小さなコート

2010年1月11日(月) ブログ
201001111349001.jpg

今年も 春4月、台湾各地の三越デパートでパッチワークやソーイングのイベントが開かれるようです。
大きめのタピストリーと小物、そしてキット作品を依頼していただきました。
タピストリーは去年作った[神戸]を出させていただこう、とメドが立ちますが、困るのは(小物)です。
私にはどうも、パッチワーク満載の、凝ったバッグやポーチがなくて…。
それで去年もおととしもぬいぐるみを送りましたが、今年はいよいよ〈ゆうちゃん〉の出番です。
いろいろな大きさのゆうちゃんがいますが、写真はかなり以前、最初に作った(抱っこしやすい大きさ)のゆうちゃんの一人です。
もう長いこと寝ていたのですが 久しぶりに起きだして、私のかわりに台湾へ出張してもらいます。
私はやはり、ゆう風舎の[布と糸でつくる夢展]の時期と重なるので行けません。
私にとって、[布と糸…]はかなり重要なものなのです。
春なので、春らしいワンピースを着せよう、と ゆうちゃんのワードロープの箱の中をごそごそしていると、一番底に こんなコートが出てきました。
これは、まだ元気だった頃、母が縫ってくれたものです。
洋裁が得意だった母には、自分のものでも、人形のものでもよく作ってもらったものです。
今は洋裁上手なスタッフや知人がいて、助かりますが…。

ところで、[コート]と言えば、今の私にはどうしてもこの歌が思い浮かびます。

―お気に入りのコートの衿を立てると 心の中に風が吹く/道ばたには 食べ物もろくにない子供たち/その姿を見て 必要なことさえも 見て見ぬふりをするなんて 僕はなんてヤツなんだ……

(鏡に写った男(自分)から変えていこう)
という、MJの[Man In The Mirror]です。
この歌は 彼の作詞作曲ではありませんが、とても大切にしていた曲です。

布のコンセプト

2010年1月9日(土) ブログ
201001091211000.jpg

[Yu’s Palette]第2弾の販売にあたって、販売元の日本ちゅうこう、担当のMさんから、
「布全体のコンセプトを教えてほしい」
という依頼がありました。
望むところではありますが、糸井重里さんのように短く簡潔なキャッチコピーが思い浮かぶ訳でもありません。
苦し紛れに長々とした文章を送りました。
Mさん、困っておられるかも?
なので、皆様も、時間がある時に読んで下さい^ロ^;

M様へ

いつも とてもお世話になり ありがとうございます。
布全体のコンセプト、なかなか短くてキャッチーな文章は思い浮かびませんが、日頃 私が考えている事をお伝えしながら ご一緒に考えていきたいと思います。
私が小さかった頃は 世の中全体が貧しくて、今のようにテクノロジーも発達してなく、物もない、不便でした。
でも その分、「こうなりたい!」とか「こんな世の中になってほしい!」といった夢がありました。
人と人との交流、かかわり合いも否応なしにいっぱいありました。
ところが、今の子供達を取り巻く状況は、本当に 信じたくないくらい〈違う〉ものになっているようです。
私は19年前に教師を辞めました、がその後でも、子供や親の態度や考え方の変化は、元同僚からよく聞くところです。皆、とても辛がっています。こうなってしまった背景は何でしょうか?

言うまでもなく、人は生まれながらに 自分では選択できない様々な運命を背負っています。
貧富の差、国籍、地域…生まれながらに病気を持っている子さえいます。両親のいない子も…。
でも、できるならば、出来る限り、子供時代に思いっきり愛情を受け、楽しい嬉しい思い出がいっぱいあるならば…。

〈人〉は 心の持ち様のほとんどや、人生の歩み方が 子供時代の心の育ち方で決まってくる、と私は思っています。
その事に目を向けずに 自分勝手にしている親が多すぎると思います。又、そう 出来ない親、もっと残酷な、子供を愛せない親、というのも よく考えれば その人の子供時代に問題があるのですよね。
そんな訳で 世の中全体が、人それぞれが 幸福に生きていけるには[子供を大切に育てる]ことが一番大事、と考えています。

