オランダのドールハウス

2015年3月30日(月) ブログ
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今日もピーカン青空のとても良いお天気。
思いがけなく、先日来てくれた卒業生のNさんが、あの二人のお嬢ちゃんとお父さんお母さんを伴って 再び来てくれました。

前回、初めて来てくれて、ゆう風舎を見回した彼女、すぐに
「先生、[マウス・マンション]って知ってますか?」
と、尋ねました。

知らない私。
聞くとオランダの有名な絵本で、その絵本というのは一人の作家が創ったドールハウスの一部屋一部屋を写真に撮って編んだ絵本だそう。
しかもそのドールハウスは図書館にドーンと置かれているらしく…

そんな話をしてくれた彼女は 今日はその絵本を持って来てくれたのでした。

見て ビックリ❗️

一番乗り

2015年3月29日(日) ブログ
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昨夜、メールがありました。
Nさんからです。

「小さいですが、なんとか作品が出来ました。明日持って行かせて頂こうと思いますが、何時頃がいいでしょうか?」

あれあれ?
しっかりされたNさん。
でも、ひょっとして1ヶ月間違っておられるのでは?

「いえいえ。今年こそは早くと思い、私の中で完成にしました。16時半頃になると思います。よろしくお願いします」
とのこと。
で、今日の4時半頃、持って来て下さいました。

ワー(*^o^*)!思ってたより大きな作品。
この間いらした時は花びら一つ一つを繋げておられただけだったのですが。
ピンクのマーガレットをグリーンの毛糸の鎖編みで繋げてあり、なかなかオリジナルです。

最初はタピストリーみたいにキルト面にとじつけようか?と思っておられたようですが、せっかく透け感のあるデザインなので
「いっぱい作って、繋げて、窓にかけたらキレイよ~」
と、思わず言ったのを採用して下さったのですね(*^o^*)

四人の子のお母さんで、ベテラン保母さん。
私よりも小柄な静かな方なのに、本当に頼りがいのある気丈で優しいNさん。

毎年どんなに忙しくても、
(ちゃんと作品一つはきっと間に合わせてくれる…)
って、私も頼っていまーす^^;

今年はなんと一番乗りとは!

今年の

2015年3月28日(土) ブログ
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たぶん、そういう方はあまりおられないかも?と思いますが、ひょっとしたら気になって下さってる方が?

ゆう風舎恒例の春の作品展、[布と糸でつくる夢展]、今年の私の作品は??

言い訳はたくさんあるものの…小さい小さい作品の寄せ集めです。

新作布と新しい本のプロジェクト。
体力温存してしまいました。

いつかまた、若い頃のように背景から手間暇かけた大作に挑戦したいとは本当に思っています。
それこそ、本当に体力が無くなる前に…

でも今年はこういうのでご容赦お願い、です^^;

とはいえ、実は…と~っても楽しかった(*^o^*)
杢グレーのフェルトの上は、白いリネンの上と又違って白やピンクが映えます。
小さな画面にシンプルかつ楽しい素材の選び方も学習しました。

[子ども百景]と言いたいところ[子ども18景]になりそう、と思っていたけど諸々の宿題があり、今回は[子ども15景]で終わりそうです。
でも、又増やせるのもいいところ^^;

この中から今度の本にもちょっとカット載せをしてもらえるかも、なので何枚か明日出張します^_^

タンポポのブーケ

2015年3月27日(金) ブログ
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光あふれる暖かい日が又やって来ました。

そんな日にふさわしいお客様。
明石からやってきてくれた卒業生のAさん。

今日は二人の子どもちゃんと同じく卒業生のNさん親子を連れて来てくれました。

Nさんは小学生の頃以来、ゆう風舎も初めて。
当たり前のことながら、
(大人になって!!)って感じです。

聞けば去年まで旦那さんの仕事柄、オランダに五年滞在していたそう。

オランダ!
[ミッフィーちゃん]や[イップとヤネケ]が溢れてる国?!
行きた~い国です。
そしてもう何年も「子どもの幸せ度」No.1の国だそうです。
「本当にそんな風に思った?」
って尋ねてみると
「はい。なんか全体で見守ってくれているような…。こちらへ帰ってからはちょっと寂しい感じです」
とのこと。
どんな考え方にもとずくどんな制度があってどんな生き方なのか?詳しく知りたいところです。

それにしても、日本の田畑も今からはとても良い時期。
四人を誘い出すと、タンポポを見つけては喜んでくれ、(他のものはもうちょっと後しか咲かなくて残念…)始めはそれぞれの手に持っていたのが しばらくしてふと見るとお姉ちゃん一人の手に束ねられています。
「ママにプレゼントするから だまっててね」
だって(*^o^*)

1年生。今度2年生。

私の新しい本に出てくる子も一年生^^;

