30周年によせて…
30年前のちょうど今頃。
開店してから2週間余り経った頃、3人のお客様がみえました。
3人共、相生駅の北側の住宅地にお住まいとかで
「こんな所にこんなお店が出来た」
ことを喜んで下さり、
「(その頃流行っていた)アメリカン・カントリーじゃなく、ヨーロッパの感じなのね」
とおっしゃっていました。(東京弁に驚いたのですが実際お一人の方は長く東京におられたよう)
その中に1番若く、ミディアム丈の髪にカチューシャをした美人がおられました。
それがIさんとの出会いです。
当時ショップにしていた図書館の下側の壁にまだ何もキット作品が無かったので数年前に作って、[non-no手芸大賞]でグランプリをいただいた絵キルトを貼っていたのですが それを見て
「これ知ってる!」と・・・。
まさかこんな所でご存じの方がおられるとは思ってもいず、その時は
(ホントかなあ?)
と思っていましたが 「本当だ」ということは後々よく解りました、というのもIさんは(知らないことがないのでは?)と思うくらい博学なのと 私とは一つ違いの同世代で興味のあることもよく似ていたのです。
それから30年・・・。
正直、かなりの波乱万丈な年月にはらはらしながら ただ見守ってきましたが、Iさんはいつも明るく前向きで・・・。
そんなIさんがゆう風舎の30周年!ということで作られたのがこの曼荼羅を思わせる作品です。
彼女の30年間に制作した一つ一つの作品のエキスがギュッと詰まったタピスリー。
来週木曜日からの作品展でぜひご覧ください。

[陽ざしの中で]のリニューアル版、ほぼほぼ出来てきました。
いつもニコニコ穏やかで…「陽だまり」のような人だなあ、といつも思います。
お嬢さんの晴れの日のために 頑張ってウェディング・ボードを完成されたInさん。
[夕焼け]と題されたこの作品。
いつも自信無いように言われますが、Oさんの作品は やっぱりOさん独特の「味」と「良さ」があります。
[陽ざしの中で]のリニューアル版、やっぱりコロッと変えました。
創立30周年ということで 創立間もない頃に作ったキット作品のリニューアル版を少し並べたいな、と思っています。
[布と糸でつくる夢展]に向けて だんだん作品が出来上がってきました。
桜満開、春爛漫、お天気もサイコーですね。