そのためにできること…。残念ながら 私達二人にはそれほど多くありません。
それで核にしようと決めたことが 子供達が最初に出会う大切な世界としての〈絵本〉、そして 絵を描く、などの(想像し、作り出していく)創造活動なのです。
だから、今回の布のテーマもこの2つです。
絵本の素晴らしさについては 私のH.Pの[絵本図書館]でもう少し詳しく書いています。
テレビやゲーム等、向こうからガンガン情報が入ってくるものではダメなのです。心が動かないとダメなのです。
創造活動も頭や心を動かせるために大切な事です。
自分の表現方法(勿論、音楽やスポーツや他のなんでも)を持つ、ということは 自分に対する自信になり、他人を理解できることにつながると思います。
正直、私のキットや布を買って下さるようなお客様、手作りしたものを子供に…と思って下さるような方々は 何の心配もなく問題もないので、キャッチコピーはもっと、簡潔、楽しいものにしなければいけませんね?
だらだら書いて申し訳ないです。要するに 2つのパネル柄の意図は
・絵本を読もうね、楽しいヨ!
・仲間がいるとうれしいネ!
・いろんな子がいて、それぞれ違うところがいいんだヨ!
・誰かと関わり合い、助け合っていこうネ!
と、こんな感じです。スミマセン、長々と…。

プロテクター?

2010年1月8日(金) ブログ
201001082001000.jpg

「底冷えのする京都生まれやろ?」
と 言われても尚、寒がりです。
お正月に京都で一泊してもやはりこちら山間の寒さは違うな!って思います。
ここの家には畳の部屋がなく、板張りばかりなのでよけい冷えるのかもしれません。
スタッフにも申し訳なく思い、一昨年から一つずつ編んでいる毛糸の室内ばき(これが又、温かいのです)も、今日、やっと三人目が手渡せました。
特に私は足元が寒いと落ち着かなく、仕事に集中できないものですから、いろいろ履いています(;^_^A
特に一番寒い今頃の季節、手放せないのがレッグウォーマーです。
右上の、編み込みセーターをつぶしたものがあまりにも温かくへビロテなもので、今日、ついに、又一つ、古いセーターを切りました(^-^)
こんな分厚いものを履いていると 以前は
(カッコ悪いな)
と思っていましたが、今の私にはMJの大きなプロテクター姿が思い出され、一人ニマニマしています(;^_^A
昔の手編み等、分厚いセーターを処分しようと思っておられる方、絶対オススメです。
スッゴクあったかいですヨ!

1作目

2010年1月7日(木) ブログ
201001071827000.jpg

寒い日にもかかわらず、ご来店下さったお客様、どうもありがとうございましたm(__)m
もともと少ししかなかった福袋もあっという間に残り少なくなりました。
お正月、マイケル三昧をしていた余韻の頭の中を引き戻すがごとく、仕事関係の電話が続々入ってきます。
期限までの 残された日数を考えると焦ってブルーな気分になりそうですが、それはそれ、できるだけのことをコツコツするのみですね。
そんな今日、年末に届いた[Yu’s Palette]第2弾のパネル柄(WELCOME!)の上段を使ってミニ布絵本を 作りました。
もともと、パタパタと折って絵本になるようにデザインしていたものです。
ミシンを使うとすぐにできました。
今日は表紙にこのタータンチェックを使いましたが、いくつか表紙を変えて 又作ってみようと思います。

ハッピーサック

2010年1月6日(水) ブログ
201001061510000.jpg

もう何年も、そう、18回もそうしているのに、やはり新春第1日目の日の前は緊張しますね。
それこそ、もう1月の6日。
もうすでに会社関係は始まっていて、何本かの電話がありましたが、ゆう風舎は明日からです。
それで、最近はとみに盛んになってきた福袋、少しだけですが作りました。
もう材料がなくなってしまったキット見本のバッグやポーチ等を組み合わせました。
¥3000代が主ですからとってもお得と思います。
最後に残ったキットと、その見本、という組み合わせもありますよ。
その他、店内は、新春、新しく誕生する生命を歓び、新しい出発をする小さな友を応援するために[ベビーグッズ]や[入園入学もの]を中心にディスプレイしました。
寒さ厳しい中ですが、ぜひ、ご来店下さいね。

