エステート

2012年1月25日(水) ブログ
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「エステート」とは「遺産」のこと。

2002年に書かれたという遺言状に添ってジョン・ブランカという弁護士と、ジョン・マクレーンというプロデューサー二人が[マイケル・ジャクソン・エステート]を運営しています。

当初は、遺言状そのものの正当性が、彼の遺族やファンの一部から疑われたり、すったもんだがあったようです。

しかし、結果的に、没後15ヶ月で エステートは3億1000万ドルの収益を上げ、2011年の年間売り上げでも、亡きアーティスト部門では勿論ダントツ1位、生存中のアーティストを含めても、U2についで2位。

遺族へもきちんと支払われているようで、
「ブランカ達はよくやっている」
という評価が定説になりつつあるようです。

生前からマイケルがコラボレートしたがっていた[シルク・ド・ソレイユ]の公演[イモータル]も大成功、日本にも来る日を心待ちにしているのは私だけではありません。

家族の心配もわからなくはありません。
生前、あれだけの辛苦を味わわされた彼と、彼の遺した3人の子供を必死に守らないと、って思いますから。

でも、こと[仕事のこと]となると、家族よりも、長年一緒に、あれやこれやディスカッションしながら、同じ方向を向いてやってきた、という〈仕事仲間〉の方が 実は嘘みたいに気持ちがピッタリよく解る、ということも、私にはよく理解できます。

[仕事]ではありませんが…。

旦那さんが、(どうしたものか?)と処分に困られ、私達に託された、亡きSさんの未完の大作のキルト。

もちろん、
(せっかくですが…)
と、お断りもできたのです。
でも、つい、この間まで一緒に頑張っていたSさん。
ずーと、いろいろな作品をディスカッションしながら、題材を決め、材料を選び、…。

この作品に込めた気持ちも手にとるように解っていて。

一緒に暮らされるご家族にも解らないことの一部が、(同じものを好き同志)には解ることがあるんですね。

そんなこんなで、皆、自分の作品制作だけでも大変な中、〈牛の歩み〉どころか〈でんでん虫の歩み?〉くらいの速度ですが、縫いつないでいます。

周りと、上から作っていかれたSさん。
上から3段目の部屋の中をチクチク。

縫っていると 不思議とSさんと会話が出来ます。
Sさんがしてほしそうなことも判ります。

これも大事なSさんの[エステート]です。

無い布は…

2012年1月24日(火) ブログ
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絵キルトには絵の具を使うこともよくあります。

美しい絵本の一ページを布を使って再現したいために、いろんな店を回って、あらゆる布をあたってみて、時には、他の方の協力も得て…。

それでもどうしても無い時…。

「ま、これでいっか!」
と我慢する時もありますが、その布が、その作品の重要な位置、イメージを占める場合は、(無ければ作ってしまおう)
という感じです。

バッグや服等、洗濯するものなら無理ですが、タピスリーなら水彩絵具でも、まずOK.

絵本を睨みながら、パレットの上で、そっくりの色になるまで絵具を混ぜ合わせ…。

Oさん制作中の[I Can FRY!]も大胆で可愛い絵は色が命!
どうしてもイメージに合うものがみつからなかったので絵具大活躍です。
壁の苺模様を消しゴムはんこで押したり、今日は、薄いピンクのギンガムチェックのテーブルクロス作り。
なかなか思うようにいかず、写真は2回目。
まだ、ちと、濃い!
ギャラリーからワイワイ言われながら3回目で成功しましたよ。

プロテクター?

2012年1月23日(月) ブログ
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12月に入った頃でしたっけ?

「おはようございます!」
と、入ってきたスタッフMさんが何やら暖かそうでカッコいい腕をしています。
よく見ると、腕から手にかけて、かぎ針編みのハンドウォーマーをはめています。
「いいなあ、どうしたの?」
「友達が編んでバザーで売っていたので…」

着る服によって、なんだか手首が寒いと落ち着かない…と、私も2つほど持っていますが、かぎ針でしっかり編まれた厚さといい、ちょこっとあしらわれた革のタグといい、なんだかカッコいいな、マイケルのプロテクターみたい…。

かくして、私もお願いして編んでもらうことに(^-^)

それが今日、できてきました。
沢山のタグ(ワッペン?Mの文字入りのも(^o^;))のおまけ付きで。

「先生」と呼ばれてるわりにはハズカシ〜。

でも嬉しいです!

