布の多さ

2011年10月19日(水) ブログ
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理不尽な権力等には毅然と立ち向かいたい、なーんて日頃思っている私ですが、普通に、お客さんに対しては なんだか自信なさげなところがあります(-_-;)

絵キルトを縫っていても、キットだと、
(こんな細かいの、嫌がられるかなあ?)
とか 心配しながら作ります(–;)

それに、絵に当てはめる布を考えて、考えて作っていくと、どうしても大変な布の種類の数になってしまいます(>_<) (あれとこれが 同じわけないし…) (これはやっぱりこの布でなくっちゃ…) かくして、こんな一部屋のアップリケでも、随分な数になってきて…。 (お客さん、困るかな?)(キットを組んでくれるスタッフさん、嫌かなあ?) とか、そんな事考えながら。 でも! やっぱり楽しいのです。 沢山の種類の布が織り成す色調はやっぱり美しいと思います。 なので、作って下さる方も、楽しんでいただければなあ、と思います。 ここで一つ、私の作業の手順をご紹介。 今、お父さんと子供二人の部分を作ろうとしていますが、型紙のパーツ、パーツはとっても多い。 でも、お父さんと二人の子どもはお互い絡み合っていますので、とにかく全部のパーツを布に写して縫い代を揃え、裁ってしまいます。 それができたら、今度は下絵を見ながら各パーツの縫い代に切り込みを丁寧に入れていきます。 下絵を見て、上に何か重なってしまうような部分は切り込みを入れないようにします。 とにかく省エネです。 切り込みが入ったパーツを飛ばないような“ざらざら”の上に並べ、いよいよ一番下になる部分から、次々縫い付けていくのです。 そうすると張り付けられたものの縫い代が又つぎに縫うパーツの下書きになっていき、どのパーツを乗せていけばいいかわかりやすく、並んでいるパーツをスッと選んで縫っていけるので早いのです。 いちいち一つずつ、型を書いて、裁って、切り込みを入れて、とするのはめんどうなものです。 よかったらぜひやってみて下さい。

引き続きウールモヘアチェック

2011年10月18日(火) ブログ
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ファッション雑誌に載ったチェックウールのバッグを見て、
(こんなのにしたいな)
と、思って、今朝出勤してきたスタッフTさんに説明したら、午後には早速、形になって…!

嬉しくって、昨日に引き続き、このチェックのコーディネートを写しちゃいました(^^)v

Tさんはとても手際よく、的確に縫い上げてくれて、本当に助かります。
裏用の布がまだ届かず、実はまだ未完成ですが、形も大きさも軽さもイメージ通りに出来ました。
底の黒の部分、雑誌ではもちろん革で出来ていましたが、そうはいかず、ゆう風舎ではやっぱりフェルトです。
このフェルトがなかなか使いやすい…。
切りっぱなしで良いので、ファスナー付きのパッチポケットも 長方形の穴を開けてファスナーの上に縫い付け、バッグ本体にステッチで縫い付けるだけ。

そして、持ち手は本皮製の持ち手をつけました。
少々、値ははりますが、やっぱりこれがグレードアップのコツですよね。

あったかチェック

2011年10月17日(月) ブログ
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今朝、
「おはよーございまーす!」
と、入ってきたスタッフMさんはこのバッグ、
「おはようございます」
と、答えた私はこのジャンスカ。
お互いに出来立てホヤホヤのオヒロメ且つオソロでしたよ。

このウールモヘアのタータンチェック、実は 数年前にサンウェルさんの切り売りカット料がどんどん値上がりするので、(エエイ!)とばかり原反で買ったもので沢山あったのです。

黒とベージュの中に、ぴっと白と赤の細いラインがお洒落で気に入り、いろいろな物を作りましたよ。

持ち手がフェルトで ごくごく軽いこのバッグ、作った年より今年の方がなぜかブレイク中です。

でも、実はもう一つ、新しいバッグを考察中(^^)v
楽しみにしていて下さい。

わくわく…

2011年10月16日(日) ブログ
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今よりもう少し若い頃、とても生き生き暮らされる先輩主婦に、
「どんなことが一番嬉しいですか?」
と、訊ねたことがあります。

私の作る絵キルトにも興味を持って“ちょっとだけ”されていたのですが、本当の趣味は合唱。
神戸女学院OBで作る合唱団の中でアルトを受け持って、練習、コンサートと、時にはヨーロッパまで足を延ばしておられました。
それに加え、楽曲やその国の歴史を探るため、大学の聴講生として講義を受けにも行っておられました。

それで…その方の答えは、
「知らなかった事を知った時かなあ」
でした。
なるほど!!

