「この頃、マイケルの話が少ないですね」
仕事の電話のついでに布メーカーのOさんの嬉しいお言葉…。
じゃあ、じゃあ(^-^)と、早速、先月の彼の命日に新しく出版された[JACKSON]という本をご紹介します。
ファンでないと ご存知ないと思いますが、マイケルが30代前半[デンジャラス・ワールドツアー]というコンサートツアーをやっていた時、バックダンサーの一人にユーコさんという日本人女性がいたのです。
と、いうか、マイケルが選んだ初めての女性ダンサーが日本人女性だったというわけです。(それまでのBADツアーは男性ばかりでした)
それが今は、東京で、[アウェークニング]という独自のエクササイズの教室を主宰したり、その他諸々の活躍をしておられる、ユーコ・スミダ・ジャクソンさんです。
もっと言えば、マイケルの代表曲の一つ[BLACK&WHITE]のショートフィルムの最後の方、(モーフィング)と呼ばれるコンピューターグラフィックによって男女の顔が次々、少しずつ入れ替わる映像(当時はユニクロのコマーシャルとしか知りませんでしたが)の中で誰よりも元気よく、にこやかにくるっとターンを決める日本人女性、それがユーコさんの若き日です。
たった一人オーディションに受かって、やがてマイケルとの対面。
リハーサル。
ツアー。
その後の仕事。
特に、伝説のショートフィルム[ゴースト]にも出演した彼女は、その数ヵ月に渡るハードな練習、コスチュームやメイクをした上での難解なダンスは、彼女のダンサーとしての現役生活に終止符を打つ決心をするきっかけになったそうです。
(やること、全部やった感)というか…。
凄いですね。そう思えるほどにしたというのは。
そして私が誤解していたこと…すなわち、マイケルのバックダンサーだったことを利用して名前のあとに(ジャクソン)とつけて活動しておられる、勿論、許可はもらった上だろうけど…そんな風に思っていたのは大間違い。
アメリカ生活の中で知り合ったジョージ・ジャクソンという人と結婚なさっていたのでした。
しかも、たった1年で愛する夫に先立たれ、でもユーコさんには、コナちゃんという忘れ形見がいて…。
コナちゃんを育てるために必死で努力を重ねてこられたのでした。
はーあ、まさに(人に歴史あり)です。
そしてずっとユーコさんの心を支えてきたのは、大きな愛を持ってビジネスリーダーとして活躍した亡き夫と、厳しさと優しさ、何をするにしても(愛をもってクリエイトする)ことを教えてくれたマイケルへの感謝の気持ちだったといいます。
よかったら皆さんも、どこかで手にとってみて下さい。
今日はその、超難解、でも、素晴らしいダンスの[ゴースト]からの〈2BAD〉ご覧ください。http://www.youtube.com/watch?v=Lfpu5qPRjX0&feature=related