接着剤

2011年6月15日(水) ブログ
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だいたいにおいて、私のするキルトは(何でもあり)です。
素材も でっきるだけいろいろなものの方が楽しい(^-^)
服地に使うような布にドンゴロス。
ロマンチックなレースに素朴なリネン。
刺繍糸にプラスチック・ビーズ…
出会いの相乗効果が楽しいのです。

そんな訳で、素材を、数えて揃えて、キットに組んでくれるスタッフさん泣かせのキットが又々生まれつつあります(;^_^A

アップリケが出来たので、後は刺繍とビーズやレースモチーフで風に流される花を刺すのですが、これは素材が決まり、数が決まってからですから、下書きしてからというわけにはいきません。
散らばらし方もビミョーに難しく…。
実際にちりばめてみて調整しないといけません。

(じゃあ、これでいこ)
と決ったら、まち針で止める代わりにボンド(おっと、接着剤!)をちょこっと竹串の先につけて、モチーフの一部に つけ、固定しておきます。
勿論、そのままではそのうち取れてしまいますから 後から順々に糸で縫い止めていきます。
そうそう、切りっぱなしの木の葉なんかもこの方法。
見た目よりも らくに早く出来ていきますよ。

風ものがたり

2011年6月14日(火) ブログ
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いよいよ、[リネン&レース展]が来週からに迫ってきて、皆、エンジン全開、頑張っています。

先週には、まだ
(この子の靴はどんなのがいいでしょう?)
(この子の服は?)
と、悩んでいるばかりで空しか出来ていなかったHさん。
今日、広げられると皆びっくりw(°0°)w
見事に子供たちのアップリケが出来ていました。
衣服の柔らかい表現がさすがHさん。
本当に、Hさんが、自信を持ってご自分で布を選ぶようになられると(鬼に金棒)なのですが…。

レースのクッション

2011年6月12日(日) ブログ
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「先生、スミマセン。体調が悪くて持っていけそうにないので送りますね」
Sさんは何度目かの抗がん剤治療中。
今年の[布と糸で…展]に新作が出せなかったのを気にされてか、早くからレースで作る作品に取り組んで下さいました。

冒頭のようなメールが来ると肝が冷えてしまう私ですが、送られてきた作品を見て、少し安心。
丁寧に作られた3点もの美しいクッション。(あ〜よかった。体調の良い時も…)

「テーマに合わなければ、よけといて下さい…」
なんの、なんの、「ゆう風舎・風ものがたり・風に吹かれて」ですもの。
丁寧に刺された花の刺繍は、きっと風の贈り物でしょうし、周りのひらひらレースは部屋の中に風を呼んでくれそう…。
勿論、展示させてもらいますとも。
長期間あるリネン&レース展ですから、きっとSさんも観に来て下さるはずです。

さてさて、咳き込んで苦しくて眠れない時にはほんの少しだけ、闘病中の方の苦しさが解った気になる私ですが、ゆう風舎・風ものがたりが‘風邪物語’ではしゃれにもなりません。
早く治してがんばりますね。

ブラスバンド

2011年6月11日(土) ブログ
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珍しく不調で 昨日もブログを失礼しました。
と、いっても大したことは勿論ありません。
夜中の暑い、寒いにうまく体温調節ができず、夏だというのに風邪をひいてしまい、NHK収録のために用意したヒール高10センチのサンダル姿で先日ウロウロしたら、いっぺんに膝を傷めてしまい…。
ちょっと前ならなんでもなかったことばっかり…。
否応なく、人は老いと仲良く暮らしていかざるを得なくなるんですね。
でも、そんな話を口に出すと、
「実は私も…」
と、何人もの仲間がおられることは とっても心強いかぎりです(^-^)

そんな訳でなかなか思うように新作ははかどりませんが、こんな時はやっぱりマイケルですね(^-^)

6月8日に発売されたCD[THIS IS BRASS]
聴いていると嬉しくなります。
ブラスバンドといっても「東京佼成ウインドオーケストラ」という、日本を代表する吹奏楽の楽団によって、名アレンジャーのもと、壮そうたるメンバーによる演奏です。
特に指揮をしておられるのはハンガリー・ブダペスト国際指揮者コンクールでも1位を受賞、様々な活躍をしておられる松沼俊彦氏。
彼はマイケルの音楽にも詳しく、インストゥルメンタルの演奏なのに各曲の歌詞まで 演奏者に説明、微妙な表現にも心を砕いて下さったとか…。
[スリラー]のみに客演した女性フルーティストは生前からの大のマイケル・ファンだそうで、それは、出だしの一吹きを聴けば解ります(^-^)