日帰り

2015年3月26日(木) ブログ
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2月の終わりに江原さんとCOTTONTIMEの編集長が来て下さいましたが、昨日は私が主婦と生活社に赴いて 今度の本についての内容を詰める打ち合わせ会議を持っていただきました。

日帰りでしか無理だし、往復の新幹線代がチト痛いけど、大の新幹線ファンの私は乗っていくだけでも嬉しく、気分転換になります(*^o^*)

新幹線ファンと言っても
「700系がどうのこうの」
と言うより、ただただ乗っているだけで嬉しい、というファンです。

本も読む、音楽も聴く、iPhoneも見る、景色も見る、コーヒーものむ、となると3時間ちょっとは短すぎ!って感じです。

[東海道中膝栗毛]が大好きだった私としては[のぞみ]は速すぎて^^;

でもメイン!富士山は昨日はバッチリ❗️
青い空に真っ白の頂き、 本当に富士山て美しい山(*^o^*)

富士山のある所も、見上げると首が痛くなるような高い美しいビルが林立する丸の内も、トレンディで人気のハワイアン・レストランのある銀座も、沖縄も、福島も同んなじ日本…

「違い」はそれ自体が素晴らしいことだけど、そこに暮らす人々は同じように大切にされるような世の中であって欲しいと、スタスタ歩きながら思いました。

ヨーグルト

2015年3月23日(月) ブログ
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やっぱりやってきた寒の戻り~_~;
今日は冷たい風が吹きましたね。

でも、やっぱり春。
ケーキもやっぱり苺のケーキ。

毎年 この時期、このケーキを作ると花粉症の方の事を思います。

おかげさまで私が花粉症をまぬがれているのはヨーグルト好きで毎朝、もう何年も前からいただいているからかなあ?と。
なので、ヨーグルトたっぷりのこのケーキは花粉症の方にいいかも?なんて…

もちろん、ケーキをたまに一切れ食べるくらいではダメですよね。

とにかく、甘くて爽やかで春らしいこの苺とヨーグルトのケーキは若い時からの超ロングランです。

今日はキラキラ陽の光が輝く出窓の所で写しましたが、そう言えば最近又、この窓を「コンコン、コンコン」頭突きする鳥がいるのです。

頭痛くないか?とこちらの心配をよそに
毎日、「コンコン、コンコン…」です。

このキラキラが好きなんでしょうか?

パワポ

2015年3月22日(日) ブログ
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小出さんの講演でも、おしどりマコ、ケンさんの講演でも、スクリーンに映す画像は[パワーポイント]で作ったものだ、といつもおっしゃっています。

(ふぅーん、PC用語なんだな)
と、ぐらいに思っていたパソコンに明るくない私、まさか連れ合いも使っていたとは知りませんでした^^;

私のPCにはありませんが、連れ合いのはウィンドウズ8なので入っていたようです。

やっと、村の会計の仕事から一時解放された連れ合いは 新しい本の雛型、一つ一つのページをあーでもない、こーでもないと画面上でやっています。

(ヘェ~)
便利で綺麗なものですね。
これをもうちょっと早く出来ていたらあんな切り貼りのアナログな作業はしなくても済んだのに、って思いますが~_~;

でも、これをプリントアウトするとなると やっぱりカラーコピーの方がずっと綺麗。
実物大にするにもやっぱり切り貼り!

それにあんまり具体的だとせっかく本の装丁を考えて下さるデザイナーさんが考えにくいといけませんし…

ドアを開けると

2015年3月21日(土) ブログ
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[きょうのえほん]
[みて、ほんだよ!]
[図書館に児童室ができた日]
[水曜日の本屋さん]
[あのとき、この本]
[お話いろいろ 絵本いろいろ]
[さみしかった本]
[本と図書館の歴史]
[大草原のとしょかんバス]
[こないかな、ロバのとしょかん]
[みんな、絵本から]…

これは今、ゆう風舎の絵本図書館のちょっと重いドアをギギギ、と開けた所に並ぶ絵本、本です。

図書館など全く無い村で本を夢見て暮らす少女の話や、昔 大人のためだけだった図書館に子どものコーナーを作ることに尽力した人の話…
絵本や本の持つ重要な価値を示唆する内容の本たちです。

その中でもオススメは
柳田邦男さん著の[みんな、絵本から]です。
柳田さんと言えば、(いのちと心)をテーマに50年。
人を訪ねに現場を歩いて取材するノンフィクション作家です。
「壊れる日本人への処方箋を求めて、ケータイ・ネット社会の 子どもへの影響について、はやくから警鐘を鳴らし、絵本の新しい重要性とすごい力を訴えている」
と、紹介されています。

片方は子どもたちの写真、片方に文、という読みやすいこの本、どのページも示唆に富み、ご紹介したい文ばかりです。

「子どもたちの『沈黙の春』

野の虫の声、森の小鳥のさえずり、小川の魚たちのきらめく姿ーー。
春が来ても 農業の生産向上をめざす環境破壊のために それらが消えてしまったとき、アメリカのレイチェル・カーソンは警告の書『沈黙の春』を書いた。
1962年のこと。

あれから半世紀、21世紀の子どもたちにもたらしつつあるものは、何か。

テレビ、ゲーム、ケータイ、ネットに浸りきり、生身の人間同士の接触が どんどん少なくなっていく。
幼児用のケータイまでが派手に宣伝される。
そこに出現しつつあるのは、子どもたちの『沈黙の春』だ。」

「おかあさん、わたしを見て!

