さいごの贈り物

2012年10月31日(水) ブログ
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「いいなあ…」

私より一つ下の若さで亡くなった旦那さまのお参りに伺って発する言葉ではありませんね。

とっても不謹慎ですよね。

私の拙いブログでは、そして彼女たちの29年間をご存知ない方たちに伝えるのはとっても無理ですが…。

心で想う〈幸せ〉の形もいろいろあるんだ、ということを、又一つ学びました。

(おまえ百まで、わしゃ九十九まで)寄り添えるのも幸せな夫婦の形。

信頼しあって助け合って生きてきた中での突然の別れでも、相手の努力を身をもって感じ、誇りを持てる。
愛に包まれていることをしっかり感じられる…しあわせ

もうすぐ、親戚の結婚式に出席する妻と息子のために注文されたという真珠のネクタイピンセットとイヤリング。

倒れられた日の朝に届いたそうです。

言うまでもなく、旦那さんがこの半年間に頑張ったことは〈物〉のことではありません。
でも、ちゃーんとこんな粋なプレゼントまで遺してたなんて…。

(この人と出逢えてヨカッタ)
と、思える心の幸せが、パールの輝きのように永遠に彼女を守ってくれると思えました。

準備中です

2012年10月30日(火) ブログ
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急に寒くなってきましたね。

あさってからは11月ですものね(゜_゜)

11月といえば…
ゆう風舎では早くもクリスマス・コレクション。

でも、スミマセン。
今年は(1日)からではなくて、1週間後、(8日)からスタートですよ。

今、クリスマス・ディスプレイのために、グッズ、キット作品共、急いで準備中です。

ちょっぴり早いクリスマス気分をみつけに、ぜひ又いらしてくださいね。

コンサートの合間

2012年10月28日(日) ブログ
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久々にマイケルネタです(^o^)(^o^)

ファンブログにこんな記事が載っていました。
〈サイーダ〉というのは女性歌手で、デュエットやコーラスをするために一緒にツアーしていたサイーダ・ギャレットさん。
なんと、超名曲[Man In The Mirror]の作者です。

〈カレン〉というのは専属メーキャップアーティストのカレン・フェイさん。

「サイーダのインタビューを読んでいたら 最後にこんなことを語っていました。
―彼と色々な国をツアーしていた時、彼がオフのとき何をしているのか私たちは知りませんでした。
彼が子ども病院や孤児院を訪問したその翌日の新聞を手にするまで私たちは彼が何をしていたのか知らなかったのです。
彼らが記事にして初めて、私たちは彼がしたことを知りました。
彼がしていたことに頭が下がります。
彼が亡くなるまで、そのことを知る人はあまりいませんでした。―

過去、カレンはこれについてこう語っていました。

―ワールドツアーに出ているとき、みんながレストランやクラブに行って楽しんでいるなかで、マイケルの喜びは、孤児院や病院を訪れることだったんです。
私はよく彼に同行しました。
彼が訪問する前に、仲間が施設に何を必要としているのか連絡を取っていました。
そして、彼がおもちゃやお菓子でいっぱいにした車で、私達は施設へと向かいました。
彼は、運動場をつくる手配をしたり、バスなど必要な乗り物を用意したり、手術が必要な子ども達のために、その高額な費用を負担したりしていたのです。
マイケルはそのことを話さなかったのでそれをシェアするのは難しかったのです―」

それで、私の今度の作品の中にコレを入れました。

車は…ただ単に私がクリーム色のシトロエンが好きなだけ。
今度のは人物が小さくて単純化しないと無理で、したがってマイケルだけ前回のようにリアルにするわけにもいかず…。

なので、連れ合いは
「(彼女へのプレゼントを積んだ)イカレポンチの人?」
って、ワザと言います(-ω-)

ハンカチにして!