「マイケルの音楽は高い壁。その壁に挑戦するのがとても楽しかった」
と松沼氏。
丁寧な愛のある演奏はたとえ彼の声が入ってなくても素敵です。http://www.emimusic.jp/st/thisisbrass/

前向きな気持ち

2011年6月9日(木) ブログ
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「まだ、元のようには動かないんですけど…」
2月に指の腱を切断、手のひらを切り開いて、縮んだ腱を伸ばし接合、という大怪我をされたKさんが 今日から復帰。
「レース展のは出来そうにないけど…」
と、早くも来年の[布と糸でつくる夢展]に向けての作品のアイデアを物色。
しばらくして
「これにしようと思います…」
手にしてこられた写真を見て、私はびっくり!
緑がいっぱい、素敵なテーブルがしつらえられたイングリッシュ・ガーデンの写真。
正直、この手の写真を絵キルトにするのは、絵本を拡大コピーして、下絵にするよりも とても難しいです。

そういえば、数年前もこういう写真から作品を作られたKさん。
「久しぶりに出してきて眺めてたら やっぱりいいなあ、と思って…」と。
そうですね。
こうしたらいいかな?ああしたほうがいいかな?と四苦八苦しながら、沢山の刺繍もしながら手間暇かけた作品は やっぱり充実感のある、人の心に残る作品になりますよね。

まだ、不自由なはずの手の事にも拘らず、前向きなKさんがとっても嬉しかったのです。

さて、そうとは違って[キット]にするのですから、そう複雑にはできませんが、この[雨の日には]のリニューアル版、ずいぶん時間がかかってしまいました。
比較的刺繍が多いから?
でも、その刺繍が楽しかったです。

実は、心の中の心配事がちょっと晴れた今日。
昨日までの気持ちは嘘みたいにとんで、時ならぬ風邪?気味であろうと、歳ならぬハイヒール疲れで膝が痛かろうと、すっかり元気になって、えぃっと、雨のビーズまでつけてしまいましたよ(^-^)

展示会

2011年6月8日(水) ブログ
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今日、明日と、大阪でいろいろなメーカーの展示発注会があるようです。
有輪さん、ダイワボウさん、ハマナカさん、その他いろいろ…。

でも、私はいつものように有輪さんだけです。
歩き回るのはシンドイし、他のメーカーのは卸屋さんの紐釦さんから欲しいのを少し買うだけで充分です。

早起きしたので10時には有輪さんの展示会場である[日本綿業会館]につきました。
この建物、いつ来てもレトロで素敵。
建て増しした新館の方であるのですが、今日は少し時間があったので正面玄関をパチり。
[重要文化財]って貼ってありましたよ。

さて、会場へ入ると、男性社員さんは皆、クールビズよろしく、新柄プリントで作った、涼しげなシャツ姿。
うちの店にはちょっと大胆すぎるので遠慮。
違う幾つかの布を注文しました。
なかなか探している、白い絡み織り布はみつからず…。

カットワークのレース

2011年6月7日(火) ブログ
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なんだかんだ言っている間に[リネン&レース展]まで、あと2週間となり、皆焦ってきました。

ところでレースにもいろいろな種類があり、主に買っている白〜ベージュまでの色もいろいろあります。

優雅なチュールレース、編んだような感じのトーションレースやフィレレース…。

でも、どうしても一番好きなのは、真っ白のコットンの…穴が開いてて、刺繍でトリミングしてある…いわゆるカットワークのレースです。
ちょっとノスタルジックで清潔感があって…。
特に私はシンプルなものをみつけると買ってしまい、キットに使いたいのです。

そんな訳で、れいの[オーガンジーのふわふわカフェ・カーテン]にも使いましたよ。

今日やっと[ふんわりカフェ・カーテン]2種類、アップしましたので見て下さいね。
[その他]のところです。

ブルーの生地

2011年6月6日(月) ブログ
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梅雨の中休み。
カラッとして気持ちいい風…。

盛りだくさんだった先週までをなんとか無事に終え、今日からうちの[リネン&レース展]に向け、まっしぐらです。
(頭の上のたんこぶ)だった新作キットの下絵も夕べ決定。
(さあ、かかるぞ!)

