リネンとレースで

2017年5月16日(火) ブログ
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雑草と同居しながら、の我が家の庭にも白い花が一斉に咲き始めました。
 
山際の空き地には薄緑に映える美しいパープル、野アザミが二輪(^-^)
寒くなく、暑くなく、なんとも気持ちの良い季節です。
(内外の社会情勢は逆ながら…)
 
もう一つ…やっぱり一年に一度の【作品展】への取り組みを終え、なんとも言えない解放感に包まれるからでしょうか。
 
ところが「ダレる」?暇もなく次への取り組みが始まるのがまた、イイところです。
 
皆さん、もう6月末に始まる【リネン&レース展】に向けて始動しておられます。
 
私もキット第一弾、新しいオーガンジーのがカフェ・カーテン制作中。
 
カラーコピーは 作品展で半立体的な子供たちの表現が 絶賛されたKさんの次作の原画。
 
さて、この絵がどんな風にレースやリネンでアレンジされていくのか楽しみにしていて下さいね。

マハさんの本

2017年5月15日(月) ブログ
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とてもよく出来た構成で、ピカソが当時恋人だったドラ・マールと暮らしながら問題作【ゲルニカ】を制作し、そしてどうなったかを描く20世紀パートと、2001年、同時多発テロが起きたニューヨークのMoMAでキュレーターとして活躍する八神遥子の行動を描く21世紀パートが交互に1章ずつになっているので毎日ワクワクしながらも ほんの数ページ、1章ずつ読んでいたのですが、いよいよ佳境に入る最後の方になるとそうも出来ず、休みの昨日、一気に読んでしまいました。
 
原田マハさんの【暗幕のゲルニカ】
 
あ〜面白かった❣️
 
マハさんの才能と学習と経験からのスケールの大きい創作力に感服しました。
 
まるでそこにいたみたい(^^;;
 
そしていつの世にもどこの国にもどうしようもない独裁者が生じるのだなあ、と暗澹たる思いがしました。
 
ピカソやその時代のスペインの人を苦しめたフランコ将軍。
それを後押ししていたヒトラーやムッソリーニ。
 
史上初めて本国が爆撃された事から「大量破壊兵器」を所持しているからという理由でイラクに軍事行動を起こしたアメリカ政府。
 
【ゲルニカ】という芸術を反戦の象徴として命をかけて行動する人々。
 
まったく何の力もないながら一人の人間として
(どうしたら戦争が起きないようにできるだろう?)
と日々心を悩ませている身にとってはとても勇気や示唆をいただいた気がします。
 
 

1949年

2017年5月13日(土) ブログ
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今日から絵本図書館、再開です。
 
ゆう風舎の絵本図書館といえば、何か〈テーマ〉に沿って展示してあるのが特徴。
 
さて今回のテーマは?
作品展後半から夜になるといろいろ調べものをしながら準備していたつれあいにすぐに聞かず、見て考えてみよう、と思いましたが…
 
うーむ。
やたら「いせひでこ」さんの絵本が並んでいるなあ。
で、「市川里美」さんの絵本も多いし。
 
なぜかその横には「村上春樹」氏による翻訳絵本が…
 
(日本人特集?うーん、そうでもないみたいだし…わからなーい!)
 
聞くと…
 
最初は毎年のように今の季節、五月生まれの作家さん関係のを並べようか、と思って五月生まれのいせひでこさんや犬の絵本で有名な「北山葉子」さんの事を調べていると、お二人は同じく1949年生まれということが判明。
 
(もっと他には?)
と調べていくと、
「永田 萌」さん、【オーシャンワールド】の「ピーター・シス」さん、翻訳では前述の村上氏とか「青山 南」さんとか…。
 
分野は違うけど、私にはお馴染みの尊敬する小出裕章さんや憲法学者の小林節さん。
 
太平洋戦争が終わって4年後の1949年。
もっともっとたくさん、活躍されている方がおられることでしょう。
 
とにかく、今、ゆう風舎の絵本図書館にはいせひでこさんや市川里美さんの絵本がたっぷり(^^;;

