あいにくの雨降り。
気温も今日は下がる?
おととい、
(これに決定!)
と一生懸命アイロンがけして吊るしておいたリネンのワンピースは寒そう…
仕方なく、予定外のワンピース、(去年、これじゃなかったよね?)
(皆さんの前に立つのだもの、少しでもマシに見えますように…)
と整えた髪の毛も湿気でベタベタ。
コミュニティルーム内は蒸し暑く、ますますベタベタ😰
………
でも。
楽しかった〜〜❣️
いつものように3時間半、熱心に作品に取り組んで下さる皆さん。
「楽しかったです」
の一言に、課題を考え、制作、キットを組み、スタッフさん総動員で下絵を写したり、パーツに裁ったり、アイロンをかけたり…、そんな苦労や不安がスッと飛んで行きます。
「ありがとうございました」
と帰られる皆さん、私の方こそ
(用事がある中、遠くからでも、雨の中でも、わざわざ参加して下さってありがとうございました)
って思います。
おまけに(^^;;…
「先生はいつの時間にこんなの縫われるのですか?」
の質問に
「やっぱり夜です、(youtubeで)国会を聴きながら、ね😉」
と、お答えすると、笑いながら
「ねぇ!ホント、大変ですよね、日本の民主主義が」
って合わせて下さった方😍😊
握手しました(^^;;
手話も出来られる素敵な方でした。
ワンデイ・レッスンの日
レースの服
むか〜し、作ったミニミニゆうちゃん。
クリスマスに聖歌隊になったり、帆船の船乗りさんになったり忙しい時が過ぎると、ずーっと箱の中で眠っているのですが、最近、久しぶりに叩き起こされ(^^;;
「お仕事、お仕事!」
そうです、もちろん[リネン&レース展]のテーマ、「Symphony」のために白いレースの衣装に着替え、楽器を演奏しなくっちゃ。
この衣装、ありがたや、スタッフさんに作っていただいています。
特にドールハウスで腕を上げたTさんにお願いしたのは大正解。
チャッチャッと素早く作っていってくれます。
でも、20人ほどいるので大変です(^^;;
大変、と言えば…
凝り性のKさん。
愛息の夏の挙式に向けてスペシャルなウェディング・ボードを制作中です。
花嫁さんと、ブライドメイドの女の子が5人いるのですが、一人一人をこんな調子。
すぐに縫っていくことはせず、
(あーかな?)(この方がいいかな?)
と、マチ針で細かく止めていきつつ、作業を進めます。
「鍼治療」状態(^^;;(^^;;
パパっと手早く作る方。
じっくりじっくり作る方。
どちらも素敵な作品が出来上がります😊
宮澤賢治の…
故 水野晴郎さん流に言うと「読書ってやっぱりイイですねぇ」
私のグチャグチャ汚れてしまった心臓に透き通った岩清水がサーっとかけられて…
って感じでしょうか。
私の心臓がグチャグチャグニャグニャになってしまっているのは日常周辺の人たちのせいではなくて、主に嘘つきの政治家のためですが。゚(゚´Д`゚)゚。
Iさんが購入、読了、すぐに貸してくれた本、門井慶喜さん著の[銀河鉄道の父]
今年の直木賞受賞作品です。
世に有名な宮澤賢治、そのお父さん宮澤政次郎さんの視点で賢治の生涯を描いた作品…引き込まれました。
あの時代の…政次郎さんは精一杯、良いお父さんでした。
小説なのでもちろんフィクションの部分も多いのでしょうが、大変な説得力。
その場にいて会話を
「聞いてたん?!」
と、突っ込みたくなるようなリアリティ(^^;;
きっとこうだったんだろうな、って思ってしまいます。
門井さん本人のお話…
「たとえフィクションを作る時でも 調べることは調べないといけない。
そして周りを調べて固めていって最後に残ったものを僕の想像力で補う」
「人間としての本質的な真実を描きたい」
うーむ🤔
本当に面白く、数日間は心の中では東北弁で喋っていました(^^;;
それにしても、有名な
「雨ニモマケズ…」
の詩がなんでカタカナで書かれていたのかな?と言うのは、
すでに病気が重かった賢治が、原稿用紙に向かう体力もなく、病床で手帳に書き留めた…
漢字よりも平仮名よりもカタカナはペンペンと書き易かった…
そうだったのですね。
そして自分の命の終わりを知っていたからこその
「ソウイウヒトニ ワタシハナリタイ」
だったのですね。
音を楽しむ絵本展
6月末から始まる[リネン&レース展]までの間、絵本図書館では[音を楽しむ絵本展]というテーマでいろいろな絵本を展示しています。
そうです、[リネン&レース展]のテーマ、「シンフォニー」の前奏曲のような感じ。
様々な音楽に関した絵本が選ばれています。
この絵本もその一つ。
今日ももったいないような気がするくらいの青空でしたが、そんな青空に気球に乗った男の子の絵と黄色い大きな題字が目を惹く可愛い絵本。
[すばらしい みんな]
絵は ティム・ホプグッドさん。
訳がお馴染みの詩人のアーサー・ビナードさん。
作者、と言う記載が無いのは 絵本自体が有名な曲[WHAT A WONDERFUL WORLD]の歌詞で出来ているからです。
サッチモこと、ルイ・アームストロングが歌ったこの曲はCMでもくりかえし使われているし、独特の歌声はたぶん知らない方は無いくらい…
でも、正直、あの歌い方、あの声からはこういう歌詞だとは気づきませんでした。
この絵本をめくりながら改めて彼の歌声を聴きたい、ととても思いました。
巻末に載せられたお二人の言葉を紹介しておきます。
「ぼくがルイ・アームストロングのWHAT A WONDERFUL WORLD]を初めて耳にしたのは、たしか6歳のときだった。
すぐ気に入り、そのあと学校でもみんなで歌うこともあった。
思いっきり明るい歌詞、大胆な楽観主義、その希望で満杯な感覚が、この歌を名曲にしている気がする。
自分が大人になって、父親にもなってから、あるとき娘がフリーマーケットでアームストロングの古いレコードを見つけ、買ってプレゼントしてくれた。
久しぶりに聴いたあのすばらしいだみ声…その日から、なんとか絵本にしたいと思ったのだ。
ティム・ホプグッド 」
「英語のWONDERFUL を日本語に訳すとき、よく「すばらしい」という単語がつかわれる。
ただ、そのもととなるWONDERは「不思議」の意味が中心にあって、満ち溢れるほど「ワンダー」が「フル回転」だから「すばらしい」と感じられるわけだ。
中略
もちろん世界を冷静に見まわせば、「すばらしくない」ことがおそろしいほど横行している。
この[WHAT A…]が最初に歌われた1960年代も、この絵本[すばらしい みんな]がつくられた2010年代も同じ。
「ちっともすばらしくない世界」を前にして、それに対しても「なぜかなぁ」と不思議がり、その奥にひそむ本来の「すばらしさ」を見つけようとすることは大事だ。
後略
アーサー・ビナード 」
そっか〜。
世の中にがっかりしてないで、やっぱり明るい方を向いていかないと…ね🤔