花はどこへいった

2022年7月17日(日) ブログ

いよいよ今年の[リネン&レース展]もあと2日を残すところとなりました。

[リネン&レース展]につれあいが白や黒の厚紙で作った「切り絵」を参加させたのは何年前だったでしょうか。

もちろん、切り取ったところが光を通し、レースみたいに見えてきれいだし、テーマを補足するために、です。

今年は「ノスタルジー」ということで ノスタルジックな曲「花はどこへいった(原題Where have all the flowers gone?)」を選んで制作しました。

あまりノスタルジックすぎてスタッフさん達も「知らない」曲みたいですが 実は「世界で一番有名な反戦歌」とも言われる曲なんです。

私も森山良子さんがよく歌っていたのを覚えていますが 正直、5番目の歌詞まで知りませんでした。

単純な歌なのに 歌詞はロシアの大河小説「静かなるドン」にヒントを得ているらしいです。

「静かなるドン」・・私が読み終えたばかりの人気小説「同志少女よ、敵を撃て」にもチラッと出てきました。

戦争に翻弄された、ドン地方に生きるコサック達の話。

そして この歌の歌詞は3番までのを 又違うフォークシンガーが4番、5番を引き継いで作ったそうです。

全てを通して繰り返される

「Oh,when will they ever learn?(ああ、いつになったらわかるんだろう?)」

繰り返される戦争での兵士、そして奥さんや恋人である若い娘の悲惨をのどかなメロディーに乗せて歌っていたのですね。

実際ヨーロッパの野原は戦場だったところが多くあり、ひなげしが咲いていたりするそうです。

繰り返してしまう愚かな行為・・戦後77年経って、なんだか他人事では無くなって来た、と感じるのは私だけではないと思います。

レースいろいろ

2022年7月16日(土) ブログ

白いレースが好きなもので けっこういろいろあります。

中にはイギリスのアンティーク・マーケットで買ってきたものもあります。

大きなカーテン(これは大きすぎてどなたもお求めにならず、もっぱらディスプレイ用品になっていますが)、テーブルクロス、

小さいものではドイリー、付け襟、

もっと小さいパーツ類・・。

ショップの方にも並べていますが 絵本図書館の最後尾にも置いたり吊るしたり。

どうぞ楽しんでご覧ください。

小さい頃

2022年7月15日(金) ブログ

今は男の子のお母さんになっておられるI さんの娘さん、小さい時のピアノの発表会の思い出です。

ゆう風舎のキット、[おもちゃのシンフォニー]を気に入って下さり、それをアレンジされたのですが ちっちゃな刺繡も苦にならないIさんらしい工夫がいっぱい。

丸いレースを音符に見立てて広がる5線譜の中や周りに配されてるのは 細かいサテンステッチで埋めた人形やビーズで線描した動物たち。

美味しそうなキャンディー型のビーズもあるのですね。

このキルト、娘さんにあげるのかな?

娘さん、喜ばれるだろうな。

 

そんなホンワカとした作品とはうらはらに 世の中はなんだかよくないことばかり・・・。

収まってほしいと願っていたコロナ感染はまた・・みたいだし、去年も大きな被害のあった九州で 線状降水帯が発生しそうだし・・。

世界中の人が一斉に泣いたら世の中変わる?と願った、マイケルの

[CRY]という曲を想いました。

海辺の思い出

2022年7月14日(木) ブログ

いよいよ北側、ここは海辺をリネンとレースで表した作品。

「ノスタルジー」のテーマで、と決まった時、取り合えず、セピア色になった古いアルバムをめくってみました。

母方の親戚一同で毎夏訪れていた若狭湾、たしか母たちが「くぐし」と言っていた海水浴場での写真がいっぱい出てきました。

小さな私を抱っこして海に入ってくれていた1番下の叔母も去年、あの世へ行ってしまったなあ、とか思いながらも 私は海辺の思い出を今回絵キルトにすることは断念したのですが ちゃんとお二人が海辺での思い出を作って下さいました。

どちらも夏空のもと、ザワザワとした波の感じをいろいろなレースで表して・・。

お二人とも福井県まで行かなくてもすぐ傍が海、という所で育たれたのですよ(*^^*)

レースで囲んで

2022年7月12日(火) ブログ

「春の作品展も力作が並んで素敵ですが レース展ってやっぱりいいですね」

そんな風に言って下さるお客様がいらっしゃいます。

確かに糸で編んだレースも 刺繡を施したレースもそれぞれそれだけで「作品」ですものね。

添えると抜群のインパクトがあります。

いつも器用に美しく絵キルトを縫うHさんの作品の、ちょっと広めのボーダー部分に 今年の新顔レースを合わすとますます感じ良くなったような・・。

ちょっとアラベスク模様を思わせる真っ白なアイレット・レース。

こんな風に淡い色の無地の上に乗せても、またそのままで陽の光を通してもきれい・・。

もう一つの作品、樹木をアップリケや刺繡、葉っぱをレース等で表したOoさんの作品のボーダーは 白いリボンレースをコーヒーで染めて渋くして使われました。

夏服

2022年7月11日(月) ブログ

今日の写真は今年のレース展に合わせて作って下さった、それぞれの夏服です。

左上の刺繡いっぱいのスカートと右下の甚平さんのパンツとは同じリネン、ブルーの「シャンブレー」という白の経糸の表情が特徴のハリのあるもの。

左下の薄いグレー、ローンに刺繡のレース生地は 1番最近やって来たのに瞬く間に完売してしまいました。

そうとは思わず、私もちっちゃいトップスを作ってしまいましたが( ;∀;)

右上は鉄紺色のリネンとアイレットレースを組み合わせたワンピース。

このレースでワンピースを、と今日買って帰ってくださったお客様も。

老いて来た親御さんの事、進学や就職や結婚を控えた子供さんの事、東奔西走の皆さんだからこそ、ちょっとしたオシャレは必要。

ちょっと頑張れば縫えちゃう夏服は[リネン&レース展]のもう一つの楽しみです。

今日見えたお客様が リネンやレースではないけれど、以前に買って下さったヨット模様のUSAコットンでオシャレで涼しげなトップスを作って着ておられたので思わず写真をパチリ!