2017 初夏の大丸ワンディ・レッスン

2017年5月12日(金) お知らせ

季節は巡り・・今年ももう「初夏」と呼ばれる季節になりました。
皆さんと 直接出会え、一緒に「ちくちく」を楽しめる大丸神戸店の[ワンディ・レッスン]、どんなものがいいかなあ?と考えました。

短時間で出来るものなら「ぬいぐるみ」もいいかなあ?と思ったのですが、やはり「小さな絵キルト」を選びました。

場面は大好きな「カフェ」。それも風を感じながら身体を休め、お茶をいただく「オープンカフェ」。
大好きなワンピを着て、大好きなスィーツとカフェオレ。
気分はパリのサンジェルマン辺りかな?

30cm×30cmの小さな画面に プリント布、リネン、ワックスコード、ビーズ、リボンを使っておシャレな場面を作ってみました。

さて、この春から本館地下2階にひっこしされた手芸用品売り場。
しばらくはちょっと狭く、レッスンもごく少人数で?と思っていましたが店長さんの計らいで従来と同じ広さのコミュニティルーム(アネックス10階です)を借りて下さり、又皆様にお目にかかれます。

ご多忙中の中、わざわざ参加して下さる方のために今回もスペシャルサービス!
〇下絵写し済み
〇パーツ裁断済み
〇しつけ、済み
です!
おシャレなオーニングのスカラップのミシンも(^^)

お馴染みの方も 初めての方もどうぞ気楽に参加してくださいね。

2017.5.31(水) 12:30~16:00
大丸神戸店 アネックス10Fコミュニティルーム
※受付は12:00より本館地下2階手芸用品売り場にて(コミュニティルームには皆さんで)

課題  「Cafe’でひとやすみ」
参加費  ¥5400(キット代金¥3240+講習費¥2160)
     *フレームやバッグキットは別売りです。
持ち物  裁縫道具

※尚、お申し込みは5月17日a.m10:00からになっております。
直接大丸神戸店へお電話お願いします。078-331-8121(代表)担当手芸用品売り場、澤島・井川

※本館地下2階手芸用品売り場にて特設ワンディ・ショップ「ゆう風舎」あり、です。
なかなか相生までいらっしゃれない方は ぜひ覗いてみてくださいね。

カラー・リネン

2017年5月11日(木) ブログ
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最終日、片付けに駆けつけてくれたIkさんが「あっという間に終わってしまいましたね!」
と ため息をついて下さっていましたが、本当にIkさんも私も皆さんも必死に追い込みしてましたから 終わるとなんだか感慨深いものがあります。
でも毎年ながら季節は夏に向かって移ろいます。

(ちょっと梅雨の走りかな?)
と思う雨混じりの空気の中、うちのアーチの木香薔薇も可憐な白い花を咲かせました。

と、いうことは虫の季節。
つれあいの頭の痛い季節です(^^;;

そして【リネン&レース展】に向けて作る季節。

レースはまだなのですが、夏服にしたいようなカラー・リネンがいくつか届きました^_^

私も【リネン&レース展】に向けて3作くらい予定していますが、オーガンジーのカフェ・カーテンのアイデアが決まり、ウキウキしています^_^

このウキウキ、があるから…
ありがたいのですね。

嬉しい言葉

2017年5月8日(月) ブログ
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ずーっとずーっと目標にしてきた今年の【布と糸でつくる夢展】もとうとう明日一日を残すだけになりました。

今日も目の覚めるような晴天で。
空の青。
葉っぱの緑。
花の白。
皆さんの笑顔…。

季節は過ぎ行くもの、と解っていてもなんとも惜しい気持ちがします。

若い頃と違って、ケーキを作るのも、立ってコーヒーを淹れたり接客をするのもすぐに疲れてしまう歳になってしまいましたが その分、スタッフさんがとってもよく頑張ってくれて(^^;;(^^;;

