始まりはおととし。
おととしの[リネン&レース展]では大きめの野の花をモチーフにしたレース生地がいくつかありました。
そんなレースや他にも花の形のコットンレース、葉っぱの形のレースを組み合わせて、しかも真っ白でベッドカバーを…
Hiさんの娘さんのリクエストで、お孫さんのベッドカバーです。
たくさん、たくさんモチーフを集めて少しずつ縫い付けて…
今回のレース展に合わせて完成させてくださいました。
Hiさんは遠くから電車で来て下さっていたので コロナ禍になってからはなかなかいらっしゃれません。
家でコツコツ頑張られました。
真っ白なので写真ではあまりわかりませんが沢山の花が揺れています。
ぜひ本物を観にいらしてくださいね。
今週の金曜日からです。
真っ白な
静謐、誠実…
本当に人はそれぞれで…
それぞれの素晴らしいものを持っておられる、、作品というのはそれが出てこそ、作品ですね。
私より年上でいらっしゃるのに いつも謙虚すぎるくらい謙虚で、丁寧に接してくださるCさん。
今年の作品は薄手の白いリネンに単色のアップリケと刺繍をしたカーテンです。
静かに立つ、年代ものの大きな樹木。
そしてやっぱり静かに佇む老夫婦。
娘さんのリクエストというこの組み合わせ、まさしくCさん夫妻なのでしょう。
娘さんの心情も素敵ですね。
樹木の表現にビックリ。
たくさんの枝を広げたこの樹、すべて薄グレーの刺繍、アウトラインステッチとバックステッチで刺されています。
太い幹はたくさんのアウトラインステッチを並べて。
私のようなガサガサした刺繍と違って本当に丁寧に根気よく刺せていて…
Cさんそのものです。
レースのクレイジーキルト・バッグ
「よし!今年は小物で行きます❗️」Iさんが宣言。
毎年[リネン&レース展]と言えば、ご自宅の出窓のカフェ・カーテンや大胆な絵キルト等、大作を作り続けていたIさん。
去年から始まったコロナ禍自粛生活の中で彼女が取り組んだ一つは布や手芸材料の「断捨離」でもありました。
特にお気に入りのレースはどんなに端切れであろうとも 美しくて何度も手にとっては眺め、なかなか手放せないものです。
これは私とて同感です。
ところが悲しいことにたとえ箱や箪笥に大切にしまっていても なぜかチョコっとシミがついていたり、折ジワのところが色が変わったり…
これも同感、するところです。
そこでハンサム・ウーマンのIさんは決心して、
「きれいなうちに」
と、大切にしていたレースとリネンを色合わせを考え、自由なクレイジー・キルトにしてバッグに仕立てることにしました。
Iさんのクレイジーはもちろん型紙はありません。
布の大きさの向くまま、気の向くまま…
かくして9個のトート・バッグが完成しました。
トリミング・レース
この季節、よほど白いレースが好きなのだと思いますが 今年もけっこういろんなレースが集まりましたよ。
特に何かの裾や アクセントにつけていただく幅3cmから18cmくらいのレースが豊富です。
コットンレースだったり、チュールレースだったり、フリンジがいっぱいついていたり、3段になっていたり…
楽しいです。
迷ってしまいますし、
(とりあえず…)
という方に 30cm長さに切ったアソートも用意しました。
仕事とはいえ、レースを触っての作業は外のグリーンと合わせて気持ち良くとても楽しいものです。
長い自粛期間、皆様にはどうかいろんな意味で元気でいていただけますように。
こんな時期でも
とっても懐かしい方からメールをいただいたり
(え?!ホームページを1日2回もチェックしてくださる?キョーシュク〜🤣)
というメッセージをいただいたり
ご注文のキットをお送りしただけなのにご丁寧におハガキを下さる方がおられたり
ホワホワ(猪之助風に)させていただいています☺️
涼しげな色に
よく考えると来週から[リネン&レース展]のイベントです。
せっかく来て下さるお客様に、リネンやレースの魅力が伝わるよう、又、選んでいただき易いように 狭いショップ内に置かなければいけません。
それで今日の夕方から少しずつ模様替えです。
春の新入学シーズンには明るい元気な色合いのアップリケや小物が所狭しと並んでいましたが、しばらくの間、ちょっとどいていてもらいます。
でも、店頭に吊ってなくてもレッスンバッグ等のキットや見本はすぐにお見せできますのでおっしゃって下さいね。
ひょっとしたら春の[奥様手帳]をご覧になって
(どんな所かしら?)
と、初めての方が来て下さるかもしれません。
だんだんブルー基調、白基調の店内に…
変えていく予定です😉
青い草花刺繍レースの小さなドレスも出来上がりました。