この秋はBunkamuraで作品展をしたもので 大丸神戸店でのワンディレッスンは 失礼させていただきました。
そんな訳でせっかくのゆう風舎のコーナー、新作もなかったし、未だにクリスマス用キットも並べられてない状態…~_~;
なので、ちょっと焦って幾つか出せるキットを準備中です。
その中に。
古い作品だけど、Bunkamuraに持っていったら結構お問い合わせの多かった作品…[6つの壁飾り]。
キットの箱を覗いてみたら まだもう少し材料もあり…
少しの間、復活することにしました(^^;;
「6つの…」だけど、一つ一つのキットにしてお買い求めいただきやすいようにしますね。
ところで、夕べ 東京にお住まいのVさんからメールをいただきました。
Vさんはうちのホームページから知り合ったお客様ですが、お名前で察するに
(国際結婚なさっているのかなあ)と思っていました。
2年前のBunkamuraで初めてお会いすると、想像通りの素敵な方。
忙しく大変な事を抱えながらも趣味のデコパージュを続けておられ、2年前も今回も私の作品を丁寧に丁寧に観て下さいました。
「実は私、フィギュアスケートが大好きで、いろんな方のブログを読んでいるのですが、そのなかでこの動画のことを知りました。……」
そして教えて下さったのはこの動画です。
和訳もそのブログの方がちゃんと載せて下さっていたそうで…
「フランスのLe Petit Journalが、パリのテロについて父と子をインタビューしました。ベトナム系の移民の家族でしょう。
小さい男の子が、「悪い人がいっぱいいるから、僕達、引っ越さなくちゃならないんだよ・・・」というとお父さんが「心配しなくていいんだよ。フランスは僕達の故郷なんだから。引っ越さなくてもいいんだよ」と。
「でもここには悪いやつがいるよ、パパ」
「悪いやつなんて、どこにだっているんだよ」
「でも、とっても意地悪な人たちが、鉄砲をもってやってくるよ、パパ」
「大丈夫、あいつらは鉄砲を持ってくるけれど、僕達は花を持っているよ…」
「でも花なんて、なんの役にも立たないでしょ、パパ。」
「そんなことはないよ。ほら、こうしてここにみんなが花を持ってくるでしょう。花は鉄砲と戦うためにあるんだよ」
「守ってくれるの、パパ?」
「もちろん!」
「キャンドルも?」
「そうさ。昨日逝ってしまった人たちのために・・・」
「花とキャンドルが、僕達を守ってくれるんだって」
「そうだよ」
そういって、顔を見合わせて微笑む父と子。
「よかったね?」
「うん、良かった・・・」
先日、紹介されていた被害者の旦那様、小さな息子が(恨むこと)を生涯に渡っての荷物にしないように話したこの言葉も。
「金曜の夜、あなたたちは私にとってかけがえのない存在であり、人生の最愛の人である、私の息子の母親の命を奪ったが、あなたたちは私の憎しみを得ることはできない。
あなたたちが誰なのかは知らないし、知りたくもないが、あなたちの魂が死んでいることはわかる。
あなたたちが盲信的にその名の下に殺戮を行っている神が、人間をその姿に似せて作ったのだとしたら、私の妻の体の中の銃弾のひとつひとつが彼の心の傷となるだろう。
だから、私はあなたたちに憎しみという贈り物をしない。
もっともあなたたちはそのことを望んだのだろうが、憎しみに対して怒りで応えることは、今のあなたたちを作り上げた無知に屈することを意味する。
あなたたちは私が恐怖におののき、同じ街に住む人々に疑いの目を向け、安全のために自由を差し出すことを望んでいるのだろう。
あなたたちの負けだ。何度やっても同じだ。」
こんな国民を持つフランス政府、9.11の後のアメリカのようにはならないように、っと願いたいのですが…