするような事を言われますが(;^_^Aとんでもない!ガーデニングは全て連れ合いの仕事です。
庭の煉瓦も、コツコツ一人で敷いてくれました。
新しい方のショップやカフェの建設のために 前に敷いた煉瓦を剥がすことは、良い味が出ていた頃だし、作業の労苦を思うと 身を切られるように辛かったのですが、新しい場所にも敷いた煉瓦が、3年くらいたって、それこそHさんのキルトみたいに目地から草が覗いたり、苔むしてきて とても良い感じになってきました。
ここでお茶を喫むのが何より楽しみです。
今日も、雨が降っていようが、蚊が飛んでいようが やっぱりここでティーブレイク。
白い花びらと葉を散らす雨に濡れた煉瓦を眺めながらは なかなかオツなものです。
さあ、明日初日は晴れるそう!