マイケルは、必ず片方だけですが、私はもちろん両腕にさせていただきますよ。

歌う時にマイケルはよく、プロテクターから出た親指と中指を(スリスリスリ)とさせますよ(^o^)

図案のページ

2012年1月21日(土) ブログ
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昨日、言っていた図案のページは、こんな感じです。

これは[Goods(雑貨)]のページ。

私の描いた下絵がコンピューター処理?されるのか、こんなにきれいなきちんとした形、線になっています。
いろいろなプロフェッショナルな人の手を経て出版していただく、という喜びはこんなところにも感じます。

出版、といえば、夕べちょっと愕然とした話を読みました。

マイケル没後、雨後の筍みたいに競って出された追悼本。
カスタマーレビューを見ると、その中ではいわゆる「便乗儲け主義?」と疑問符をつけたくなる本も多いようです。

それとは一線を画した、本当に真剣に彼の遺した遺産、音楽でありビジュアルの芸術をきちんと解説しようという本が去年の秋から2冊、現れたのです。
(こういった本が、アメリカでは今まで無かったという事実にまず愕然とします)

1つは、前にもブログに写真を載せさせてもらったジョセフ・ヴォーゲル教授による[MAN IN THE MUSIC]

そして、もう1つはウィラ・スティルウォーター博士という女性が書いた[Mpoetica]という本です。

彼の曲とショートフィルムを徹底的に観察、研究、独自の深い考察によって、彼の芸術性と人間性を浮かび上がらせている、それこそファンにとってはなんとしてでも読みたい本です。

ところが、この本、和訳本は勿論未定、今のところ、[電子フォーマット]としてのみの(自費出版)本のようなのです。

勿論、当初は4社もの出版社が興味を示したそうです。
でも、結局は博士の言及した真実に迫る部分が、いわゆる今までのメディアや世間の認識(まだまだ誤解されたまま、が多いようで)違いすぎて…。
(売れないだろう)の見解で4社とも辞退してきたそうです。

博士は
「私はこの本を一般読者を念頭にかきました。私の見解は一般読者に興味を持ってもらえるだろうし、とっつきやすいだろうと思ったからです」
と言っておられるにも関わらず…。

企業の中には利益追求主義のあまり、一般の人々を軽く見すぎているのでは?と感じることは布の事でさえ思うことがあります。

「世の中を良くしよう」と、出版社なら思ってほしい…。

現在、50歳になられるというウィラさんは、やはり子どもの頃からのファンだったそう。

その、彼女が小さい時にマイケルのファンになったエピソードがなんとも…。

当時、公民権運動で混乱している時で、全てを変える時だったそう。
それはエキサイティングではあっても子供心にとても恐ろしい日々。
その辺りの言葉をちょっとだけ、抜粋します。

「合ってるかどうか解りませんが、マイケル・ジャクソンはすべてから私を救ってくれたように感じているのです。自分の中でよく彼に話しかけていたんですよ。私を悩ませることについてね。学校で聞いたこととか、ニュースで見たものとか。彼はそれを解決し、克服するのを手伝ってくれたんです。ただ、ありのままの彼…フレンドリーで、この子なら話しかけられそうと思える繊細さを持った…でいてくれるというだけで。大人が言うと馬鹿げたことに聞こえるでしょうけど子供の私には本当に大事なことだったんです。今でも彼に対してはこのような深い感謝の気持ちを持っています。だから私はファンですけど、ただ彼の音楽を聞くというよりももっと深くて個人的なんです」

だから彼女は最初この本を書く気はなかったそうです。
ところが、友人から
「絶対に書くべき!」
と説得され、始めてみると、全く取りつかれてしまったそうです。

「マイケル・ジャクソンの作品を詳しく見れば見るほど、見いってしまったんですよ。彼の作品はとても豊かで、発見すべきこと、調査すべきことがたくさんあるんです。私はまさに魅了されたんです。」

よ〜く、解ります。

とにかく普通に出版されることを祈っています。

1週間前

2012年1月20日(金) ブログ
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11月の、神戸大丸ワンディレッスンの時に、
「やっと 2冊目の本が出るんです」
と、お知らせすると、お帰りの時間までに
「そう!2冊目が?!楽しみやわあ〜」
と、計5回くらい言って下さった大阪のNさん。
とっても楽しみにしてくださっているようで、嬉しかった〜!

