今日はマイケルのお誕生日。
でもお祝いは昨日の休業日にしました。
同じ温度の3人で、大音響でのYouTubeコンサートは毎度のことながら、今回は一つ異質なものを挟みました。
2、3ヶ月前?だったか?BSで録っておいた映画[アラバマ物語]です。
1962年に作られたアメリカ映画で、マイケルが子どもの頃から大好きな映画、として私は名前を知ったのです。
2時間少しの白黒映画。
観終わると…
大変な感動でした。
1930年代の南部アラバマ州の小さな町での出来事。
黒人差別の酷かった時代の ある「裁判」を7歳の子どもの目を通して描かれているのです。
大多数の白人の住人や陪審員に 毅然と立ち向かう弁護士であるお父さん役のグレゴリー・ペックが何せカッコいい。
[ローマの休日]の9年くらい後の作品なのですね。
彼はこの映画でアカデミー賞の主演男優賞を受賞しています。
映画評論家の町山さん曰く、
「始め、『ハックルベリー…』や『トム・ソーヤ』を思わせる児童文学もの、途中から法廷劇になり、南部ゴシックと呼ばれるホラー的な要素もあり、大変な名作」と…
ハーパー・リーさんの[ものまね鳥を殺すのは]という自伝的な小説が原作だそうです。
何度観ても聴いても飽きず、感動のマイケルのパフォーマンスに差し込んでも 後悔しなかったくらい良い映画でした。
機会があればぜひご覧ください。
アラバマ物語
お人形
「買いたい物は決まっているので…」と、閉店間際にいらっしゃったお客様。
背の高い若いママさん。
背中にはリュック、前には抱っこひも、可愛い1歳くらいの女の子を抱いて3歳くらいの男の子の手を引いて😅
子どもさんが寝ておられる間にぬいぐるみを作ったり、クロスステッチの作品を作ったり。
そしてSNSでうちの「私のお人形」に出逢って下さったそうな😊
見本作品をお見せすると、迷って…2つ共買って下さいました。
人形を見た女のお子さんの表情が変わり、手を出してくれていたのがとっても嬉しいです。
私達の周りは正直、皆んなそれぞれ高齢になってきました。
あんな若い方が子育ての合間を縫ってたくさんの小さな作品(スマホの写真、見せていただきました)を作っておられることに なんだか希望が湧いてきました。
それにこの2つの[私のお人形]を並べたことなかったもので記念にパチリ❣️
ちくちく…
(あ〜、極楽のあまり風…)思わず目を閉じて感謝してしまうような風が吹く今日。
あの酷暑を思うと本当にありがたく…
涼しく、頭スッキリ、バリバリ仕事を捗らせ…と、思うのですが、それがなかなかそうはいきません😰
お盆頃に1つの作業を終わらせ、今新たに大きな「生みの苦しみ」を味わっています。
「なんのこと?」
また もう少ししたらお話ししますね。
ちょっとだけ楽しみにしていてくださいね😉
ときどきお客様に
「どんどんアイデアが出てくるのですか?」
と尋ねられますが、トンデモナイ❗️
かなりウンウン苦しむのです。
「降りて」きて下絵が描ければ…あとは布の力、糸の力、ビーズやリボンの力、みんなが後押ししてくれてルンルンで進められるのですが。
そんなこんなで2週間あまり針を持たず…
今日はスタッフさんのいない日曜日、お店の番をしながら
(ちょっとだけ縫ってみよう…)
と ちょっとだけちくちくしました。
到着以来、何か作りたいな、と思っているAcfaktumのプリント布です。
何も思いつかないので、グリーン地や白地のと同様、まずはシンプルなクッションに。
ただし今回は生成りリネンと合わせてワンパッチに。
不思議ですね、
本を読みだしたら目が痛くなったり、眠たくなったり、
スケッチしだしたら何か食べたくなり…
ところが布を触っているとスイスイ、集中力続きます🤔
世界のことを知る絵本
お盆休み中も あんまり暑いものだから。それも毎年暑さは酷くなっていくみたいだし、こちらは毎年、歳いっていくし…
(どうなることだろう?)
休み明け、又ちゃんと仕事始められるかなぁ?
とか不安でしたが、そんな時に身近な人たちも、お客様たちも、ネットのお客様たちも子どもさんやお孫さんのための、または教え子にプレゼントするための…作品の相談や注文をいただき、どんどん動き出しているようで なんだかフワ〜と嬉しい気持ちが湧いてきているのですが…
それでも、心から晴れやかな気持ちになれないのは昨今の社会情勢、国際情勢です。
昭和生まれ、昭和育ち、戦後復興の大変な時をリアルには経験しませんでしたが
(これからは皆んなが手を携えて戦争なんて二度としない、平和な世の中を作っていくのだ)
というふうに思い込んで育ってきた私にとっては
(冗談でしょ?)
