明日、最終日です

2011年5月9日(月) ブログ
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三角錐のロートのように、年明けからずーーと、作品展に向けていろんなことを皆で頑張ってきましたが、今年2011年の[布と糸でつくる夢]展も、いよいよ明日で終わります。
今日も帰りぎわにスタッフNyaさんが
「早いですね、せんせ」
と、つくづく…。

いつも次のことに、っと前のめりになりがちな私、今夜は一人一人が精魂こめて作った作品をじっくり見納めです。

ところで、古くからのキルト仲間も、観に来てくれた元同僚の先輩先生方も、どんどんお孫さんに恵まれてきておられます。
この可愛らしいキルトの作者Mさんも、三人息子の中のご長男が昨年、ご結婚。
あれよあれよというまに初孫誕生。
たちまち見る目が大きく変化。
ベビー物を見るとなんでもかんでも「かわいい!」を連発。
(前からあったんですケド…)

そんなMさんに、私が世界で一番、赤ちゃんの絵が上手!と信じる、いわさきちひろさんの画集を見せ、思わず頬が緩んでしまう様々な赤ちゃんの姿態を描いたデッサンをシンプル刺繍、合わせて可愛い小物のアップリケでキルトを作っては?と提案すると、すっかり喜んで作られました。
モチーフ一つ一つにキルト綿をしいて刺繍やアップリケ、最後につなげる、というやり方です。

歯科衛生士として、又、若くして病気で亡くなった旦那様の代わりに一家の大黒柱として、忙しい毎日を送るMさんにとっては 小さめのキルトを作るのもなかなか大変だったのですが、お孫さんの笑顔がきっと後押ししたんでしょうね。
ギリギリに、でも、素敵に出来上がったんですよ(^-^)

優しい店長さん

2011年5月8日(日) ブログ
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大丸神戸店のアネックス7階手芸用品売り場でお世話になってから、もうかれこれ11年にもなるのです。

お電話をいただいた後、手芸用品売り場に入っておられる[アンジェラス]の店長、Sさんと大丸の手芸用品売り場担当のIさんが、お二人でゆう風舎を訪ねて下さったのです。
(独身、やり手の女性Iさんはその後どんどん出世、今は7階全体のフロア・マネージャーになっておられますよ)

始めは迷いました。
光栄ではあるものの、デパートで売っていただくしんどさは、数年前の梅田阪急で経験していました。
丁寧な言葉で接していただいても、とにかく売り上げ至上主義、微笑むデパートマンの目の奥は笑ってない…。
でも、大丸で、ここまで続けさせてもらえたのは、勿論、昔からの旧居留地好き、元町好きもありますが、出向とはいえ、およそデパートマンらしくない、優しく、温厚なSさんの人柄にひかれた部分も大いにあります。

いつもニコニコ丸い笑顔のSさんをご存知の方も多いと思います。
店長さんがそういう感じなので 雇われておられるスタッフさんも全員、優しく親切。
手芸用品売り場はアネックスにあるので本館から 少し曲がって入っていかねば行けません。
残念ながらどなたにも通っていただけるメインの場所にあるわけではないのです。
その代わり、大きなデパートでありながら、親しみ易い、きめの細かい対応、まるで「おらが町の手芸屋さん」という感じで、しっかり顧客を持っておられます。

さて、先日、どうにかこうにか縫いあげた6月3日のワンディ・レッスン用のカフェカーテンの案内ハガキを作っていただくべく、画像をメールで送りました。
Sさんは返信メールで労をねぎらって下さり、
「ワンディ・レッスンも、NHKも楽しみにしています。失礼ながら、なんだか身内がテレビに出るようでワクワクします」
と、書いて下さっていました。
優しい人に出会えて私は幸せです(^-^)

げんきRiちゃん

2011年5月7日(土) ブログ
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今日、午後に来て下さった大人のお客様、少し騒がしくて申し訳ありませんでしたm(__)m

せっかく、ママお手製の、さわやかブルーチェックのお嬢様ワンピースを着せてもらいながら、あっちへこっちへ走り回っていた、元気な女の子…。
小学生だった卒業生の一粒だねですから、私にとっては孫みたいな感じ。
可愛くて仕方ありません。
頭の回転が早く、誰にも物怖じしない、おしゃべり好きは、いつかの彼女とそっくりです。

誰でも、その人なりの人生の荒波やさざ波は避けては通れないかもしれませんが、彼女と、小さな彼女と一緒なら大丈夫(^-^)。
来てくれる度にそんな風に思えます。

「5月26日にはハイビジョンで観ます。」
と言う、大きな彼女。
それだけはやめてほしいなあ(>_<)

ニットも素敵

2011年5月6日(金) ブログ
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ワンディ・レッスンの課題作品、ようやく出来ました。
(写真は又、次回しますね)
これでやっと、ホッ…。

作品展も昨日で後半戦に入ったのですが、バタバタがずーっと続いていたもので…。
やっと、やっと展示作品を落ち着いてご紹介…。
私はちっとも編まなくなったのに、ちゃんと、素敵なニット作品を、丁寧にコツコツ編んだ方達がおられます。
それも、今、流行りの(かんたんニット)ではなく、昔からの伝統的な編み物。
やっぱり(良いものは、良い)ですね。
この、アーガイルのマフラーもベストも、モチーフ編みのブランケットも、自分のだったらいいのにね(^O^)

