日本ちゅうこうさんから ときどき布や手芸資材のカタログが届きます。
先日届いたばかりのカタログの中に 即座に
(これは欲しいな!)
と思った生地がありました。
[先染め無地]
先染めとはきばたに染色する、いわゆるプリント生地とは違い、糸の段階で染めてから織ってある生地のことです。
もちろん、チェックやストライプは多いのですが、「無地」しかも洋服用ではなく、普通のシーチングでは なかなか手芸屋さんには並んでいません。
縦糸と横糸が違う色、しかも輸入生地。
早速注文すると、早速今日、届きました。
実はハイジのオリジナル生地と合わせて何か作れないかな?と目論んでいたのですが、ちょっとそれはなかなか難しいかな?
でも、こっくりしていて秋らしい色合いだと思います。
さて、何が出来ますでしょうか🤔
先染めコットン
AMAZON
今までは知りませんでしたが、ハイジの絵本と言うのは、世界中いっぱいさまざまあります。
AMAZON本で「ハイジの絵本」と検索するといっぱい出てきます。
一番目立っているのは やはりジブリのハイジ。
そしてとうとう私の本も写真付きで登場しましたよ❣️
スマホで見ると簡単にしか載せられてないけど、パソコンで見ると、ちょっとした説明とか、数ページ表示以外のページも出ています。
「先生はどういう方法で買ってもらうのが一番嬉しいですか?」
と、優しい質問…😊
どんな方法で買ってもらっても嬉しいのです。
お近くの本屋さんに予約してもらっても嬉しいし、
AMAZONの順位が上がるのも嬉しいし、
出版ワークスさんのサイトに注文しても送料無料だそうですし、(www.spn-works.com)
もちろんゆう風舎でもお売りしますし、ネットショップからももちろんOKなのですが、申し訳ないですが、送料がかかります。
何かのキットと一緒に、というのなら、と思いますが…。
「もう届いたのか?」って?
まだです、まだです。
写真はまだ途中のなんですよ😅
山羊のミルク
[ハイジ]の絵本制作にあたっては いろんな訳者による物語本の他に 様々な参考資料の本を買い求めました。
もう要らないかな?と思いきや、今度の[ハイジの世界展]のために つれあいはますますスイス関連の本を集めて読んでいます😅
ともあれ、私がとてもとても参考にさせてもらった本、[図説 アルプスの少女ハイジ 『ハイジでよみとく19世紀スイス](河出書房新社刊)という本の二人の著者のうちのお一人、ちばかおりさん、という方が 甥の同僚の方のお知り合いということが最近判明、びっくりしました。
と、いうのも 何もわからなかった最初の時期に 19世紀のスイスの事情、当時のマイエンフェルトの町の様子や山の仕事、食べ物等とても詳しくわかりやすく記されていて 本当に助かった本だからです。
そして 私がなんとなく心配していたこと…
たぶん こうだからかなぁ?と思っていたことが書いてあり、納得しました。
ハイジやおじいさんの食事のことです。
だって いくら子どものための小説とは言え、読むと おじいさんやハイジは毎日毎日、山羊のミルクとそのミルクから作ったチーズ、パン、そしてときどき干し肉だけ…
ひじきもわかめもほうれん草もトマトもたべなくっても大丈夫?
って つい思ってしまいます。
たぶん、山羊が栄養豊富な草を食べているからミルクを通してその栄養素が入るから 野菜無くても?
と、思ったりしていました。
先日、ちばさんの本を読み返してみると ちゃんと「ヤギのミルク」という段があり、
「ヤギのミルクはとてもデリケート。食べた草やヤギの体調によって味が変わり…
つまりヤギの飼育一つでミルクの味が決まるのです。
だからこそおいしい草を食べたヤギの搾りたてのミルクの味は最高です。まったくくせがなく、ほんのり甘く泡立っていて、…。」
納得です。しかも、
「もともとヤギのミルクは、母乳に近く、牛乳と違ってアレルギーを起こしません。
おなかにも優しく、牛乳に比べても栄養も豊富です。
さらにヤギのミルクには結核菌や牛流産菌といった細菌が存在しないので、原乳のまま飲んでも菌に由来する病気に感染する危険性が少ない衛生的な飲み物でもあります。」
と、あります。
なるほどー。
やっぱりそうだったんだ!と胸を撫で下ろします😅
アルプス😊
[ハイジの世界展]→それぞれのハイジ、それぞれの作品、進めてもらっています。
OさんとKさん。
どちらも写真からインスパイアされた絵キルトを作られる、と聞いていたので 少し心配でした。
単純化させて線で描いた下絵を型紙にして作る、という作業、なかなか写真に写っているものを省略したり 単純化したりするのは難しいものです。
でも、今日それぞれお二人の途中作品を見せてもらって かなり安心しました。
ちゃーんとそれなりに省略し、型紙を起こし、アルプスの山々が布で表されていたからです。
ご自分も乗られたという名物列車を主役にするOさんの山は比較的なだらかな近郊の山々。
鮮やかな色で 思いきったプリントが使われていてとてもきれいです。
Kさんは雪に覆われた高い山々。
最初に買ったプリント生地ではどうもイメージが…
再び手芸屋さんに足を運び、買い直して…
でもその甲斐あって ゴツゴツした雪山の感じが出ていて素晴らしいと思いました。
これはどちらもめちゃ、楽しみです。
[ハイジの世界展]のお知らせ
こんなにドキドキする作品展も久しぶりです。
コロナ感染予防対策のこと、
絵本図書館での今年初めてのイベント開催・・・
でも何より ずっと温めてきた全篇絵キルトの絵本、
[ハイジ 上巻~出会い~]が発売され、皆さんに観ていただける日が来たんだ‥という感慨です。
絵本図書館には 絵本の原画になります、表紙を入れて全ページ28場面の絵キルトを展示します。
加えて 絵本と同時に発売されますオリジナルのパネル柄と総柄、それを使ったタピスリーやバッグ等も…
そして仲間たちにより 広がる「ハイジの世界」、それぞれの個性豊かな作品が花を添えてくれます。
その中にはおじいさんとハイジが住む、アルムの山小屋のドールハウスも!
