片岡球子さん
おととしは堀文子さん、去年は田渕俊夫さん。
美しいお庭。
静かな空間。
生きる力を貰える人生の記録と豊かな作品。
春に訪れる香雪美術館は恒例の楽しみになっています。
今年は5月には無理なので今日出かけてきました。
(京阪神の桜はもう見頃かも?)
正しくそれは(当たり!)
とっても綺麗だったのですが、それが予想以上に寒い!寒い!
駅にはダウンコート姿の方もチラホラおられたくらいです。
(いくらなんでも…)と、チャラチャラ春物のワンピースを着ていた私は冷えて冷えてトイレばかり探している始末(>_<) それはともあれ、いつもながらよく手入れされたお庭を抜けて館内に入ると片岡球子さんの、奔放で力強い作品がズラリ。 20代で描いた初期の日本画から有名な[面構え]や[めで多き富士]等の連作も。 片岡球子さん。 院展の重鎮で103歳まで生きた生涯画家。 50歳まで小学校の教師として全教科を持っておられたとは、今日、初めて知りました。 その教師生活が、型にとらわれない、子供のような純朴で力強い画風に影響を与えている、というようなことが書かれていました。 この人の絵を観ると、つくづく女の人の(強さ)を感じます。 もちろん堀文子さんもそうでしたが、さまざまな表現方法、生き方で示される(強さ)に元気を貰えます。 実は、この片岡先生をちらっとおみかけしたことがあります。 恥ずかしながら昔むかし、名古屋からバスに乗り(なんて地名か忘れてしまいました)愛知芸術大学を受験しに行ったのです。 もちろん、落ちましたが、その時すれ違った、お団子ヘアに櫛をさした女性教授、それが片岡球子さんだとすぐにわかりました。 とにかく、怖そうでした! すべって、納得です(>_<)