ヨット柄って魅力的だけど 何にしたらいいか?解らなかった私には目から鱗!でした(*’▽’)

明日はお休み

2022年7月9日(土) ブログ

やっぱりとっても蒸し暑い日、ザーッと一雨、そしてまたムシムシ。

そんな日でしたが沢山のお客様に来ていただきました。

明日は第二日曜でお休みをいただく・・それを知っていただいて、なのかもしれません。ありがとうございます。

朝一に明石から来ていただいたお客様の持っておられたバッグには一同、ビックリΣ(゚Д゚)

色鮮やかなイエローのトートバッグ、前面には何やら見たことのある建物が・・・。

これは[Yu’sストリート32番地]の建物、でもキットではなく拙書[ストーリーキルト2]のデザイン画のページから起こして、ご自分で一つ一つ布を選んで作られた力作です。

丁寧に縫われていてパンチがあり、とても感心しました。

社会が少しづつ変わっていく不安があります。

でも、服に、バッグに、カーテンに、と布を選んでおられる皆さんの笑顔は変わらずに、次世代にも繋がっていってほしいです。

 

雨がふったり 、蒸し暑かったり、

2022年7月8日(金) ブログ

本当にムシムシ、マスクの顔がツライ、と言う今日ですが たくさんの方に来ていただき、感謝です。

そして、「夏服を縫おう」と生地を探して下さる方、多いです。

今日もこげ茶のローンに紺色のドット刺繡の生地、無くなってしまいました。

やっぱり皆さん、好きそうなものは同じ、そしてブラウスとかスカートとかカーテンとか何か形になっているものは目を引くのかもしれません。

先週始まった時よりもちょこちょこ作品、増えています。

ミシン上手のTさんも頑張って、凝ったワンピースやバッグ等、新参加です!(^^)!

左側のタピスリーはゆう風舎初期からキットを買ってくださっていたTsさんが記念に作られたもの。

(刺したい)と思っておられた小さな花の刺繡の横には

「ゆう風舎で初めて買って作ったんです」

というクマのぬいぐるみとログキャビンのクッションをレースでアップリケして下さいました。

お花のなかを

2022年7月7日(木) ブログ

昨日の休日は大阪でやっている[モジリアニ展]を観てきました。

モジリアニの絵の他、ピカソもシャガールも藤田嗣治の絵も観ることができてとても良かったのですが、私は違う事に改めてカルチャーショックを受けて何とも言えない気分で帰ってきました。

新しく建てられた[中の島美術館]、私の思っていた「川の端」「レトロな公会堂」と言う勝手なイメージとはまるで違って、あくまでもシャープできどった現代建築、周りに林立する高層ビル、びる、ビル・・。

私とて京都生まれ、京都、大阪育ちなのですが ここゆう風舎に長く住み、日々優しく穏やかな皆さんに囲まれ、豊かな緑や雲の流れを観ながらの生活にすっかり浸っていて、、、

なんだか大阪の中心で働く方達とは生活感から来るものの考えとかにどうしても隔たりがあるのかなあ?なんて要らないことまで考えてしまいました。

とにかく心配しているのが日曜日にある参議院選挙です。

ハァ~。又低い投票率で終わるのかなあ。

地下道を黙々と歩いておられる方達はどんな事を考えておられるのかなァ、と・・。

 

さて、明けて今日も気温は高いけれど涼しげな[リネン&レース展]に来て下さったお客様、ありがとうございました。

花いっぱいのこんな可愛い風景って心の中にきっと必要なのでは?そして今の生活環境と関係なく楽しめたら・・って思います。

私の好きな絵本作家さんも田舎に住んでおられる方、多いです。

そこでインスパイアーされて生まれた作品を都会生活の方々にも届けるのですよね。

娘や姪のために

2022年7月5日(火) ブログ

レース、と言えばやっぱりウェディングドレス。

自分の時は「ウェルカムボード」なんて てんで無かったけど、仕事としては楽しくいっぱい作りました。

又、触発されるようなレースに出会ったり、新しいアイデアが浮かんだら きっと新しく作る気まんまんです。

作る気まんまん、と言えば [リネン&レース展]に出品する作品は終わったのに 秋に控えた娘さんの、または姪御さんのために、とまさに頑張っておられます。

写真の新郎さんにちょっと似せてあげる(髪型くらいですが)のとネームの下書きは私の仕事。

カップルの名前、いろいろあってとても興味深いです。

 

さて写真はHさんが完成させた次女さんのためのウェディングボード。

花嫁が持つブーケと右上の大き目ブーケは Hさん自身の結婚式にお母さまが用意してくれたものの1部を束ねられました。

Hさん、とっても大切に保存されていたのですね(*^^*)

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