私が未だにどんどんマイケルの事を知るにつけのめり込むのは (それだ)とも思います。

複雑なアメリカ社会のことも、根深い人種差別、そしてそれに立ち向かって行った人々のことも。
そして、私としては生まれて初めて[信仰]ということを真剣に考えました。
彼の奇跡的な素晴らしい歌もダンスも、苦難の時にも続けられた人道行為も、[信仰]と深く結びついていたからです。

マイケルからの繋がりでたくさん読みたい本も出てきます。
ゴッホと弟テオの伝記、やっと読み終えたので、次に読むのは、池上彰さんの書いた[大人も子どももわかるイスラム世界の[大疑問]]です。

これは先に読み終えた連れ合いがいたく
「うーん、そうなんかー」
と反応していたもので、私も早く読みたかったのです。

でも正直言うと、晩年イスラム教徒と懇意にしていたというマイケルの存在なしでは 私は、
「そう」
と、興味なさそうに返事しただけかも?(^-^;

大阪のマンション

2011年10月15日(土) ブログ
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去年亡くなった、学生時代の友人のおうちへ、友達3人とお参りさせてもらいに行きました。
忘れ形見のS子ちゃんが迎えてくれました。
大阪の街を一望できる26階建てマンションの22階。

謙虚すぎて、謙虚すぎて、それで病気になってしまったんじゃないの?って思ってたC…。
彼女は一言もそう言わなかったけど、セキュリティ付きの豪華マンションでした。
何もかも、彼女を感じさせるしつらえ、主張せず、シンプルで、可愛く…。
私達のためにS子ちゃんが焼いておいてくれたクッキーがまた…全くもってCそのままで…。

彼女が遺したものが脈々と未来に向けて鼓動している…。
去年お葬式で感じた事を思い出しました。

ストールも

2011年10月14日(金) ブログ
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下絵が決まって、どこにどんな布を使おうか?と考える時が 一番楽しい時です。
適材適所?ぴたっとはまる布を探すのです。

このストールは先日、岡本へ行った時、雑貨屋さん[ナイーフ]で買ったインド製のストール。
いろんな色のブークレー糸が織り込んであって、暖かそうなフロアマットにピッタリ!
即買いでしたが、いよいよハサミを入れる時はちょっぴり躊躇いが…。
でも、やっぱり、ピッタリでした。

このオレンジ色のタータンチェックのウール生地は1ヵ月ほど前に大阪でみつけたもの。
ほどよく薄手で、プリーツスカートにでもしようかな?ちょっと若すぎ?って買って帰ったのですが、なんだか、探していた煉瓦にピッタリ…。
う〜ん、やっぱり暫く躊躇しましたが、素敵なキット作りを目指すのには代えられません。

かくして、ゆう風舎のキットは形になっていきますよ。
実は昨日のブログを見て下さった北海道の方から早速
「楽しみです!」
と、メールいただいたので張り切っています(^-^)

やっと、かかりました

2011年10月13日(木) ブログ
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絵キルトキットの新作に久しぶりに、やっとかかっています。

なんだか昔に戻って部屋の中です。
暖炉があって本棚があって、ソファーがあって…。
以前、[暖炉の前に]という作品があって、その時は編み物しているお母さんと二人の子供達でしたが、今回は、子どもに本を読んであげている優しいお父さんが登場します。

震災や豪雨や…いろんな事がある度に、
(役に立たないこんなことしてていいのか?)
…と いう思いが頭をもたげます。

でも私に出来る事とは?

正直、マイケルを知ってからは迷わなくなりました。
マイケルの終始一貫して発信していたメッセージ…
すなわち、
「人にはそれぞれの役割がある。その役割を果たすために全力を尽くすこと…」
彼はいつも(明日はない、というつもりで)頑張っていたそうです。

訳のわからない概念に惑わされて時間を無駄にするより、今、目の前にある、出来る事を一生懸命やるしかないように思います。

Sさんは逝ってしまったけど、私の周りにはやはり癌と闘う大切な人がいます。
そして、
「私は末期ガンですが、高原さんのキルトを完成させるのを楽しみに頑張っています」
と、お便りを下さった方も…。

お手紙も書きます。
メールもします。
ささやかなプレゼントもしようと思います。
でも、何より、少しずつでも作品を作ろうと思います。

ワンディ・ショップ

2011年10月11日(火) ブログ
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明石市大久保町高丘というと 私にとっていつまでも[良い思い出]の場所です。

そこでの教員生活はたった7年だったのに、同僚の先生方や、保護者たち、そして何より子ども達に恵まれて、本当に楽しく、やりたい事をやれた、って思い出です。

そんな可愛い教え子の一人、今はもう二児のママですが、が
「お友達と一緒に手作り品のワンディ・ショップを開きますよー」
というお手紙をくれました(^-^)

お菓子好き、パン好き、縫い物、編み物好きの6人がするようです。

彼女は何を出すのかな?
そういえば、いつかいただいたクッキー、ヘーゼルナッツ・プードルが半端じゃなく入っていて、めちゃくちゃ美味しかったなあ。
もちろん縫い物も上手。

