背景画

2024年9月19日(木) ブログ

来週金曜日からの、中尾温美さんの人形展[お話へのいざない]に向けて 勝手ながらいよいよ絵本図書館も閉鎖して準備に取り掛かっています。

普段しているキルト展やレース展での気心の知れた仲間の…というのとは違い、かなり迷いながらの展示計画です。

一つ一つは迫力があり、素晴らしい人形達ですが、いろいろな事情があり、あまり数が無いのが難しいところです。

ただ、先日届けていただいた人形劇の舞台装置、温美さん手描きの背景画が大きく、なかなか大胆で魅力的です。

いつも細かしく縫っている私達の作風とは違って素朴な力強さを感じます。

なんとか工夫して人形達を盛り上げようとがんばりますのでぜひ観にいらしてくださいね。

その頃はたぶんたぶん少しは涼しい風?

先輩の石碑

2024年9月17日(火) ブログ

長い間、それぞれがそれぞれの場所でそれなりに頑張っていた同級生、5年に一度の同窓会では会えたりしたけれど、歳を重ねて、去年くらいからもっと度々会えるようになりました。

長年続く 工芸の[一匠会]の世話を引き受けているM、Kお二人からの「輪」が広がったのと、病気になってしまった友達をなんとか元気づけようという皆んなの気持ちからです。

そんなことで なんと昨日はうちの近くの[ふるさと交流館]で一泊、ゆう風舎と相生を少しだけ楽しんでもらいました。

「少しだけ」と言うのは やっぱり皆んなで喋ってばかり、

「ぜひ、ゆっくり見たい」

と言っていた絵本図書館の方は今回もあんまり…💦💦

そして相生も、異常に暑さの増した今日は2時間弱のドライブで港の方へ案内しただけです。

でも。なんと、そこには大学の先輩、牛尾敬三氏の石のモニュメントが立っているのです。

石川島播磨重工業IHIの桟橋跡の広場、県内いたる所に置いてある牛尾作品のひとつ、だそう。

実を言うと…私は知りませんでした。

なぜか加古川在住のS君の方が詳しい…

背景画

2024年9月15日(日) ブログ

来週、27日金曜日から始まる、中尾温美さんの人形展、背景に使っておられた大きな布に描いた絵を 弟さんご一家が休日を利用して持って来て下さいました。

温美さんが一生懸命、絵の具や布を使って描き出した背景画、実家にしまってあったそうで 入院中の温美さんに代わって持って来て下さったのです。

早速、Dabidiさんにアイロンを当てていただきました。

姫路にお住まいの弟さんご一家、ゆう風舎も初めてで、小学生の2人のお子さんと共に絵本図書館でも長いこと過ごしていただけました。

いよいよ来週、温美さんの友人の方が会場当番にもお手伝いいただくのですが、温美さんも小康を得て、観にいらっしゃれますように。

白樺の道

2024年9月13日(金) ブログ

毎日、まだまだ真夏の暑さ、キルトだけでも涼しさを想像して作っています。

アンとダイアナが連れ添って通う、学校への道は

「まったくきれいな道だった」

と あります。

おもしろくない「街道」を抜けると「恋人たちの道」や、「ウィローミア」?や、「スミレの谷」や「シラカバの道」を…

私はやっぱり「シラカバの道」にしました。

大好きなので今までにも何作か、に入れたのですが、なかなかピッタリの布がありません。

秋のキット見本、[森の中のブロカント]で使ったのが一番いいなぁ、と思うのですが もうありません。

なのでいろいろ使ってみています。

白黒のプリントや英字のプリントの裏向きや、真っ白のシーチングに染まるペンでシュッシュッと描いたり…

まだたくさん生やさないといけません。

でも楽しいです😊

青木

2024年9月12日(木) ブログ

「青木」と書いて「おおぎ」と読みます。

阪神電車の、大阪から三ノ宮の半分くらいにある駅です。

昔からのお知り合いのF夫妻に誘っていただいて、昨日は珍しく夜ご飯をいただいてきました。

Fさんの甥っ子さんが始められたおばんざいと鉄板焼きのお店[よつ葉]、居酒屋さんなのでオープンが4時からなのです。

三ノ宮から阪神電車にゆられて行きました。

駅からは3分の便利さ、4人の中では唯一「イケる」口のFさんは車で来たため、誰もアルコールは無し。

でも先付け用のおばんざい各種から始めて、揚げ物、ステーキ、お刺身…といろいろ注文、少食が悩みの私も少しずついろいろいただけて、そしてどれもとっても美味しかったのです。

こういう所は誘っていただかないとなかなか自分達だけでは行けません。

33歳の若い細いイケメン・オーナー、なかなかの腕前でしたよ。

いよいよ「しめ」

男性2人は「出汁茶漬け」を注文。

Mちゃんと私はメニューにある、ちょっと場違い、でも気になる…「パンケーキ」を注文。

これが又メチャクチャ美味しかった❣️

なんでも仕込みにかなりの時間が要るそう…

和食の後のデザートは格別です😋

芝生に…

2024年9月10日(火) ブログ

Kさんが取り組んでいるのは 秋に挙式される甥御さんにプレゼントするボードです。

今までにも姪御さんに、とか何枚も作ってこられましたが、特にウエディング・ボードというわけではなくて 新居の壁に飾っていただく記念の…というものです。

樹木が好きなKさん、今回も大きな樹の下に仲良く座るカップルをアップリケします。

何事にも丁寧なKさんらしい、手抜きのない樹木と葉っぱはなかなか時間かかりそうですが、

(どんな風にしようか?)

