身近なマジック

2012年6月30日(土) ブログ
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入り口近くに展示したIさん作のニット風の上衣?とMさん作のストールです。
(夏だからノースリーブを着たい!でも冷房が効いてると…)
という時に2つとも重宝しますね。

ストールは有輪さんのオーガニックコットンローン。
薄くってとっても肌触りが気持ちいいのです。
その周りに、今年入荷のレースを数種類縫い付けると、まさしく(レースのマジック)
コットンの無地布が素敵な大判ストールに変身です。
昨日、早速、お客様にウケていましたよ(^_-)

Iさんのはより(マジック)です。
持って来られた時はびっくり、感心しました。

私なら、シンプルなワンピースの襟元にとじつけるのかな?と思う、襟型のレースや、
(花瓶しきかな?カーテンのアクセントに縫いつけてもいいかな?)
くらいしか思いつかないドイリーを、色の合ったものを集め、上手く組み合わせ…今流行りのニットみたいに仕上げてあるんですから。
アイデアにびっくりです。

ディスプレイ

2012年6月29日(金) ブログ
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梅雨の中休み。
レース展初日は、(ピッカリ)系のお天気に恵まれました。

連れ合いは、昨夜では出来上がらなかったディスプレイを今朝、なんとか格好をつけて…。

地元の新聞社の方が取材に来て下さるとのことでしたが、他の件が勃発。
延期になってしまいました。

観に来て下さるお客様の大半はご婦人方。
(日射しを和らげるカーテンを手作りしようかな?)
とか
(冷房よけのストールにつける素敵なレースはないかな?)
とか
(夏向きのキルトの作品は?)
とか、きっと探しに来て下さっているかもしれません。

なので、今年の絵本図書館としての〈テーマ〉がなんなのか?とか、(こちらのコーナーは何を表し、こちらに行くにしたがって、どんな雰囲気になっていただくように展示しているか?)だとかいうことは、たぶんほとんど気にされないかもしれません。

でも、でも、たとえば、小さな子どもたちや、子どもの心を持ち続けている大人の方が(ウワア!)と 目を輝かせてくれるようなディスプレイを目指して、毎年取り組んでいます。

これは、私の心の中にある、昔見たディズニーの映画。
王子様主宰の舞踏会に行くドレスもなく、がっかり諦めるシンデレラのために、ネズミさんや小鳥さんが力を合わせてドレスを縫ってあげるシーンをイメージ。
後で登場する魔法使いのお婆さんが魔法の杖を降って出現させたドレスは もっともっと豪華だけど…。

空中リボン

2012年6月28日(木) ブログ
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リネンとレースで[マジック]と言っても、作品ではそんな凝ったことも出来ず、なんとか展示方法で工夫します。

これは、隣のベッドの女の子が(ベッドタイム・ストーリー)によってお伽の国へイマジネーションを広げたつもり、お姫様のドレスを妖精が作っているようにしたいのですが…。

大変です。

だんだん無口になっていく彼…。

頑張れ〜。

来たー!

2012年6月27日(水) ブログ
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きっと、日本中のMJファンが、そう言い合ってるのでは?
織田裕二風に「来たー!」

ヴォーゲル氏渾身の著[Man in the Music]の和訳本、[マイケル・ジャクソン コンプリート・ワークス]

洋書の方は¥1890。
和訳の方は¥5040。
しめて¥6930。

全然、高くありません。
内容に比べれば!

しかも、今日来た方が一回り小さいです。(なので厚さは厚いですが)
なので、2つ持ってて正解です(^^;

ただ、ただ、今のところゆっくり読む時間がないのが残念。
なにせ、明後日からレース展ですものね(^_-)

(彼がどういう時に、どういう発想で、どんな願いを込めて、どんな風にして、誰と、その曲を作ったか?)
まるでバイブルのように、少しずつ少しずつ読んでいこうと思います。

助っ人

2012年6月26日(火) ブログ
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哀しみモードを切り替えて、準備、準備、です。

絵本図書館は、連れ合いの手によって、どんどん[レース展会場]へと変化していっています。

大道具、小道具。
昔、買ってきたアンティークレース。
絵本の一場面のポスター…。

でも、どうも…いつもより作品が少ないのです。
なにせ、いつも出品してくださっていた方、何人かが無理でした。

そこで…!
何年か前に出品してもらったKさんのホワイトキルトを、もう一度出して下さるようにお願いしました。

丹念にトラプントを施したベッドカバーサイズの見事なホワイトキルト…。
いつの時代にも、どんなテーマにも、存在感を放ってくれる素晴らしい作品ですね。

3回目の

2012年6月25日(月) ブログ
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今日はマイケルの命日。
「何かイベント、あるんですか?」
と、若いスタッフが聞いてくれますが、何もありません。
ただ、今日は年甲斐もなく、彼の姿を刷り込んだTシャツを着て過ごします。
去年も、おととしも着て…3回目です。

朝一に、久しぶりのIさんからメールをいただきました。
亡くなったNさんの姿が浮かぶようなメールなので、少し紹介させていただきます。

「…略…昨日の先生のブログを拝見して驚きました Nさん、亡くなられたのですね… 7年間の闘病生活だったのですね 私はNさんが久保川医院で看護婦さんをなされた時に何度か手当てをして頂いた事があったのですが本当に優しい人柄で、触って頂くNさんの手もふわっとふくよかな暖かい手でした そして声がとても軽やかで私はそんなNさん好きでした なのでゆう風舎でパッチワークされてると知った時はびっくりしました。
お話は直接した事はなかったですが
先生、どうして優しい人は早く亡くなられるのでしょうかね 二年位前にイオンでも娘さんやお孫さんと買い物にいらしてる姿を お見かけしました
優しいだけでなくもちろん強い精神をお持ちであったと思いますが Nさんは見かけだけじゃなく 本当に心の底から優しい人であったじゃなかろうかと 私は思ってます…略…」