本当に感染の波が心配ですが どうか無事に皆様に楽しんでいただけることを願うばかりです。
もちろん、感染予防対策もしっかりいたします。
消毒液はもちろん、カフェのテーブルの位置も少し変え、座席数も減らしました。
その分、気持ちの良い季節、「ガーデン・ティー」をお楽しみいただくことも。
また、どうしてもカフェの利用を望まれない方には カフェ券相当のお持ち帰り商品もご用意いたします。
どうぞ 皆様が懐かしいハイジの世界を振り返っていただき、子どもたちにヨハンナ・シュピリさんの思いを伝えていただくきっかけになれますように・・・との願いを込めて お待ちしております。
しげちゃん
この連休中、初めて ゆう風舎を訪れてくださったお客様も何組かおられます。
しげちゃんもそう。
しげちゃんは明石の教員時代の元同僚です。
20代だったしげちゃんも還暦で退職。
「退職したらしたい事の一つがゆう風舎を訪れること」
なんて大層なことを言ってくれて😅
職場結婚したしげちゃんだから きっとS先生の運転でやって来てくれるのだろうと思っていたら なんとお嬢さんと二人、ぐるっと港まで廻るバスに揺られて来てくれました。
何十年経ったところでちっとも変わらなく思うのは不思議です。
もう離れて何年にもなる明石の学校の様子や、今続けている「再任用」でのお仕事ぶりの話を聞きました。
昔通り、よく笑い、楽しいしげちゃんでした😅
それにしても あの頃、大先輩の落ち着いた佇まいの退官前の先生方のお歳を とっくに越えてしまったなんて…
「ぶどうのケーキ」のルーツ
カフェのお客様から「ぶどうのケーキや❣️」
との歓声が聞こえました😅
一番の人気かなあ?
実はこのケーキは昔の雑誌に載っていたものをアレンジしたもの。
大好きだった、シーズン毎発刊の雑誌[SAISON de non-noセゾンドノンノ]
秋の号は特に楽しくて…
その中の特集記事[白馬からの味だより 秋の果実を使ったお菓子]
掲載されている写真だけでも美味しそうです。
作られたのは白馬のプチホテル「ベル・プレ」のオーナーの胡さん。
その中のパンプキンパイと巨峰のタルトレットはその当時からレシピを見ながらよく作っていたのです。
パンプキンパイも胡さんのレシピだとクリーミーでとても美味。
ところが不思議なもので こちらへ越して来て、あまりにもカボチャが身近にあると なんだか風景にハマりすぎて 作る気が無くなってしまいました。
きっと、皆さん、飽きるほどカボチャ食べておられるだろうし…😅
巨峰のタルトはタルト生地ってちょっと重い…
なのでスポンジケーキを下に敷くことにしました。
そして間に挟むカスタードクリームはたっぷり。
上にはジャムの代わりにワインゼリーを。
こうして出来上がったのがゆう風舎の[ぶどうのケーキ]です。
一粒一粒、葡萄の皮を剥くのがチト手間ですが、皆さんの喜ぶ顔を見ると何でもなく思えます😊🍇
アルプス模様のカフェ・カーテン
「絵本出版を記念して10月30日から[ハイジ展]をしまーす。皆さんもぜひご参加を!」
と呼びかけると 本当に気持ちよく作品作りを始めてくれる方達…。
シミジミした喜びを感じるのはこんな時です😌
「べつに私のハイジに囚われなくていいんですよ。
スイス…とか、アルプス…とかetc…」
と言うと
(よっしゃ〜)
とばかりに閃いて あっという間に完成したのはIさん。
Iさん宅の出窓にかけるカフェ・カーテン。
これで何作めかな?
手持ちのプリント・オーガンジーとレース生地等の上に、アルプスの山々と、山羊さんと、印象的なモミの木を配しました。
このモミの木もIさんお得意の「布を裂いて」さらに横糸を数本抜いて…
私も苦労したモミの葉、こんな方法もあったんだ、って感心しました。
Iさんらしい大胆かつ繊細な作品が 早くも一つ完成です。