お母さんのおっぱい おいしい。でもー。
お母さん、わたしを見て!
どこを見てるの?
手に持ってるもの なんなの?
なんで そればかり見てるの?

お母さんのお腹のなかにいたとき、
お母さんは あったかかった。
ぜんぶ 包んでくれた。 なつかしい。

お母さん、わたしを見て!
わたしは ここよ。
わたしを ひとりぼっちにしないで!
お母さんが手のなかで ピコピコ動かしているもの そんなにだいじなの?」

さて、寒の戻りはあろうものの だいぶん暖かくなってきました。

あさって月曜日から平日も絵本図書館、開けますよ。

月、火、木、金、土の午前11時から午後4時まで ご利用いただけますよ。

春休みのお子様も誘って・・・もちろん、大人の方だけでも充分楽しんでくださいね。

お花

2015年3月20日(金) ブログ
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思いがけない日に 思いがけない人から 思いがけないものをいただきました。

きれいなお花…。

理由はともあれ、とっても綺麗でやっぱり嬉しく…。

今週の暖かさはちょっとフライングだとは思いますが確実に季節は春になり始めています。

今年の春もいつもながらハードワークになりそうだけど、がんばります。

皆さんの家庭ではそれぞれの旅立ちがあるかも?

不安と期待。
色とりどりの花がこれから咲いて応援してくれますね(*^^*)

グラン・メゾン

2015年3月19日(木) ブログ
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[繕い裁つ人]の時の予告編を観た時からどうしても観に行きたかった映画。

[ディオールと私]

2012年に老舗ハイブランド[Dior]のアーティスティック・ディレクターに大抜擢された47歳のラフ・シモンズが沢山のお針子さん達とたった8週間でオートクチュールのコレクション発表のためのドレスを作るまでを描いたドキュメンタリーです。

そんなグラン・メゾンの内側にカメラが入り込むことは珍しく、あの美しい夢のようなドレスたちがどうやって出来上がっていくのか?興味津々、子どもの頃から
(プレタポルテとオートクチュールってどう違うの?)
と思っていた私は観に行きたかったのです。

それで昨日、行って来ました。
予告編は三ノ宮のシネリーブルで観たので当然そこであるのだ、と思っていたのですがさにあらず、関西では一カ所だけ。
梅田のスカイビルにある[シネリーブル梅田]
(東京ではれいの文化村の[ル・シネマ]です)

オートクチュールというのは高級注文服、プレタポルテというのは高級既製服。

そこにはやはり大きな違いがあるのでしょう。

プレタポルテ出身、しかも主として紳士服を成功させていたベルギー人のラフ・シモンズにとっては伝統的なパリの老舗のコレクションをしかもほとんど時間的な余裕もなく作っていくのは物凄いプレッシャーだったと想像できます。

〈テーラード〉部門と〈ドレス〉部門、二つある部屋で働く大勢の誇りあるお針子さん達を束ねるお二人の室長さんが見た目フツーのオバサンだったことが又魅力的。
でも、本当にその方達の徹夜の尽力が無ければ、華やかなコレクションは成り立ちません。

又、ラフはイメージをかきたてるために美術館に通います。
そこで出会った現代アートをどうしても布にしたい、と無理難題を…
そして、これまたその方のスタッフの尽力で実現していきます。

コレクション発表の会場は空いている大きな古い邸宅。
その中の壁という壁を生花で埋め尽くすのです。

前の晩にもドレスの(やり直し)があって…
当日、もう皆が揃った所へバタバタと搬入される50何体のドレスたち…

コレクションの観客にはヴォーグ社の伝説の編集長アナ・ウィンターや女優のシャロン・ストーン始めセレブ、セレブ…

宣伝のためにする自身の写真撮影やインタビューについて広報係の人に言い含められている時には
「そういう事は一番苦手だ。出来る限り最小限で…」
みたいな事を神経質そうに言っていたラフが、皆の感動の拍手の嵐の中で感極まって、自分から駆け上がってしまうラストは人間らしくてとても好感を持ちました。

パンフレットにも
「ショーのラストでシモンズが感極まって涙するのは、豪華なゲストたちに対してではなく、自分を受け容れ、成功へと導いてくれたアトリエに対する感謝の気持ちが思わず涙腺を緩ませたに違いない」
と書いてありましたが、それはそうだろうと思います。

苦しければ苦しかったほど、その喜びは大きいのでしょうね。

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