2012年10月27日(土) ブログ
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私の店にもおかげさまで、ずっと変わらずときどきいらっしゃってはお茶を飲んで下さったり、布やキットを買っていって下さる、(お得意様)がいて下さいます。

Nさんもその一人。

若くてお洒落でいつも、マイケルの被りそうな帽子を被られ、気に入った布は大人買い。
たぶん、ミシンソーイングもパッチワークもお好きなんだろうと思います。
数年前から絵キルトのキットにも挑戦してくれています。

一粒だねのT君。
まだ若いお祖母ちゃんとママと3人で来てくれていた時は膝の上の赤ちゃん。
それが今やハンサムな小学生ですが、久しぶりにケーキを食べに来てくれました。(昔からうちのケーキを美味しがってくれます(^-^))

「布だいすき二人展に来たかったのですが、なかなか来れなくて…」
静かな口調で話してくれたNさんのお話にびっくり。

消防士をしておられる旦那さん。
前にも震災直後の東北へ赴かれ、待っているNさんは大変な心配を経験されたのですが、今回はなんと、姫路であった工場の爆発事故で大火傷を負われたそうです。

亡くなられた若い消防士さんもお知り合いだったらしく、身体にも心にも大きな傷を負われたのですね。

本当に消防士さんも大変な職業ですね。

T君にとっても辛い日々だったようで。

そんな大人たちの会話を聞くや聞かんや、ショップ内をうろうろしていたT君。
突然、手に取った布をママに示して
「これでハンカチ作って!」
と、強めの依頼。

(ありがとう(T_T)ケーキといい、布といい、T君はいい子だねぇ…)

T君が選んだのはもう残り少ないYu’sパレットの第2弾の総柄プリント。
グリーン地の〈around the tree〉でした。

この模様は、特に描くのに力が入り時間がかかったもの。

今やっと取りかかっている作品も、実はこの布のイメージを取り入れたくて…。

なので、T君が唐突に選んでくれたこと、なんだかとっても嬉しかったです。

マルシェのために

2012年10月26日(金) ブログ
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昨日のスタッフMさんのブログのように、大丸では10月31日から2週間、[大丸グランドフェスタ]と銘打っての全店あげてのスペシャル企画をするようです。

各階ですから、どのフロアも大変。
7階手芸用品売り場でも、頑張らないと!って感じで[KOBEホビーマルシェ]ってなったんでしょうね?

そこでコーナーをいただいていてお世話になっている各店も(何かサービス品等の協力を)とのことでした。

とは言っても、いつもながらとても手間隙かけたキットを安売りする気にもならず…。

カットクロスをいくつかと端切れの(SALE品)を置いていただきます。

特に初めて出品する[Yu’sパレット]の部分カットクロスは とってもレアで便利でお買い得ですよ。

[アンジェラス]さんではいつも並んでいるリバティタナローンとは別に、[リバティライフスタイルコレクション]といって、パッチワーク用に作られたシーチング生地のプリントが出たり、楽しそうですよ。

昨日のつづき

2012年10月25日(木) ブログ
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で、もって今日からマロンのケーキです。

スポンジ台にカスタードクリーム、生クリーム、マロン・ペーストと中身は同じでも、形は違うので(モンブラン)とは命名できません。

もちろん、あの細いニュルニュルが出てくる器具?は東急ハンズで買ってきて、一生懸命作っていた年もあるのですが…。
ちょっと大変。
あのニュルニュルからスムーズに出てくるようにするにはミキサーの後、裏ごしもしないといけません。

そして一つ一つ小さく切ったスポンジに山のように、崩れないように積んでいく…。

きれいにきれいに作られたモンブランは他の本格的なケーキ屋さんに任せて…。今年は断念します((^_^;)

ところで〈モンブラン〉というと、案外苦手と思う方も多いのです。

きっと、昔の甘い甘い、例えば〈タカラブネ〉の黄色い、大きなモンブラン(あれはサツマイモですよね?あれはあれで私は嬉しかったケド)を食べたイメージがあるからかも?

三ノ宮にもとっても美味しいモンブランを出す喫茶店があります。
あっさりしています。

ゆう風舎の〈マロンのケーキ〉も、あんまり甘くなくて栗の味が味わえ、きっとお口の中の幸せを感じてもらえると思いますよ(^-^)

マロン・ペーストのおはなし

2012年10月24日(水) ブログ
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義姉の嫁ぎ先の町には美味しい栗が出来るようで…毎年大きな立派な栗の実をいただきます。

その時はとりあえずすぐに冷凍庫へ。
栗に向き合うにはちょっとゆとりの時間がいります。

今日やっとマロン・ペーストを作りました。

もっと若い頃に知ったフランス製のマロン・ペーストの缶詰め。
渋皮も一緒に炊くのでしょうね。
マロンブラウンのなめらかなペースト。
神戸や京都の[明治屋]等、輸入食材を扱う店に立ち寄っては買ってきて大切そうに使ったものです。
値段もけっこうな物ですから。