いよいよ発売日1/27まであと1週間になりました。

[ストーリーキルト]から早、5年。
そのあと作り続けた作品がぎっしり詰まっています。

[ストーリーキルト]では季節毎に作品を編集してありましたが、今回の[ストーリーキルト2]では、ベビーから少年少女へ、そしておうちの中だけの小さな世界から、いろんな国籍の人が行き交う大きな街へと世界を広げていくという、時の流れに沿って編集しています。

そして、前の本と一番違うところは前半。
見開き毎に次ページはそのアップリケの図案が並べられています。
作品として見ていただくだけではなく、ちょっとした部分を切り取って、バッグとかその他、使っていただき易いように。

後半は大きめ作品等の作品集や1つの作品の作り方プロセス、文字の図案集になっています。

ぜひ、ぜひ、ご覧下さいね。
[主婦と生活社]のホームページにも紹介してもらっていますので、貼っておきます。http://www.shufu.co.jp/books/detail/978-4-391-14129-0

ぬいぐるみの汽車

2012年1月19日(木) ブログ
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うちのスタッフさん達。
出会った頃はまだ20代前半。
私も若かった…。

月日は流れ、今年の目標は「あんちえいじんぐ」と年賀状に書いていたMさんも今は4人の立派な息子のママです。

ゆう風舎に初めて絵をかきにきた時は 初めての赤ちゃんを身籠った、ほっぺがリンゴみたいな可愛い子でしたっけ…!

その長男出産祝いに、何か作ってプレゼントしようと考えました。
それ以前の赤ちゃん誕生はみんな女の子だったので、一体ずつ、抱き人形の[ゆうちゃん]をプレゼントしていたのです。

(男の子に人形もなあー。何かいいものないかしら?)
と考えて作ったのはいろいろなネップツィードのウールで縫って、綿をつめた汽車ポッポでした。

作ってみると、自分がけっこう気にいってしまい、もう1つ作ってキットにしたのです。

この汽車、4両編成で、台型2つ、箱型1つ、子どもが何かいれたり、布製の四角形や丸太を乗せて遊ぶようになっています。

その当時はやたらネップツィードに凝っていた時期だったのですが、今考えるとお洒落な色のリネンや綿麻で作れば、一年中遊べますよね。

いつの時代でもなぜか男の子は機関車が大好き。

レッスンバッグによく利用していただくポケット用アップリケパーツも、男の子用にはやはり[ぼくの汽車]が一番人気です。

今春オススメのUSAコットンで作ったレッスンバッグも よく見ると、小さな機関車が走っていますよ!
春らしい若草色です。

春色・第2弾

2012年1月18日(水) ブログ
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同じ日本でも地域によってずいぶん違います。

ニュースで、豪雪地帯の屋根の雪の重さを見ながら、申し訳ない思い…
こちらは今日は 寒さの緩んだ、日差しの暖かい日です。

この辺りでも、1月の半ば頃から2月にかけては最も寒い時期ですし、雪が降ることもあり、そんな日は仕方なく[開店休業]って感じで…。

今年はまだそんなこともなく、有り難いです。

そして、気温はどうであれ、
(これから春…)
と思う気持ちは抑えられません。

新春早々、というか年末から、がっかりすることが多かったのです。

でも!
心配でしようがなかった方達のことも、少〜しずつ明るい兆しが見え…
ああ、春に向かいますよね。

そんな気持ちで、今日はせっせとショップのディスプレイ替え。
ちょうどおあつらえ向きに連れ合いが、届いたばかりの新しいポストカードを見せてくれました。
(この辺の、連れ合いのタイミングはいつもGood(o^-’)b !さすがです)

フランスのイラストレーターによる、ポップで可愛いカード達。
色が、バッチリ春色で、早速、キット作品の周りに散らばらせて貼りましたよ!

ニット帽

2012年1月17日(火) ブログ
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「可愛い〜!!」

OくんとHちゃんが部屋へ入ってくると、オバサンは大興奮!