って思うことがどんどん現実になってきています。
参院選後すぐの街頭インタビューで 誰かが
「韓国人 死ね!」
と叫んだのを受けて、山本太郎氏が
「今、叫んだ人は、なんだろうな、きっと韓国の人に知り合いとかいないんじゃないかな?
僕は以前俳優していた時に 映画の仕事で…」
と、穏やかに淡々と話していたのが印象的でした。
ホントにね。
「知る」「出逢う」「経験する」「楽しむ」等々の経験を 小さい時からできると心豊かになると思うのですが…
もちろん、みんながみんなその場所に行けるわけではありません。
だから「本」があるのですよね。
本で見て頭を巡らせる、想像する…
それはその子が幸せな一生を送る鍵だとさえ思っています。
書棚の下の段にある[世界とであうえほん]や[ちずでぐるり!世界いっしゅうえほん]はてづかあけみさんのイラストが楽しく、隅から隅まで見て楽しめる絵本です。
こんなに立派な本ではなかったけれど、[キンダーブック]等に地図の絵とか虫さんの生態とかこまごま描かれた小さな絵を何度も何度もみていたのを思い出します。
レースの花
「先生、相談に乗ってくださいね」
Hさんはお嬢さんからのリクエストでお孫さんのベッドカバーを作ることを決意。
そのリクエストは「お花がいっぱい、それもできれば白で…」
お嬢さんの願いは「とにかく可愛く…」
以前から得意だったパッチワークのベッドカバーではなくて[リネン&レース展]からの流れで真っ白なリネンの上にレースで可憐な花を咲かせることになりました。
相談の結果、まだ小学生の女の子さん、(ちなみに弟くんのベッドカバーはただただプリントされた布だけで良いそうです😅)豪華な花々のブーケっぽいのより、野に咲く可憐な花をいろいろ集めたり、飛ばしたり…はどうかな?という結論になりました。
いろんな花に使えるレースを集めてはいますが、けっこう広い範囲に描くので大変かもしれません。
でも、きっとステキなものになると思います。
Hさん、がんばれ👍
彼女たちの絵
今日は、この辺りは朝からそぼ降る雨で、蒸し暑いながら ほんの少し気温はマシです。
今日出勤のOさんもNさんも 「お変わりなくお元気で」よかったです。
一泊旅行のお土産は美味しいお饅頭も無く、[ねむの木美術館]で買ったファイル😅
本当は(これも…)と思って買った絵はがき、やっぱり置いておこうかな、なんて😰😰
私もほんのちょっぴりテキスタイルのデザインに関わったことがありますが、これがとっても難しい。
(リバティのような、でも子どもがテーマの…)
と、夢見て一生懸命描きましたが、ゼンゼンうまくいきませんでした。
でもテキスタイルの場合は ある大きさに絵を描けばそれを機械で繰り返してもらって模様にするのです。
なので左右反対の鏡絵も、上下反対にも、色のトーンの変化も自由自在です。
包装紙なんかの細かい絵柄もそうですよね。
[ねむの木美術館]に展示してある子ども達の絵の中には とても細かく描かれ、人物や花のデフォルメ(ご本人にはデフォルメのつもりはないのです)も洒落ているし、色彩もとってもきれい、という絵がたくさんありました。
まさに「生地」にしても、「ラッピングペーパー」にしても素晴らしいものになりそう。
それはびっしり、隅から隅まで力が抜けることなく、根気よく丁寧に描いてあります。
もちろん機械でコピーされた部分などありません。
それが100号くらいの大きな絵ででも、です。
いったいどのくらいの日数がかかったのでしょう。
子ども達のやる気、根気、まりこさんの励まし…
本当に「奇跡」みたいに 私には見えました。
館内は撮影禁止なので御紹介できないのが残念です。
涼しくなると行かれるといいですよ😅
もうしばらく夏の名残り
私の今年の夏休みもいよいよ終わり…
明日からのお店再開に備え、掃除や準備に明け暮れました。
台風が一過しても、お盆が過ぎても ちっとも涼しくなりません。
それでもやっぱり秋物が恋しくなっていくのも不思議な感じ。
でもしばらくは夏に身体を合わせつつ、少しずつ元気になっていきましょう。
そんな訳でショップのディスプレイもいきなり秋っぽくという訳でもなく…
夏の名残りの優しいレースとブライダルシーズンを合わせました。
そして少しだけ秋に向かいます。
これから身近な人たちにも結ばれるカップルが多いのです。
その時その時の苦労はあっても、それぞれが頑張りがいのある世の中でありますように。
幸せになってほしい、そして幸せだからこそ そうでない人の事を想像できる人でありますように。
今、の時代のことも、戦禍があった時代のことも。
老婆心でつい…😰