パンフレットには
「ベビー、キッズ、レディースの洋服やニット小物、ぬいぐるみ、バッグ、美味しい焼き菓子など…」
って書いてあります。

秋の1日、そんなフンワリした場所に ふんわりした物を覗いて、フンワリした時間を過ごしたいな…と思いつつ…。

たまたま先約のあった私はそれが叶いませんが、お近くで、もし興味のある方はぜひ行ってみてくださいね。

maison verteメゾン ベール

10月15日 10:00〜16:00

大久保町大窪2163‐14
コープこうべや大久保病院から徒歩5分だそうです。
住宅街なのでできるだけ自転車や徒歩で…と…。

「そう」

2011年10月10日(月) ブログ
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名作の力とは凄いですね。
すっかり私の心には[100万回生きたねこ]が住み着いてしまいました。

きっと、人生の折り返し地点を過ぎてから読んだのでよけいだと思います。

特に私は、白い美しいねこに惚れこんでしまい、毎日
「そう」
と言って暮らしています。
でも、「そう」とばかり言ってはいられないことが世の中にはいろいろありますね。
悲しいけれど、私達凡人には計り知れない闇の力がある、ということを、マイケルの事を深く知っていくと気付きます。
2004年、イラク戦争の終結を願ってマイケルが作った歌、[We’ve Had Enough]
やっと歌詞が判ったのです。
残念ながらYou−Tubeでは和訳付きをみつけることができなかったので これを読みながら聴いていただけたら、と思います。

We’ve Had Enough(もうたくさんだ)http://www.youtube.com/watch?v=BRWrG4kyfhM&feature=related

愛は幼い命から奪い取られてしまった
そして誰も彼女にその訳を教えてくれなかった

彼女の行く先は さらなる軍事行動によって薄暗い
彼女は純真な心で訪ねた
「どうしてお父さんは死ななきゃならないの?」

真っ青な顔で兵士に詰め寄った
「どうしたらこんなことができるの?
誰が生きて、誰が死ぬなんて
貴方が決めていいなんて、神様は言った?

見てたでしょ?彼は逃げもしなかった。
それにダディは銃なんて持っていなかったわ!」

村の真ん中で 遠い国の路の上で
壊れたおもちゃを持った貧しい男の子が横たわっている
幼すぎて何も理解出来ないんだ

少年は眠りから目覚めた
地面がぐらぐら揺れている
父親が息子の手を握っている
そして悲鳴をあげて泣いている
彼の妻が死にかけているからだ
今、息子にその事実を説明しなければならない。

少年は無邪気に尋ねた
「どうしてママは死ななきゃいけないの?
何のために兵隊さんが来るの?
平和のための兵隊なのに なぜ戦争になっているの?

彼らが決めていいと 神様が言ったの?
誰が生きて 誰が死ぬのか?
僕のママは 僕ら子どもを育てていただけなのに

死んでいく人々がいるのに
僕達は無邪気に傍観しているだけ
まるで声がないかのように
今こそ僕らが選択する時なんだ
神様だけが決めることが出来るんだ
誰が生き 誰が死ぬのかを
僕らが声を一つにして叫ぶなら 出来ない事なんて一つもない

彼らは僕の話を聞かなければならない
彼らは君の話を聞かなければならない
彼らは僕達の話を聞かなければならない

もういい
もうたくさんだ

僕の魂の奥深いところ
(君の魂の奥深いところ 神に任せよう)
僕の魂の奥深いところ
(僕にかかっている そして僕らはまだ生きている)
彼らは 僕たちの話を聞かなければならない

もういい
もうたくさんだ

どんどん悪くなっている
神に任せよう
どんどん悪くなっている
神に任せよう
心の奥深いところ

もうたくさんだ!!

変わるものと変わらないもの

2011年10月9日(日) ブログ
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外出先に関して、私はとても保守的です(^-^;

一仕事終わり、日が空きさえすれば、行きたいのは神戸岡本です。

久しぶりに二人で出かけました。
暑からず、寒からず、空気が乾燥してよく晴れた絶好の日曜日。

テラスの席で軽いランチをいただきながら、
(あー。今度はいつ来れるだろ?)
と思うのもいつもながら。
堀萬昭堂で ドローイングペンやデザイン用ノートを買うのもいつもと同じ。
[ナイーフ]を覗いて、安価で珍しい雑貨を買うのも毎度のこと…。

ただ、私達の[定番]以外のテナントの入れ替わりの激しさにビックリします。
(えっ!?)と思うくらい、お店が無くなっていたり、違っていたり…。
岡本はテナント料も高いのでしょうか?

でもでも、いつもの[珈琲館]は何十年変わらず同じです。
素敵な奥様の上品な笑顔、お店のしつらえ、薫り高い美味しい珈琲も、2種類しかないケーキも…。

今日も素敵なカップでいれて下さいました。
私のはマイセン、連れ合いのはアメリカPICKARD社のもの。
24金を手塗りした重厚なもので、ホワイトハウスでも使われているものだとか…。

カップは素敵だけどアメリカの事は今はあんまり良く思えません。
この話は又…。

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