和訳
とうとう、見つけました。
初版1992年、そして去年再版されたM.Jの詩と散文と写真集である[DANCING THE DREAM]。
あるファンサイトで、丁寧に和訳してあるのを 偶然みつけたのです。
英語の堪能な女の方?
訳のわからない直訳ではなくて、(なるほど)と、よく解る、ちゃんとした訳だと思います。
沢山のページがありますが 全てプリントアウトしました。
買って以来、少しずつでも辞書をひきひき、読もうとしていた私。
(もう努力しないだろうな)
と、ちょっぴり複雑な気持ちながら、でもやっぱり、彼の思っていた事を正確に判りたかったのて゛、早速読んでみましたが…。
出るのはため息ばかり…。
こう言いますと、ファンだから当然、恋する乙女のように魅力に浸っているように思われそうですが、どうも、そういうものとも違います。
時には「僕は…」と自分の日常生活で感じた事が書かれていたり、韻をふんだ詩になっていたり、「ある晩、赤ん坊の魚が…」というふうにお話になっていたり。
あんな華やかな世界にいた人とはとても思えない、思索的で哲学的で、内省的な、深い内容に戸惑うくらいです。
時間の許す時に ぜひ読んでみて下さい。
今日の最後のお客様。
若い女性お二人のうちのお一人が オルゴールを聴いて
「この曲の名前は何ですか?」
と尋ねて下さいました。
どこかで聴いて、とても好きだと思われたようでした。
それは[THE LOST CHILDREN]という歌。
生前最後のアルバム[インヴィンシブル]に入っています。
行方不明の子を探す歌ではなくて、むしろ、自分の居場所を探して街等をたむろする子供達、親の愛を知らない子供達の事を考えよう、という、(水谷先生夜回り先生)みたいな曲です。