でも、その前に、そのまま放ってしまっていた、(作品展用の作品)に使った切れ端布を種類別に収納しておかないと…。
そんなことをしながら
(なぜ、こんなに嬉しいんだろう?)
期限付きのものが重なっている時はあんなに(シンドイ)と思うのに、もうキルトなんて幾つも幾つも作ったのに…。
あいもかわらず 新しい作品にとりかかる時はワクワクo(^-^)o心楽しいのです。
新しい素材を使うならいっそう!です。

今度の作品の土台布には 最近みつけた、ブルーの先染め、小さな白い点々が織りこんであります。
白い襟のついた少女のワンピースにしたら素敵だろうな、という生地。
それを贅沢にも(空)に使います(^O^)

土曜日の新聞に、99歳の名医、日野原重明さんが
「外的な欲望の量ではなく、内的な心の幸福感こそが重要な意義を持つ」
「幸福感こそが人間にとって最も大切なものだと私は思います」
と、書いておられました。
本当に、本当に、と思います。

6月…

2011年6月5日(日) ブログ
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「あのね、先生。テレビを観て、ゆう風舎のホームページに来て下さった人は、きっと先生の作る作品のファンなんだから、マイケルの話題はしばらく止めておいたほうがいいよ」
と、進言してくれたのは、もう一人のマイケル・ファンのIさん。

「そうかなー?」
Iさんの言うことだけに、そうかもしれない、としばらく我慢していたのですが…。

でも、でも…。
今年もとうとう6月になってしまったんですもの。
テレビや新聞ではさっぱり判りませんが 世界のあちこちで追悼の何かがいろいろあるのです。
アメリカでは、彼の作った音楽の素晴らしさを大人から子どもにまで解ってもらおうと、オーケストラと歌手によるコンサートが企画されていて。
日本でも、なんと彼の曲をブラスバンド用にアレンジしたもののCDが発売されます。
ネットでチラッと聴きましたが、なかなかこれがイイのです。
その他、本も又、何冊か出版されます。

ところで、今のうちのカフェに並べてあるのは 逆に6月生まれの人に関したものばかり。
アンネ・フランク、オードリー・ヘプバーン、絵本作家のセンダックさん、アイリーン・ハースさん。
エリック・カールさんにいたっては、マイケルの亡くなった25日に生まれてられます。

雨は多いけど、なーんだか特別の月…。
特に白い花がきれいな月。
今年は アーチの白バラも、珍しく沢山咲いています。

アレンジ

2011年6月4日(土) ブログ
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(あれ?どこかで見たような?)
(でも、なんだか違うような…)

ゆう風舎のキットを次々に買って下さるNさん。
決してそのままでは作られません。
長年、楽しんでアップリケ・キルトをしてこられたNさんには、確かな(ご自分に合ったアップリケの仕方)をお持ちなのです。

元々、私はホビーラホビーレのキットをしてみて、キルト綿と合わせた土台布にアップリケや刺繍をすると
(あ〜なるほど)
と、とてもしやすかったので、以来そうしているのですがNさんは違います。
シーチング等の土台布にまずはアップリケ、ししゅう。
ビーズがあればビーズ付けも…。
そして、すべてをつなぎあわせたトップの下にキルト綿をしき(裏布もだったっけ?)、落としキルトやその他いろいろなキルト線を描いてキルトしていかれるという方法です。
私のやり方より、ずいぶん手間暇がかかる方法だと思います。
私より少し年上のNさん、やっぱりこの方法が一番お好きなのです。
そして
「部屋の壁に飾りたいから」
と全体の大きさを考え、賑やかな街の風景がお気に入りとすると、一つ一つのお店はうんと小さく…。
それで、ご覧の写真のように可愛い、ミニチュアキルトみたいなパーツが(^O^)
しかも、所々、Nさん独自の工夫があって…。
「ワー!かわい〜!」
と、思わず周囲の人に見せに回りました。

キットの見本の通りにされてないと嫌じゃないかって?
とーんでもない!
私のキットを楽しんで、自分なりのアレンジをされるなんて素晴らしいと思います。
工作の時間の子ども達の目の輝きを思い出します。

さて、大阪は阿倍野にお住まいのNさん。
ゆう風舎の作品展だけでなく、大丸のワンディ・レッスンにも必ずかけつけて下さいます。
でも課題の作品は
「又、家でゆっくりやります」
と、今制作中のアップリケを持参、相談をもちかけて下さいます。

てきぱき、ユニーク、個性を持った、とっても素敵な先輩です(^-^)

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