そんな中でも日常は淡々と続いていきます。

水曜日に展示するための準備。
今日は(お姫様ドレス)の仕上げです。
〈アクセサリー・レース〉というレースに、キラキラのラインストーンをつけましたよ。

感謝

2012年6月24日(日) ブログ
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ゆう風舎の創立当時から、ずーーと。
一緒に歴史を作ってきてくれたNさんが、おととい亡くなりました。

約7年間の闘病でした。

ベテランの看護師さん、優しく朗らか、温かい人柄に、今まで私はどんなに助けてもらったでしょう。

義母の病気の時も、父が入院した時も、母が倒れた時も、連れ合いや自分のちょっとした不調の時も、他の方の病気の心配事も…いったいどれだけNさんに相談に乗ってもらったことでしょう?
何度も何度も、なんでもかんでも…。

いつもいつも変わらない、どっしり落ち着いた笑顔にどれだけ助けられてきたでしょう。

その人がまさか逝ってしまう、なんて想像だにしませんでした。

技術にとらわれない、人柄そのままの温かいキルトを作り続けていたNさん。

一緒によく絵本を見にきてくれていたお嬢さんが選んでくれたのでしょうか?

遺影も、告別式でかかっていた4枚の写真のうちの3枚も、5年前に[個展]をしてもらった時の、ゆう風舎での写真でした。
恐縮します。

どんなに私たちが感謝しているか?
Nさんに伝わったでしょうか?

「体調が良くなったら、又通いたい」
と、言って下さった言葉を一生の励みとして生きていきます。

3人、出来ました。

2012年6月22日(金) ブログ
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[リネン&レース展]ディスプレイ用の妖精さん、出来上がりました。
一応3人です。

今回は、この(ほっそり)3人さんががんばりますが、今までに作った(ぽっちゃり)さんもレースの服姿で登場して、脇を固める予定です。

仕事柄、とはいえ、何体も何体もお人形さんがあるのも大変(>_<) 普段、しまっとくのが…です。 なので、ときどき仕事をあげないと、ね?

オーガンジー効果

2012年6月21日(木) ブログ
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リネンといろいろなレース。
そしてオーガンジーもこの季節、どんどん存在感を増してきました。

去年あたりから、脇役から主役へと踊り出てきた感あり。

今年の皆さんの作品にも、カーテンの一部分や、透けるパッチワーク作品の裏地として、等々、使われています。

写真はKさんの作品。
いわゆる[キモカワ]いもの好きのKさんが今回選んだのはジャーン!
ル・カインさんの絵本です。

なんで(ジャーン!)なのかというと、絵本の中でもル・カインさんの絵は、それこそ極細の糸で編み込まれた複雑繊細なレースのような絵でとても難解だからです。

で、Kさんは主題の絵、のまわりの装飾的なイラストの部分を選びました。

そして夏らしく、透けるタピスリーにするべく、キルト綿をはさまず、繊細な蔓草の刺繍を薄い生地に施す作業…大変だったようです。

薄いベージュの綿麻生地にベージュの刺繍、そして、より幻想的な画面にするために上からベージュのオーガンジーをかけます。

Kさんのイメージする世界がもう少しで出来上がりそうです。

海からの風

2012年6月20日(水) ブログ
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[レース&リネン展]を始めてから何年になるでしょうか?

リネンとレースの魅力を私達なりに伝えたく、そのためにいろいろな方たちの協力による作品を並べ、そして[絵本図書館]としてのテーマを毎年考えて、展示をしています。

とても綺麗で楽しい作業ですが、やはり、6月7月というと、毎年の[布と糸でつくる夢展]終了後まもない、という作業期間の短さがネックかもしれません。

それでも、いくら「レースは年中、魅力」と言っても、清々しいコットンレースの服とか、涼しい風をはらむ窓辺のカーテン、と言えば、やっぱり今の季節ですよね。

私にとって[レースのカーテン]のイメージの元、と言えば、学生時代に観たアンドリュー・ワイエスの絵[海からの風](写真)です。

父に誘われたんだったでしょうか?
京都国立近代美術館で初めて観たアンドリュー・ワイエスの絵に、私はすっかり魅了されました。

(静かな感動)というのでしょうか?
とにかく(シーン)とした絵でした。

アメリカのペンシルバニア州?メイン州?
広々と乾いた大地に立つ家や風景。
人物。
人物が描かれていなくても、人の気配が感じられます。

〈アメリカ〉という国の、違う印象に気づかされたのは、この時が初めかもしれません。
(もちろん、マイケルのことで再び、ね!)

この絵は油絵ではなくて、テンペラ、という技法です。
裾がほどけた古いレースのカーテン。
古い木枠の窓。
たぶんワイエス自身の家ではありませんね(彼はある程度、裕福な家庭に育ったみたいですから)
代表作[クリスティーナの世界]のクリスティーナの家でしょうか?
黒人雑役夫トム・クラークの家でしょうか?

風をはらむレースが克明に描いてあるだけで、(自然)や(環境)(暮らし)はたまた住んでいる人の(人となり)まで描かれているんですね。

もちろん、若かりし当時の私はそんなことまで感じたかどうか?とにかくその後もずっと好きな画家でした。

そして、ワイエスがやはり、辛い環境ながら懸命に生きる人(障害を持っていたり、貧しい黒人たち)を敬愛し、作品に昇華していたことを、ずっと後から知りました。

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