と迷っておられた、下側の芝生部分はなんとブークレーのようなグリーンの変わり糸をみつけ、きれいに並べて糸でとじつけてありました。

こんな表し方は初めて。

主張しすぎないで綺麗で とっても素敵です。

nice idea❣️

佐川美術館

2024年9月9日(月) ブログ

なかなか魅力的な作品展を開催される佐川美術館ですが、ここからはちと遠い❗️

でも高山辰雄氏の作品展とあって、昨日、第二日曜日、出かけてきました。

以前は守山駅からバスに乗ってかなり距離を感じたので、今回は湖西線経由の新快速で[堅田駅]まで、そこからバスに乗りました。

終点が[佐川美術館]です。

お馴染みの、ぐるりに水をはった涼しげな平屋建て、大きな欅、文字通り、「都会の喧騒を離れて…」というような佇まいで観覧者も少なめでした。

日展で拝見していたのは晩年のいわゆる老境の傑作。

学生時代の作品から、迷いながら自己の主題、作風を確立していくまでの作品をつぶさに観る事が出来ました。

特に、聞き及んでいた、東京美術学校を主席で卒業とか、後には日展理事に昇格、文化勲章を受けたり、という華々しい活躍の裏にはやはり幾つかの大きな挫折を経験、それがその後の糧になっておられる事を知り、

(やっぱりなぁ)と感慨深いものがありました。

「生」の根源を模索しつつ、女性とか子供とかあまり裕福では無い人とかに対する眼差しが、厳しく且つ温かい画面を構成しています。

そして、東京大空襲でたった二つ焼け残った、東美の卒業記念の筆と硯…

それがきっかけになったのか?どうか?晩年の大作でもほとんど一本の筆で描き、完成した時にはその筆はチビて使い物にならなかった、とか…

高山氏の、あのかなり厚塗り、遠くから見ると朦朧としている画面も 緻密に描き、塗り重ねてある技法で精神性の高い人物画も

(え!?一本の筆で?)とちょっと信じられなく思いました。

ところで、 それ以外にも久しぶりの滋賀県、そして琵琶湖、遠くにかすんで見えた「近江富士」、そしてバスが琵琶湖大橋を渡ってくれた事、、、いろいろ嬉しかったです。

そしてもう一つ、美術館の中の広々した素敵なカフェのコーヒーはなんと「イノダコーヒー」でしたよ。

ベッドカバーも

2024年9月7日(土) ブログ

先日ご紹介した[2人展]のCさんと、もうお一人の方、Nさん。

お二人共、感心するのは今まで作られた作品一つ一つの写真をちゃんと名前、大きさ付きでファイルされていることです。

展示やポスターの写真選びの参考になりますし、何より懐かしい思いで見せていただいています。

最近はユニークな立体の花々作りに凝っておられるNさんも伝統的なパターンのパッチワークキルトも何枚か作っておられて改めてビックリ。

そういえばカテドラル・ウィンドウに凝っておられたこともあったなぁ😅

これはウェディングリングのパターン。

約2m×1.5mもある大作です。

確かお嬢さんのためのベッドカバーだったかなぁ。

写真が暗いのですが、本物はもっと綺麗で淡いピンク色ですよ。

な、懐かしい!

2024年9月5日(木) ブログ

9月終わりの人形展に続き、10月10日からは恒例の秋の個人展を開きます。

昨年はTさんのドールハウスを中心にしたミニチュア展でした。

今年は「ふたり展」

どちらも古くから作品を作り続けて下さっている方なのに、お住まいが遠方だったり、フルタイムでお仕事されていたり、の理由でいらっしゃれない月日もあったり…順番が遅くなってしまいました。

個性豊かなお二人。

今の作品はいかにもご本人を表す、素晴らしく個性的な雰囲気ですが、昔の作品の写真を見せていただくと本当に懐かしいです。

特にCさんは 私がいくらオススメしても

「いえいえ、先生のキットを全部作ってから…」

とか、おっしゃり、本当に全部、とは言わないものの、いっぱいいっぱい、私が忘れてしまったようなキット作品の写真も出てきて…。

昔はとにかく、(アップリケとパッチワーク、どちらの要素も入れないと…)と、思ってつくっていたようです。

Cさんのアルバムにあった、秋風が吹く頃のキット…

今は「アン」に取り組んでいるのでなかなか新しいキットが作れませんが又作ってみたいな、と思わせていただきました。

プリント柄の上に

2024年9月3日(火) ブログ

今日来て下さったのは広島からというお客様。

遠い所をありがとうございます。

「次は赤毛のアンなんですネェ☺️」

とおっしゃって下さっていたとか…

ブログを見ていて下さるのですね、おはずかし…

本当に原作[赤毛のアン]のファンは多いのでどんな風に思われるか?心配は尽きませんが とにかく始めた以上、開き直って作るしかありません。

さて、今縫っているのはいよいよアンが学校デビューを果たし。

マリラの心配をよそに 想像力溢れる豊かなお喋りを繰り広げるアンを女の子達は素直に受け入れて…そんな楽しげな昼食の場面です。

いつも麻地を使っていましたが今回は陽のあたる草地の雰囲気を出したくて花柄プリントを土台にしました。

でもやはり表側だと色彩が強すぎ、得意の?裏側使いです💦

それでもやはり肌の色や薄い色の服はプリントが写ってしまうのでシルエットを少し小さめに裁った白いローン地を下に敷きます。

そうすると人物がはっきり浮かびあがりますよ。

本当は接着芯だと写すのもラク、アイロンで型に貼り易いのですが、上からアップリケする時、針通りが悪いのです。

それで私はこんな風にしています。

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