そして今日もとても心が軽くなるような言葉をいただきました。

初日にもお母様と坊やと赤ちゃんと来て下さったお馴染みの可愛いママさん。
今日はスリングの中の赤ちゃんだけ連れて、
「やっと連休が終わったので 私の《癒し》に来ました(^^;;」

「昨日、ここを訪れた友達からばばばってラインが入って!」
と、初めて来て下さったお客様。

そして以前に お孫さんのためにベビーキルト【ブルードリーム】を作って下さった方。
「柔らかいいい布が使ってあるのか、他のだと嫌がるのに 自然に受けてくれました」
って…(((o(*゚▽゚*)o)))♡

元気百倍❣️

さて、今日の写真は 麻紐で丹念に細編みしたMさんのバッグとお馴染み「ミシン隊」でバッグ作りの得意な(ドールハウスも!)Tさんが作った旦那様のお弁当バッグ。
小さな小さなおにぎりの刺繍がなんともユーモラス(^^;;

そして一番(新米)のYさん。
早くアップリケに慣れよう、と私のキットを二つも作って下さいました。

熊谷守一展

2017年5月4日(木) ブログ
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作品展の中休みは 阪急[御影駅]近くの[香雪美術館]を訪ねるのが恒例になってきました。

圧倒的な大木の連なる庭園の緑を求めて。
風雅なお庭の中を行く美術館の静けさを求めて。
そして一人の画家の生き方を知るために。

満喫してきました。
ありがたいなあ、と思います。
中休みだからと言って 体力回復のために家で寝ていなくてはならないことにはまだなっていないこと、とか(^^;;

今年は明治、大正、昭和を生きた洋画家、熊谷守一さん。

特に興味を持っていた訳ではないのですが、やはりその人となり、生涯、作品を改めてじっくり観る機会を貰うと、又物凄く心に響くものがありました。

文化勲章も勲三等の授与も辞退したという熊谷さん。
その飄々とした、何物にも捉われない作風の画、書、焼き物…

激動の時代に生きながら お金にも名誉にも興味が無く、「こうしなければいけない」という概念からも自由で。

何より、あの独特の作風を生み出したのは70も80も過ぎてからなんだなあ、と判り(97歳まで生きられました)なんだかとてもゆったりした気持ちになりました。

みんな未だ未だこれからかも(^^;;

大切な人を見送って、区切りとなるような大作を作ったIさんも。

神戸にあるかも?と思わせるオシャレな【カフェ】を作ったTさんも。

とにかく人と比べるのではなくて、自分にしかできないことを作り出して行くことで、他人の良さが余計に判るのですよね。

First of May

2017年5月1日(月) ブログ
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いよいよ5月。

[First of May]
なんど巡ってきても いいなあ、好きです。

ビージーズの曲も何度聴いてもステキ(*´꒳`*)

作品展のBGMとして、マイケルのバラードを中心に編集した中にこれを入れています。

曲にピッタリの、グリーンの美しい季節、毎年作品展に必ず来て下さるお客様。
何人かは
「又、レース展を楽しみに、来ます」
と、言って帰られます(^^;;

そう言わずにフツーの時もぜひいらして下さい(^^;;

イベントの時と違った、落ち着いた絵本図書館とかカフェとかそれは又いいものなんですよ(^^;;

写真は昨日の「ガーリーゾーン」の向かい側。

グリーンが爽やかな芝生を想わせるItさんのパッチワークに Nさんのショルダーバッグ、Tさんのドールハウス《Cafe’》、そしてIsさんのスタイリッシュな《バービーコレクション》が並んでいます。

窓辺は若さが際立ちます。
ご自分の結婚式のために 生まれて初めて作った絵キルトのウェルカムボードはFさん。

そしてゆう風舎にある3種類の布をうまく組み合わせて爽やかなカフェカーテンを作ったのはNさん。

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