作っています

2011年5月5日(木) ブログ
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開催中の[布と糸でつくる夢]展は、ゆう風舎にとって1年に1度のお祭りのようなものですから、はるばる来て下さった方とお話したり、
「この作品はやっぱりマイケルが大変でしたー…」
とか、説明したり、一緒に楽しい時間を過ごしたいところですが…。
なかなかそうも行きません。
私はあんまり会場にいないのです。
朝は勿論キッチンでケーキ作り。
カフェがあっぷあっぷ状態の時はお皿洗いにもいきますが、一番辛いのは、[次の仕事]にかからなければならないことです。
やっと作品展にこぎつけた、さあ、楽しもう、とはなかなかいかないのは こういう仕事では仕方ないことですね。

コーヒーを入れながら 連れ合いの頭の中は[リネン&レース展]のアイデア詰めがあるでしょうし、私はちょっとでも時間があれば6月にある大丸神戸店でのワンディ・レッスンの課題作品を縫っています。
手芸売り場から出されるハガキ用の写真が急がれるからです。

夜はちょっとフラフラ、普段から汚なめの針目がよけい汚くなってしまいましたがご容赦を…。
こちらもNHKの番組にあわせてオーガンジーにレースとリネンをアップリケしたカフェカーテンにしました。
ただNHKの分は花びら等が細かくてワンディ・レッスン向きではないので もう少ししやすいものにしました。
早く完成させないと…。
今日の[BOSS]は諦めます(T_T)

ともだち

2011年5月3日(火) ブログ
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(自分を主張しない人)というタイプの人がいます。

父親、母親、兄と、賑やか人間の家で育った私は、反動でどうもそういうタイプの人と仲良くなります。
一生のパートナーしかり、高校時代からの親友T、しかり…。

二人に共通するのは一見無口。おとなしタイプ。
でも、実はめちゃめちゃユーモア豊富、話題も豊富。
さしずめ、私は(掘り起こし)の名人かも?

そんな彼女が実姉と息子を伴って、今日やってきてくれました。
滋賀県から電車とバスに乗り継ぎ、お昼もちゃんと用意して…。
事前に判っていたので、迎えに行くこと、お昼ご飯も何か用意する事を提案したのですが、却下されました。

ときどき、思います。
車窓から見える景色。
すぐ目の前の草も木も家並みも忙しく飛び去っていきますよね?
でも、ずっと遠く見える山や海や雲はゆったりゆっくり流れて…。
どうしても、昔からの知り合いは遠くの景色のように、急がなくてもゆったり、あまり構わず待っててくれるような…。
そんな気がしてずいぶんご無沙汰してしまう私でした。
この間の、友達の電話以来、(それではダメだ)と、つくづく反省するこの頃です。

遅くに出来た息子のために、今は母親業に撤している彼女が
(元々、器用でホビーラホビーレにも勤めていました)
私のために縫ってきてくれたなべつかみ達…。

こどもソーイングポシェ

2011年5月2日(月) ブログ
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今日は[First Of May]らしい爽やかな陽気。
お天気に関係なく来て下さるお客様も多いですが、やはりどうせならこんな日だとこちらもホッとします。
店内をゆっくりご覧のお祖母さまを待って 上品なお祖父様とお孫さんが楽しそうに話しながら待っていて下さったりなんかすると よけいそう思います。
幼いお孫さんの話しかけに、同じ目線でユーモアたっぷりに受け答えされるとっても素敵なお祖父様。
お祖母さまは?というと、店内で可愛い布やキットを丁寧に物色中。
そんな店内の棚の上に写真のような雑誌が置いてあります。
ヴォーグ社の[こどもソーイングポシェ]。
人気のソーイング雑誌[ソーイングポシェ]のスペシャル版としての創刊号です。
その中に[Yu’s Palette第3弾]の特集ページを4ページに渡って載せてもらっています。
5月7日発売なので書店の店頭に並ぶのはもう少し後でしょうか?
ぜひ、チェックしてみて下さいね。

今度はこのケーキです

2011年5月1日(日) ブログ
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スミマセン。
ブログを2日もサボってしまいました。

昨日、おとついとなかなか落ち着く時間がなかったことも確かですが 作品展の時は普段と違い、いろいろな方と会えて、いろいろな話をし、聞き、心が飽和状態になり、エピソードが多すぎて…。

2日目に来て下さった、昔からのお客様の ご病気を乗り越えて又手芸を頑張っておられること。
店の隅でそっと私の身体が空くのを待って、お祖母さま(長年、私の絵キルトのキットを作り続けて下さっていた)が昨年86歳で亡くなった事を涙をいっぱいためながら告げて下さった若い方…。
いつも、忙しい時に駆け付けてはパーー!と手伝って、帰っていく元気いっぱいの元同僚の彼女も高校生になった一人息子の事で悩んでいること…。

嬉しいこと、頼もしいこと、心配なこと…。
一つずつ、ゆっくり受け止めたいと思います。
ただ、少し(重)気味の気持ちが救われるように、昨日の朝日新聞の〈天声人語〉にこんな言葉が載っていました。
津波で家が流された漁師の被災者の方の言葉です。
「大事なのはやる気だべ。自然もすごいけど人間もすごいっちゃ。昔から何度も立ち上がってきた」…
あー、迷える若者たちが 早くその事に気がついてくれて元気に動き出してくれたら、と願います。

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