なんとも可愛い手編みのニット帽です。

可愛い盛りの小さな子が、こういうクラシックなニット帽をかぶるとメチャメチャ可愛いですよね!
よくパリやスウェーデンの冬の通園風景などでみかけます。

その上、作者を聞いてビックリ!
Oくん達の大叔母様、すなわちKさんの妹さんN子さんは 聞きしにまさるベテラン看護師さん。
そっかー!
こんな可愛い帽子を編む(少女っぽい)ところもお持ちナンダ、と感慨新た。

ちなみにOくんのはN子さんの息子さんの小さい頃の、HちゃんのはN子さん自身のお下がりだそう(^o^)

「冬の間中、かぶってきてね!」
という私に、4才のOくんはへ〜んな?顔をしていましたよ。

その上、Kさん作の、おそろいの(Yu’sバスバッグミニ)を肩からかけて!
オバサンは言うことありませんっ!

新作キット、アップしました。

2012年1月16日(月) ブログ
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3っつ目のお部屋です。

お母さんが一人で夕食の準備中。

このおうち、いっぱいいろいろ住んでいるのにお手伝いしない?
きっと後片付けを手伝うって思っておいてください(^_-)

さて、大工さんや工務店にお金を払って作ってもらう訳ではありませんから、絵キルトのキッチンは自由自在。
それだけに絞りこみ、単純に作るのは至難の技…。

あーもしたい、こーもしたい。
あれもいれたい、これも並べたい…。

でも、キット化するので、なんとかこの辺で。

楽しかったです〜♪

にあんちゃん

2012年1月15日(日) ブログ
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今日は、この辺りでも〔とんど〕左義長です。

わざわざ焼きに行く訳ではありませんが、ちゃっかり鏡開きのおぜんざいだけは炊きます(^_-)

そうして、お鍋に小豆が柔らかくなるところを見ていると、必ず、思い出す本があります。

小学生の頃、読んだ〔にあんちゃん〕

母が、兄にも私にも読ませたがった本。

10歳くらいだったでしょうか?
日本名[安本末子]さんという在日韓国人の書いた日記です。
タイトルの〔にあんちゃん〕とは2番目のお兄ちゃんのこと。

両親は亡くなり、一番上の〔お兄ちゃん〕は二十歳になっていたのかなっていないのか?親がわりに働いていたので、中学生だったにあんちゃんとの暮らしの様子がほとんどだったのです。

世界中のほとんどの人と同じく、母を大好きだった私は(お母さんがいない)という事実だけで、可哀想で可哀想で仕方がなかったのです。

私が小学生だった頃よりも以前の、戦後間もない頃の生活ですから、普通の、日本人でも生活が苦しかった頃、若い在日のお兄ちゃんが稼いでくるお金がどんなものか、生活がどんなものか…。
読んでいて辛いものです。
でも、この本がベストセラーだった理由…それは末子さんもにあんちゃんも純粋で明るく、前を向いていたからでしょう。
ところどころ、ホッとするような話題も出てきます。

詳しい事は忘れてしまいましたが、どういう訳だったか?末子さんはある日小豆とお砂糖を手に入れ、(お兄ちゃんが買ってきたのかなあ?何かの日に)久しぶりにおぜんざいを炊くのです。
学校から帰ってきたにあんちゃん。
どんぶり鉢は一つしかないので、にあんちゃんは当時のペタンとしたアルミ製のお弁当箱に入れておぜんざいを食べます。
(おいしくておいしくてこんなに美味しいものはないと…)
その日の日記に末子さんは書きます。

気の毒な生活ぶりを読む度に 悲しくて
「今はどうしたはるの?」と訊ねる私に、母は
「きっと、本が売れてきっと良い暮らししてはるよ」
と言っていたものです。
にあんちゃんもお兄ちゃんも立派な大人になっていること…。

もう、この本の題名も目にしなかった昨今。
先日、俳優の長門裕之さんが亡くなった時に新聞で懐かしい文字をみつけました。
長門さんは映画化された[にあんちゃん]でにあんちゃんを演じたのです。
たしか末子さんは二木てるみさん。

小さい時に感動した本。
私の原点の一つです。
それが最近知り得たマイケルに真っ直ぐつながっているとは!
おっと、こんな事を書くと、又スタッフさん達に笑われますね(^o^;)

でも、本当に、今の子供さん達にも、ゲームで遊ぶばかりではなく、読んでほしい本がいっぱいあります。

と、そんなわけで、おぜんざいを炊くと、必ず、アルミ製のお弁当箱が頭に浮かんでくるのです。

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