でも、今思えばチと甘過ぎ…。

まさしく天然の栗を生から煮て作るペーストには勝てません。

ところが皆さんもご承知の通り、栗の皮を剥くのが一仕事です。

それでも必ず、
♪静かな、静かな 里の秋/おせどに木の実の落ちる夜は/ああ母さんとただ二人/栗の実煮てます囲炉裏ばた♪
と、歌いながら、
(実は戦争中の歌だから父さんは戦地に行ってて、それで母さんとただ二人なんだ、ってことを知ったのはずいぶん大人になってからだったナア)
とか、
(昔、ものの無い時代、山になる栗の実を煮るとこんなに美味しいのだから、きっと皮を剥く手間なんて気にせず、とっても貴重だったんだろうナア)
とか、毎年同じことを思いながら作業にかかります。

それでも試行錯誤。私なりにずいぶんラクに作れるようになりました。

まず、冷凍した栗をそのまんま、お湯の中に入れてしばらく茹でます。

ゆだったら半分に切って、剥きやすい物はナイフで剥き、そうでないものはスプーンでほじくります。
ペーストにするので粉々になった方がベターです。

再びお鍋に入れ、お砂糖とミルクで煮ます。

そしてミキサーでブィーン!

秋色の美味しそうなマロン・ペーストが出来上がり。
市販のものと違ってお砂糖が少なめなので(栗!)という味がするんです(^-^)

優しいピンク

2012年10月23日(火) ブログ
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このところ、キット組みに追われ、なかなかTさんに(ミシン隊)活躍をしてもらえなかったのですが…。

朝から
「こうこう、こんなの。こんな大きさで、ここがこうなってて…」
という、簡単な打ち合わせで、午後にはもうちゃんと出来上がり!

ダイワボウさんの優しい色合いの起毛チェックを手に入れてからずっと温めてきたバッグです。

[ルクア]のブティックでもっと厚手ウールでどっしりとしたバッグを見て頭にインプットしていました。

よくある形ですが、素材と持ち手と、ちょっとしたギャザーが効いていると思います。

そして、去年のボストンバッグと同じように、フェルトを使ってファスナー開きの外ポケットをつけてもらいました。

フェルトの、渋く優しいピンクが、咲きだしたシュウメイギクと同じ色で、これからの季節にピッタリのバッグになりました。

新作キット、アップしました

2012年10月22日(月) ブログ
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何やかやあるうちに、気がつけばもう秋本番。

しかも、毎年[ゆう風舎]のクリスマスシーズンは早めですから、もうほんのわずかな間…。

ディスプレイは秋色です。
初夏の[リネン&レース展]の時に大活躍した白やブルーの〈リーフガーランド〉、再び色を変えて登場です。
安価だし(¥150/m)使い方いろいろだし、お客様にも好評です。

さて、そのディスプレイの左下に映っているのが、出来立てホヤホヤの[森の中のブロカント]
ネットショップの[秋]のところにアップしましたのでチェックしてくださいね。

週刊朝日

2012年10月20日(土) ブログ
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「しゅーかんしんちょーはあした、はつばいでーす!」
女の子ののどかな声がして、谷内六郎さんの、これまたのどかな絵の表紙が画面に映ります。
この、谷内六郎さんの表紙が好きで うちの父はよく買っていました。
私も楽しみでした。

でもずっと新聞は朝日新聞でしたから[週刊朝日]もよく買っていて、子供ながら私も拾い読みしていたものです。

それが…。

最近のニュース。
どこからかの民家からどんどん遺体が出てくるニュースもビックリしますが、もっとビックリするのは、橋下大阪市長をめぐる[週刊朝日]の連載の問題です。

知れば知るほどビックリします。
「はぁっ?!」
って感じです。

戦後の教育全般や同和教育はいったい何やったん?って。
書いた人も書いた人ながらそれを堂々と載せた[週刊朝日]って!?

あるジャーナリストは
「先人たちが必死の思いで獲得してきた『言論の自由』を、逆に崩壊させる愚行だ」
と嘆いておられました。

どちらかと言えば反体制。
どちらかと言えば、弱い立場の人の側に立つ、という気がしたのでずっと朝日新聞を購読しているのですが、頭の中がグルグルします。

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