レッスンバッグから

2010年1月5日(火) ブログ
201001051633000.jpg

昨日で私のお正月もおしまい。
まだ、お店は開けていませんが、今日からバリバリ仕事です。
まずは、年末にスタッフが組んでおいてくれたバッグキットのレシピ書きです。
去年出た[Yu’s Palette]の英字柄を使った四角いリュック型のレッスンバッグです。
幼稚園に行く子は絵本を入れていくんですよね。
(シブカワイイ)ところが結構、気に入っています。
このバッグ・キット、さっそくネットショップにアップしましたのでチェックしてみて下さいね。
明けてからいただく年賀状の中には 離れた所に住む、卒業生の可愛い小さな二世の写真が載っています。
(おめでとう!)と言って、それぞれに私からぬいぐるみやレッスンバッグを縫ってプレゼントしたい気持ちですが…。
ごめんなさい、気持ちだけデス。

公園のトラ

2010年1月4日(月) ブログ
201001041007000.jpg

阪急の駅から歩いて5分、というのが自慢の、京都の実家。
その、5分の間に小さな公園があって、小さいのにわりに育った楠や銀杏の樹があったり、石畳の小路があったり…。
わざわざそこを通り抜けるのが好きですが、今朝は今年の主役のこちらをパチり。
今朝は月曜日とあって、ここも、阪急電車の中も、帰りに寄った岡本の街も比較的すいていて疲れませんでした。
と、いうのは昨日、少しだけそぞろ歩いた京都河原町、四条通りの人の多さときたら!
黒いコートとジャンバーにサンドイッチにされ、亀よりも遅いスピードで歩くのです。
(そうそう、京都のお正月といえばこんなだったなあ)
と今さらながら思い出しました。
歩道の幅が狭いのも一因でしょう。
とにかく(どこそこへ行きたい)という気はなくして帰ってきました。
その点、神戸はやっぱりいいです。
帰りに行った大丸神戸店で
「ゆう風舎の福袋はあっという間に売れましたよ!」
と聞いてホッとしました。
来年も良い福袋作りますね。

新作パッチワーク

2010年1月2日(土) ブログ
201001021643000.jpg

やっと、できました。
[お店]シリーズ、第4作目です。
このくらいの小さな作品、完成するのが 随分長くかかるようになってしまいました。
1日に進む馬力が違います。
でも、応援して下さる方からの賀状には
「今年も新作いっぱい作って下さいね」
なんて書いて下さっていて、苦笑いです。

昔、教師だった頃に[表現部会]というのを作っていて(自分を表現する手段を持つことによって、自分に自信が持てる、そのことはきっと他人の心情を推し量ることができる)そんな子供を育もう、というコンセプトのもとに教育研究をしていたことは 前に書かせてもらいました。
こじつけではなく、この数ヶ月間、MJの歌を聴き、本を読み(4冊目です(^-^))いろいろ知れば知るほどその思いは確信になっていきました。
苦しい経験をした彼ですが、何より(自分の表現方法)を持っていて良かった、と思うのです。
そして、その(表現)が他の人の共感を呼び、生きる励ましになれば最高です。
そんなではなくても、自分の好きなこと、歌でも、スポーツでもお習字でもなんでもいいのです。
少し前の世代の人、特に女性にはなかなかそんなことは許される時代ではなかったと思います。
困ったことも増えてきた現代ですが、着実に進化したことがらには感謝して、うまく時間を使いたいと思います。
私も体力が衰えたことに支配されず、ささやかな表現ですが、できることに感謝して 今年も進んでいきたいと思います。
本当は ここに、今日読んで感激した、MJの追悼式でのアル・シャープトン師の素晴らしいスピーチを載せたかったのですが、長くなるので諦めます。
機会があったら又お話しします。

明けましておめでとうございます

2010年1月1日(金) ブログ
201001011856000.jpg

2010年…。
とんな年になるのでしょうか。
どちらかというと、待つ姿勢ではなくて、強い意志を持って切り開きたい、と思うのですが…。
とりあえず、周りの人の、病気のしんどさがとりのぞかれますように。
一人でも多くの人が「生まれてきてヨカッタ…」と思えることがある世の中でありますように…。

写真は今日、いただいたお年賀状の一枚です(^-^)

« 前ページへ