昨日のワンディレッスン。
もう何回もしているはずなのに、まだまだ課題作品が難解すぎるのかなあ?と、反省します。
初めてされる方はもちろん、幾つかされている方でも、やはり、私の予想していなかったところで手間どられ、時間がかかってしまったかなあ、というところが幾つかありました。
〈髪の毛〉の表現もその一つです。
いつも、縫い代を針の先で折りこんでは縫っていく、他の部分とは違って、髪の毛はきりっぱなしの布を使います。
折りこむとポッテリ、鬘のようになってしまうし、少しばかり糸がほつれても、却って髪の毛らしい、という訳です。
形通りには、スタッフに裁ってもらい済みの特別キットですから、下絵の線に合わせて置いてざっくりとまつりつけ、髪の毛用の布とよく似た色の刺繍糸一本どりで、ゆーるりしたアウトラインステッチやストレートステッチで毛の流れや後れ毛を表現していくのですが、これがなかなか…。
皆さん苦戦なさいます。
真面目でいらっしゃるのかな?
どうも刺繍線がまっすぐ、ぱつぱつ。
たくさん刺繍しすぎて重たそう。
以前、髪の毛の表現のコツをつかんでもらおうと、
「ほら、小さい頃、ノートに少女マンガを描きませんでしたか?」
と言うと、
「そんなのかいてなーい」
そっかー。
とにかく、「糸をひきすぎないでふんわり、ふんわり刺して下さいね」
と言って回るしか…。
こんなゆるーい刺繍なんて、きっと刺繍を習って本格的にされている方には許せない(いいかげん)な刺繍だと思います。
(いいかげん)を人に伝授するのはとっても難しいです。
はるばる大阪から来ていつも参加してくださるNさんが、もうさっそく
「秋のレッスンの絵柄がどんなのか、楽しみやわ〜!」
とおっしゃって帰られて、めちゃめちゃプレッシャーですが(>_<)(簡単で可愛い)ほど難しいものはありません。