ランドセル

2019年1月18日(金) ブログ
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新年に入ったばっかり、とは言うものの、周りは新しいスタートの人達が多く、ザワザワし始めていますよ。
お孫さんが新入学、ということで素敵なランドセルをプレゼントされる(された)方もおられることと思います。

昔のと違って、軽くって色合いが素敵で…でもやっぱりとっても高価なのは今も昔も変わりませんね。

2013年4月に刊行されたこんな本があります。
写真集[ランドセルは海を越えて]
撮影も文も内堀タケシさんという方です。

ちょっと開けてみましょう。

「ぼくは、今アフガニスタンに向かっている。
日本で使われなくなったランドセルをアフガニスタンへ贈る活動を写真に残すためだ。

中略

ぼくの滞在中も、無人攻撃機が数多く空を飛び、機関銃の引き金に指をかけた兵士を乗せた装甲車が生活道路を走っていた。

生まれてから5歳になる前に死亡してしまう子どもが多く、子どもたちがあたりまえに成長することがむずかしい国だ。
それでも、ぼくが出会った人びとはとても元気だ。

戦争の中を生きてきた人びとは、「生きていること」の尊さを知っている。
命があるから苦しいことも楽しいことも実感できる。
だからこそ、人びとは生き生きとしている。

中略

学校は、未来へつながる希望だ。
勉強をすることで、文字を覚え、計算もできるようになる。

文字を読むことができれば、買ってきた薬をいつ、どのくらい飲めばいいのかがわかる。
そして、衛生的な暮らしをして家族を病気から守ることができる。

子どもたちは、学校に行く自分のことだけを考えているのではない。
まわりの人を助け、人の役に立ちたいと思っている。

まわりの人に助けられながら、自分の命があることを知っているからだ。

ぼくが子どものころ、こんなに真剣に
家族や将来のこと、そして命のことを考えたことはなかった。

きみは、どうですか?  」

うーん…